それいけ僕らの報復部(笑)
こんにちはですよ。自分、報道部一年の子猫ですよ。
あ、もちろんこれあだ名ですよ。ニックネームなのです。
本名は月見里音子です。『やまなしねね』と読むです。苗字が『やまなし』、『ねね』は名前です。
月見里でやまなしと読むのは、月が見える里には山が無い、という理由からだそうです。よくアニメラノベマンガなどにいる小鳥遊という苗字と同じようなもんです。多分。
ちなみに子猫ってあだ名、『音子というのはねことも読めるな、よし、お前はチビだし今日から子猫と名乗るがいい』と横暴ぶちょー(ちょー美人なのです、うらやまです)に命名されたですよ。でも自分犬派なのですよ。裏切り者の気分味わってるです。
さて、自分のお仕事について説明するですよ。え、聞きたくない? そんなこと言うなですよ、報復できる八つ当たりたいしょーの情報仕入れないと横暴ぶちょーにネコミミ付けられるです。あの人八つ当たりのために報復するですよ。あと自分犬派だって何度も言ってるですよ。助けると思って説明聞いて取材させろですよ。
自分の仕事は、ぐちゃぐちゃどろどろの破綻した人間関係調べることです。調べて被害者と思われる方の味方して加害者に報復するのが報道部のかつどーですよ。自業自得だと思ったら両方に報復ですよ。どっちも悪くなかったら穏便に仲直りもしくは決定的に絶縁させるのですよ。
え、趣味が悪いって? しょうがないですよ、だって報道部っていうの、がっこのせんせー方に承認させるための名前に過ぎないですよ。本物の報道部は第二報道部ですよ。おかしいです、なんでこっちが第二じゃないです?
まあいいですよ。本当の名前……ていうか裏の名前は『報復部』なのですよ。横暴部長、報の字が同じだからって理由で報道部を選んだらしいのですよ。わけわからんですよ。
まあいいですよ。自分はかわいそうな子猫ちゃんなのですよ。報道部に入りたかったのに入ったのは報復部ですよ。だから自分を助けると思ってどろどろのゴシップ情報寄越すですよ。
◆◇◆
今日も今日とて部活動ですよ。最近は知り合いの先輩に取材ですよ。内心ほにょにょん先輩と呼んでるですが、それで呼んだら頭ぐりぐりの刑なのでせんぱいと呼んでいるですよ。
「せんぱい、ゴシップの情報寄越せです」
「だが断る」
「せんぱいはこれ以上自分にお犬様を裏切れというですか!!」
「勝手に裏切れ」
三日粘ってもせんぱいが情報くれないですよ。
おかげで横暴ぶちょーにネコミミだけじゃなくて尻尾と鈴付き首輪まで付けられたですよ。お犬様に顔向けできないのです。
「情報くれです!!」
「断るって言ってるだろ」
「うぅぅ、作戦Bなのですよ! せんぱいのおとーとくんを人質にしてやるですよ!?」
「あいつはお前に人質にされるほど軟じゃない。以上」
「違うですよ!? 自分さすがに男子にケンカ売る気ないですよ!?」
「じゃあ何するつもりだ?」
「ふっふーん、恐れ戦けですよ。おとーとくんは猫派なのですよ。だからネコミミネコ尻尾に首輪付きの自分がゆーわくしてろーらくさせてやるですよ! どうです、おとーとくんを見捨てるですか!」
「お前そのあとの事考えてないだろ。誘惑して逆に襲われたらどうするんだよ」
「ぎゃ、ぎゃーですよ」
「あと、お前お犬様を裏切るとか言いながら猫を有効活用するんだな」
「ぎゃーですよ!?」
やべーです、この作戦穴だらけですよ。お犬様裏切るのはごめんですよ。それにおとーとくんをろーらくできる自信もないですよ。
よく考えたらおとーとくん計算高くて底意地悪かったですよ。自分、おとーとくんに勝てたことないですよ。おとーとくんも報道部……もう報復部でいいや、です。報復部の部員なのですよ。情報収集担当の自分とは違って報復担当ですよ。
ちなみにおとーとくん、こえーですよ。そして自分は自惚れでもなんでもなく、ふつーにおとーとくんに好かれているですよ。お昼ご飯一緒に食べるの断ったら、次の日から一緒に食べてた友達がお昼ちがうとこで食べるようになっちまったですよ。話聞いたらおとーとくんの策略だったですよ。昼休みになんか仕事する係りが友達になっていたですよ。だから教室で食べると時間ないと言われたですよ。
