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刹那の王は独り嘆く  作者: 黒猫
最終決戦編
33/35

第33話 作戦の始動と副校長

大変長らくお待たせいたしました。まずはすいません。約1ヶ月ほど、リアルの為に休業しておりました。

ですが、再始動いたしました!

これから先、たまにリアルの影響で書けなくなることはありますが、必ず完結まで持って行かせますので、よろしくお願いします。

 誠失踪から1ヶ月が経ち、時はドラス奪還作戦当日となっていた。

その中、作戦に参加するスレイヤとパトラと大は教室に集まり、話をしていた。


「誠はまだ見つかってないらしいけど、ついにこの日が来たわね」


 真剣な眼差しでスレイヤが口を開くと、パトラはそれに頷き、


「そうだね……誠のことも心配だけど、ドラスちゃんも助けたいし……」


 と言った。2人とも助けたいのに助けられないもどかしさが、心の中を支配しているようだ。


「僕は、両方救いたいよ……ドラスさんのことも、失踪した誠のことも……」


 おっとりした大ですら、流石に当日となると緊張感を漂わせている。

 そんな3人が顔を強張らせている中、唐突に入ってきたのは、十文字先生ともう1人新しい先生だった。


 そして入ってきた十文字先生は、3人に会うと声を普段より低くして言った。


「これより、ドラス奪還作戦を行う。その前に、今回共に行ってくれる新たな先生を紹介する」


 そう言うと、十文字の隣にいた60代ほどと見受けられる男性が口を開いた。


「みなさん、私は副校長のクラルと申します。クラル副校長とお呼びください」


 そう彼が言った時、スレイヤとパトラには思い当たる節があった。それは、校長室でミラと話した時に隣にいた人だった。


 さらに、スレイヤはまじまじとクラルの顔を見た後に、少し顔をしかめたが、その後なんでもなかったような素振りを見せた。


 そんな少し不思議な雰囲気になった教室の中で、十文字先生は唐突に、


「それじゃあ気合いを入れるため円陣を組むぞ!」


 と言いながら肩を組ませた後、轟くような声で叫んだ。


「絶対にドラスを取り戻すぞ!」

「オーーーーーーーー」


 こうして、ついに作戦は決行された。




○○○○○○




 「作戦の概要としては、以前話した通りだがもう一度確認しておくぞ」


 校舎を出た後、作戦の概要を語り出したのは、他でもない十文字だった。


「まず始めにドラスの囚われている場所、ポイントXに向かうためには、アラスト学園の近くにある、魔物の森、通称『ヘル・ガウル』に向かう。

 

 道中には、魔王の手下である魔物が多く住まうので、危険だ。普段だったらだれも行かない場所だ」


 歩きながらそう言う十文字に向かって、パトラが尋ねた。


「それは例えば、ゴブリンなどですか?」


「あぁそうだ。そう言えばスレイヤとパトラは、魔物との遭遇経験があるのか。

 ただ、お前達は強くなった。模擬戦前の練習、模擬戦、そしてここ1ヶ月。今のお前達なら、渡り合えるかもしれないな」


 そう言われると、スレイヤとパトラは少しガッツポーズをした。それを見るクラルは、少し微笑んでいるように見えた。


 そんな中、大がふと言った。


「クラル副校長、副校長は何故スレイヤさんの方ばかり見ているのですか?」


 それは周りに居るスレイヤ以外の全員もそう感じていたらしく、皆の視線が一気にクラルの元へと集まった。

 

 クラルは、そんな中物怖じせずに堂々と言い放った。


「それは、スレイヤ君の顔を何処かで見たことがあったような気がしたからだ。それ以外に特に理由はない」


 聴衆(特に大とパトラ)は、スレイヤのルックスについて何か言うのかと思い期待していた為、少しがっかりしたような顔をしていた。


 ただ、一方でスレイヤはどこか怪訝な顔をしていた。だがそれについては、特に誰も触れることはなく、唐突に会話は途切れた。


 そして、歩く事1時間。5人は遂に、ヘル・ガウルと呼ばれる森に辿り着いた。先ほどまではあった余裕も、今では完全に消えていた。


 そしてスレイヤは真剣な眼差しで、


「行くわよ!ドラスを取り返しに!」


 と言って、先陣を切って魔物の森『ヘル・ガウル』へと入って行った。

 そしてそれを追うようにして、パトラと大。それから先生2人も入って行った。


 ヘル・ガウルに入って約15分が経過した中、一行は魔物がまだ1匹も出ていないことに少し疑問を覚え始めた。

 そんな時、大が先陣を切って口を開いた。


「ねぇ、ここって魔物の住処じゃないの?なんで1匹も出てこないんだろう?」


 皆の疑問を代表として言った大に対し、一応に皆感謝を心の中で述べた後、会話が始まった。


「魔物が怖がっている……とか?」


 そう言うパトラに向かい、スレイヤは否定の言葉を呈した。


「それはないと思うわ。だって、街に出ればギルドの人に殺されることをわかっておきながら、街に出ているし……」


 生徒3人は意見を述べ合う中、十文字とクラルは互いに意思疎通をしているのか、頷きあっていた。


 と、その刹那遠くで轟音が聞こえた。地を響くようなその音により、一同は察した。


「「魔物が、集団で攻めてくるッ!」」


 即座に気がついた一同は、戦闘態勢に入った。刹那、近くに飛び出してきたのは大量の数のゴブリンだった。


今回は、リハビリを兼ねたので、それほど文量は多くありません。

それと、ようやくクラルの存在を表にできました。これで当初考えていたキャラは、そこそこ書けたと思います。

嬉しい限りです。

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