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新約 Freestyle 巨頭オ …ちょっと何言ってるか分からない

作者: 武論斗
掲載日:2017/08/06

A「いや~、それにしても暑《あち》ぃーな~」


B「暑《あち》ぃーな~」


A「やっぱ、夏と言えば、怪談《かいだん》、だよな~」


B「唐突《とうとつ》だな!」


A「怪談聞くと背筋が冷たくなるだろ?暑い時に、すげぇ~合うだろ?」


B「あー、っだな!」


A「怪談って訳じゃねぇ~んだけど、ちと怖い話あるんだけど、知ってるかなー?」


B「なに?」


A「巨頭オ、って話」


B「なにそれなにそれー?」


A「マジで?」


B「なになに?聞かせて!」


A「OK!」


B「興奮してきたな!」


A「デュクデュク♪(スクラッチ音)」


B「?」


A「数年前《すうねんまえ》、ふとある村《むら》の事《こと》、思《おも》い出《だ》す。

一人《ひとり》旅行(たび)した時《とき》行《い》った人気《ひとけ》ない村、小さな旅館《りょかん》。

心の籠《こ》もったもてなしが印象《いんしょう》、所々(ところどころ)思ったそれなりに丁重《ていちょう》、生《い》き方《かた》体感(たいかん)、一《いち》から保管《ほかん》。

なぜか急《きゅう》に行きたくなる、よくある話《はなし》。


先週辺《せんしゅうあた》り、連休《れんきゅう》に一人、車《くるま》を走《はし》らせる、心《こころ》駆(か)り立てる。

記憶力《きおくりょく》には自信《じしん》がある方《ほう》で、気楽《きらく》に、少し疑心《ぎしん》がある様《よう》で、道《みち》は覚《おぼ》えている。

村に近付《ちかづ》く、場所《ばしょ》を示《しめ》す看板《かんばん》がしれっとある筈《はず》なのだが、

晴《は》れてその看板を見つけた時《とき》あれっと無駄《むだ》に気が付く。

「この先《さき》○○km」となっていた筈《はず》だが、「巨頭《きょとう》オ」になっているぜ、heads!。

変《へん》な予感《よかん》と行ってみたい気持ちが交錯《こうさく》、妙《みょう》な悪寒《おかん》、何《なん》かの工作《こうさく》?きょとんとなったが、行ってみる事に。

車で入ってみると村は廃村《はいそん》、蛻《もぬけ》の殻《から》、米良《めら》は謹慎《きんしん》、もののけから、Mike Tyson、間抜《まぬ》け面《づら》。

建物《たてもの》にも草《くさ》が巻《ま》きつく、戯《ざ》れ言《ごと》に親《おや》が泣《な》きつく。


車を降《お》りようとすると、20mくらい先の叢《くさむら》から有耶無耶《うやむや》に、

頭《あたま》がやたら大きな人間《やから》?が出てきた、どこから?。


wut?wut?とか思っていると、周《まわ》りにもいっぱいいる、illなヤツ!

しかもキモい動《うご》きで追いかけてきた・・・mofo!。

両手をピッタリと足につけ、しっかりと睨《にら》みつけ、デカイ頭を左右《さゆう》に振《ふ》りながら、vibesあげながら。


車から降りないでよかった。

恐《おそ》ろしい勢《いきお》いで車をbackさせ、fuckと叫《さけ》ぶ心意気《こころいき》切《き》り込《こ》み、

とんでもない勢いで国道《こくどう》まで飛《と》ばした道程《みちのり》。

いざ帰《かえ》って先《ま》ず地図を見ても、数年前に行った村と、

その日行った場所は何《いず》れも間違っておらず、自《おの》ずと祈《いの》らずにはいられず、心ここに在《あ》らず。


だが、もう一度行こうとは思わない、そんな大騒《おおさわ》ぎな物語《ものがたり》、Yo!」


B「…」


A「…」


B「…Yoっつっちゃったな?」


A「Yoっつっちゃったね」


B「っつっちゃったな~」


A「っつっちゃったね~」


B「……」


A「……」


B「…ちょっと何言ってるか分からない」



 真夏の夜は更けていく……

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