おとーとくん、こえー、です。結局今はおとーとくんと一緒に食べてるですよ。
「あうぅ、じゃ、じゃあ作戦Cなのですよ! おねーちゃんに協力してもらうですよ!! 忘れたとは言わせない、せんぱいの彼女さんは自分のおねーちゃんなのですよ!!」
「ああ、で?」
「おねーちゃんは自分に甘々だから、おねーちゃんに聞き出してもらうですよ!!」
「今僕に言ったら意味ないと思うけど?」
「ぎゃーですよ!?」
やっちまったですよ。やべーですよ、もう自分には打つ手ないですよ。
「せんぱいはどーして情報くれないですか!? 嫌がらせです!?」
「嫌がらせ? この間、もう弟にこの話したんだけど?」
「え」
「だからもう話すの面倒。僕だってあんなのもう思い出したくないんだけど」
……自分のしてきたこと、無意味だったです?
……泣きたい気分ですよ。
◆◇◆
「ぶちょー、どーして言ってくれなかったですよ?」
「お前にネコミミを付けるチャンスだったからだ」
「りゆーになってないですよ!!」
ぶちょー、わかっててやっていやがったですよ。こんにゃろーです。
「まあ落ち着け。今回のターゲットについて説明する」
「話逸らすなですよ!!」
「子猫、いいかげんうるさいよ」
「子猫ちゃん、もう諦めなよぉ?」
上から順に、横暴ぶちょー、自分、ゆーくん(あ、おとーとくんのことですよ)、あおちゃん先輩ですよ。
ここ、部室なのですよ。今、第五十八回報復会議なうですよ。なうなう。
「話を進める前に、一度だけ子猫の言い分を聞いてやろう。さあ子猫、文句を言う機会を与える」
「自分の味方はいないですか!?」
「いないよぉ。だって子猫ちゃんのネコミミ姿、萌え萌えだよぉ?」
「自分、犬派ですよ!!」
「俺は猫派だから問題ないよ」
「ゆーくんに問題なくても自分は問題あるですよ!!」
横暴ぶちょー、冒頭の通り美人さんですよ。お名前は柴野桔梗さんですよ。『しばた』が苗字で『ききょう』がお名前ですよ。
ポニーテールで勝気そうなのですよ。実際勝気ですよ。巻き込まれる側からすると悪魔ですよ。
あおちゃん先輩は癒し系の美少女さんですよ。黒川葵さんというですよ。特殊な読みでもなんでもないですよ。ふつーに『くろかわあおい』さんと読むですよ。
横暴ぶちょーの親友さんなのです。ショートカットにお花のヘアピンが似合うですよ。むしろあおちゃん先輩の方が萌え萌えですよ?
ゆーくんはおとーとくんです。羽立悠兎ですよ。最初は『はたて』と読んでしまったですよ。でも本当は『うりゅう』でしたよ。お名前は『ゆうと』と読むですよ。
ぶっちゃけイケメンさんですよ。イケメンつーか、美少年ですよ。見た目だけは爽やか系ですよ。でも性格はさっき説明したとおり、計算高くて底意地悪いですよ。
この人、外堀埋めてきやがるですよ。気が付いたら、おねーちゃん公認でしたよ。おねーちゃん、自分に甘々なのによく許したなです。こいつ何したですよ。やべーですよ。なんで好かれたか未だにわけわからんですよ。
この三人+自分が報復部ですよ。ちなみに自分以外が報復担当ですよ。あおちゃん先輩とか、癒し系なのに報復がえぐいですよ。ある意味一番こえーです。
「さて、文句は言い終わったな。ではターゲットの情報を配る」
「……もう、いいですよ」
「子猫ちゃん、ほらこっちおいでぇ? お菓子あるよぉ?」
「あおちゃん先輩!」
お菓子うまうまですよ。
ターゲット……つまり報復する相手の情報が配られたですよ。
名前は里中麻里子。『さとなかまりこ』ですよ。読みやすい名前万々歳ですよ。
二年生で帰国子女、この間日本に戻ったばかりでこのがっこに転入したらしいですね。ふむふむ。帰宅部で、成績は中の上、運動神経は抜群、容姿は十人いたら八人が振り返る……ってこれ誰か裏とったです? でも写真を見る限り美人さんですよ。パッチリおめめですよ。でも化粧ちょっと濃いですよ。ふわふわしてそうな髪をなんかかっけー名前のお団子にしてるですよ。なんだっけ、し、しにょん? ま、いいですかそんなの。
あとは罪状ですよ。なになに?
「かのじょもちのおとこにほれぐすりをもった……彼女持ちの男に惚れ薬を盛った!? この人何してるです!?」
「子猫、まだまだあるから。彼女に嘘を言って破局させようとした。……ちなみにこの彼女持ちの男というのは兄さんで、彼女というのは結衣さんのことだよ」
結衣さんってのはおねーちゃんですよ。ん? というか、せんぱいとおねーちゃん被害者です!? こいつ、おねーちゃんの敵ですか!! それなら叩き潰して三枚におろしてワンパック百五十円で売ってやるですよ!!
あ、でも自分ひ弱なんで報復は皆さんにおまかせです。正直この人こえーです。
「まだまだあるよぉ。ゆーくんのお兄さん相手に既成事実を作ろうとしたとかぁ、その弟であるゆーくんに手を出そうとしたっていうのもあるよぉ」
「うぇ!? せんぱい大ピンチだったです!? そしてゆーくんも被害者です!? こえーですよ! この人こえーですよ!!」
「まあなんともなかったけどね。ものすごくムカついただけで」
「彼女に呪いのわら人形を送りつける、もしくは下駄箱に虫の死骸を入れる、というのもあるな」
ちょーこえーですよ。自分じゃ勝てないです。自分、ただのひ弱な女の子ですよ。皆さんにおまかせですよ。おねーちゃんの仇頼むですよ。
「さて、こいつへの報復は、精神的、身体的、社会的、その他もろもろすべて動員するぞ!」
「わぁ、じゃあ私もがんばらないとねぇ」
「先輩、犯罪にならないラインぎりぎりでお願いします。俺もそうするので」
「えーと、ガンバですよ」
でも、この人たちの方がもっとこえーですよ。
里中さん、ご愁傷様ですよ。
でも同情はしないです。だっておねーちゃんを困らせたのですよ。ゆるさねーです。
「よしお前ら、報復だ!!!!」
「「いえっさー!」」
「……」
◆◇◆
ああ、どうして彼は私の魅力に気付かないのかしら?
私は麻里子。里中麻里子。花の高校二年生。そしてこの世界のヒロインとなるべく生まれてきた、神に愛された女よ。
今笑った奴には転んだあとで傷口にスポーツドリンクがかかる呪いをかけるわ。あれ結構痛いのよ、地味に沁みて。
そんな私が運命の王子様を求めて、日本に舞い戻ってきたのは二か月前。そして見つけた運命の人が羽立帆乃夏君。男の子なのに、名前がほのかっていうのをからかわれているのを見かけて、一目で恋に落ちたわ。
でも彼には恋人がいたの。だから彼のペットポトルに惚れ薬を入れてみたわ。
これで彼が飲み物を飲んだら、彼の心は私のもの!!
え? 惚れ薬なんて現実にはない? ここにはあるのよ。私の為だけの、便利なグッズが!!
でもうまくいかなかった。彼は私が何か入れたのに気付いたみたいで、そのペットボトルを捨ててしまったの。
でも私は諦めなかった。帆乃夏くんの恋人に、彼が貴方のことを内心嫌っていると助言してあげたわ。
だって彼は私の運命の人だもの。どうせこの子は彼に捨てられちゃうんだから、知るんなら早い方がいいでしょう?
でも、彼女は彼と別れなかった。なぜか私が悪者にされたわ。
それでも私は諦めなかった。既成事実を作ろうとしたり、彼の弟君に取り入ろうとしたり。彼女に嫌がらせをしたりね。
それでも彼は私を見てくれない。なんで? 私は彼に愛されるはずなのに。
でも私は諦めない。次はどうアピールしようかしら?
◆◇◆
「うへぇ……」
こえー、こいつらちょーこえーですよ。
目の前には、髪がほつれてメイクも汗で落ち、服も泥まみれの里中さん。そして里中さんの背中を踏みながら、にっこりちょーいい笑顔の横暴ぶちょー。そして里中さんの恥ずかしい秘密が書かれた極秘ファイルを掲げるあおちゃん先輩に、蛙となめくじを里中さんにけしかけるゆーくん。
一言で言うと地獄絵図じゃね、です。
里中さん、ぜいぜいいいながら蛙とナメクジの気持ち悪さに泣いてるですよ。泥まみれの服には潰れた虫の残骸もついている気がするです。
「こいつら、ちょーこえーですよ」
「おいおい子猫、俺は兄さんと結衣さんの仇をとっただけじゃないか」
「ゆーくん、自分はやりすぎな気がしてくるですよ」
「こいつの罪には十分、いやむしろ足りないくらいだ、子猫」
「そうだよぉ? このくらいしないとぉ、お馬鹿さんはわからないんだよぉ?」
悪魔がいるです。そして自分は悪魔側の味方ですよ。ぎゃーです。
あおちゃん先輩が里中さんに近づくですよ。目がこえーです。あれは飢えたおおかみの目ですよ。でもあおちゃん先輩はこの中で一番の良識派なのですよ。
……この中では、ですよ?
「さぁて、里中さんだっけぇ? 本当はもっといろいろ用意してたんだけどぉ……反省するなら許してあげるよぉ?」
「は、反省って何よ!? 私は何も悪い事なんてしていないわ!!」
「うへぇ、何この子頭わっるぅ。もうこればらまいていいよねぇ? ばらまいて宣伝してこの子の人生終わらせちゃっていいよねぇ?」
「あおちゃん先輩ストップですよ!! これ以上やったらやべーですよ!!」
「えぇー? 子猫ちゃん、この子を庇うのぉ?」
「いやもう普通にあおちゃん先輩これ以上やったら犯罪ですよ!!」
「ねぇ、子猫ちゃん、知ってるぅ?」
にっこりと笑うあおちゃん先輩。その笑顔、めちゃくちゃこえーです。目が笑ってねーですよ。
「ばれなければぁ、罪にはならないよぉ?」
「アウトーーーーーーーーーーーーーですよ!!!!」
自分の味方、やべーですよ。知ってたけどやべーです。くれいじーです。ぎゃーですよ。
「子猫ちゃんってばぁ、優しすぎるよぉ? もっと慈悲を捨てないとぉ、うまく報復できないよぉ?」
「自分は報復しないですよ!? 自分、情報収集担当ですよ!!」
あおちゃん先輩の笑顔(ちょーやべーやつです、攻撃力計り知れねーです)と戦うです。でも勝てるわけねーです。里中さん降参してくれねーです? 自分、これ以上は無理ですよ?
そう思って里中さんの方を見たですが、なんか、おかしーです?
ぽーっとした顔でこっち見てるです。あとほっぺたがバラ色に染まっているです。口元からよだれ垂れてるですよ?
あ、もしかして、そーゆー趣味に目覚めちまったですか?
たまにいるですよ、目覚めちゃう人。そーなると報復がご褒美になっちまうですよ。仕方ないから放置することにしてるですよ。
ああ、この人美人さんなのに目覚めたですか。
責任はとれないですよ。おねーちゃんに意地悪した罰が当たったですよ。
里中さんが自分とあおちゃん先輩の間に入り込むように進んでくるですよ。
あ、これ自分どいた方がいいパターンですね。どくですどくです、むしろ喜んでですよ。
「っああ、ここに居たのね、私の運命の人はっ!!!」
熱烈ならぶこーる。そして里中さんは、ひしっとその手で腕をつかんだです。
「はへ?」
にこやかに処刑宣言をするあおちゃん先輩じゃなくて、やべーと思いながら一歩引いた位置に逃げた自分の手を。
◆◇◆
「子猫ちゃん、今日はこれよ!!」
「ぎゃーですよ、お断るですよ!」
「子猫、俺もみたいな。子猫のネコミミメイド服姿」
「ゆーくんに見せるために着るわけじゃねーですよ!?」
「えぇ、子猫ちゃんこれ着てくれないのぉ?」
「おい子猫、諦めろ。そしてそれを着ろ。部長命令だ」
「ぎゃーですよ!?」
里中さん改めマリー先輩は今日もしつこいですよ。
この人、あ、目覚めた? と思ったら違ったですよ。なんかいきなり自分にすり寄ってきたですよ。怖かったですよ。
しばらくしたら正気に戻ったですよ。てか、この人帰国してからずっと様子変だったらしいですよ。
このがっこ、そーゆー人多いですよ。でも報復すると正気になる人多々ですよ。だから報復部はかつどーを黙認されているですよ。
「ねえ子猫ちゃん、叫び声はにゃーにして?」
「自分は犬派ですよ!! お犬様に顔向けできなくなるですよ!!!」
でも正気のもどったくせに、この人正気じゃねーですよ。
なんか自分の周り、猫派多すぎじゃねーですか? 犬派、自分だけです。そして報復部はなぜ自分にネコミミを付けたりコスプレさせたりしたがるですよ。
そうだ、マリー先輩は報復部に入ったですよ。案外あっさり入ったと思うです? いや、あのあとすっげー報復されていたですよ。それに耐えたから入れているですよ。おねーちゃんとほにょにょん先輩には土下座させて念書も書かせたですよ。
これで猫派は四人、犬派は自分のみと勝ち目が一切無くなったですよ。
「大人しく着てくれないと、ここで着替えさせられちゃうよ?」
「ゆーくん変態ですよ!!」
「ほらほらぁ、それを着てくれたらぁ、お菓子あげるよぉ?」
「わーい……ってそんなものでつられないですよ!!」
ああ、踏まれたり罵られたりするのが好きな趣味の人、自分と立場交換しろです。
「さて、次のターゲットだが……この私を陰で横暴部長と呼んでいる子猫だ。思う存分いじくりまわ……じゃない、報復しろ!!」
「「「いえっさー!!」」」
「ぎゃーですよ!?」
ちょっと興味持ってくれたです?じゃあ自分を助けてくれですよ。え? 無理? そんなこと言うなですよ、ぎゃーですよ。
報復部は、今日も今日とて報復中ですよ。
そこのあなた、自分と役目チェンジしないです?
さて、またわけわからん話です。
裏設定だけは大漁にあります。まあ簡単に言うと、こいつらの学校には不思議な呪い(仮)がかかっているので、新入生や転入生が自分を世界の広いんだと思い込むようになっている、という設定です。わけわからんですね(笑)
まあ正気に戻すために報復部があるんですよ。これはまた違う短編を書きたい……。
登場人物しょーかい
子猫:高1の報復部、情報収集担当。
容姿はツインテでちびっこで可愛い娘です。愛すべき馬鹿。
ゆーくん:高1の報復部、精神的報復担当。
美少年。子猫が好きなのを隠そうともしない潔さが男らしいよ! 爽やか系の皮をかぶった性悪くん。
横暴ぶちょー:高3の報復部、身体的報復担当。
ポニーテールの勝気美女。きっとS。なんかいろいろと裏設定はありますがそれはまたの機会で。
あおちゃん先輩:高3の報復部、社会的報復担当。
ショートカットの癒し系美少女。癒し系なのに腹黒。異論は認めない。
マリー先輩:高2の報復部、担当はまだない。
お団子の美少女。化粧が微妙に濃い。子猫にコスプレをさせることが生きがいとなる。
せんぱい(ほにょにょん先輩):高2。ゆーくんの兄。
子猫の姉とお付き合い中。
おねーちゃん:高2。子猫の姉。
ほにょにょん先輩の彼女。嫌がらせに気付かない、というか気付いても気にしないすげー人。シスコン。