表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/11

ー4

祖父はとても強力な魔力を持った魔法使いだったと母から聞いた事がある。

本当に魔法なんて物がこの世に存在するかなんて誰も信じてはいなかった。

だが実際祖父が生きていた頃は強力な武器や兵力こそなかったが一度もこの国が負けた事はなかった。

というより争いが起こる前にいつの間にかそれが跡形も無く消えている…と言った方が妥当かもしれない。


僕が覚えている祖父は本当に優しくて病気がちで部屋に篭りっきりだった僕に暇をみつけてはいつも色んな話を聞かせてくれた。羽の生えた馬の話や手のひらほどの小さな小人が住む森の話、大昔に海に沈んだ大帝国の話……。

谷の向こうのそのまた向こうの大きな海を渡ったその先の国の事まで祖父はよく知っていた。

そして異世界、魔法がまだ存在している世界の事も……。


そんな祖父が亡くなる前に僕に残してくれた物がある。それは瑠璃色の宝石がはめ込まれたくすんだ色の鍵と……地下の楽園。



母と別れたあと、一人また長い廊下を渡る。


一人になるとどうしても思い出してしまう僕を見ることはないあの冷たく鋭い父の瞳。


兄様に薬を渡しに行こうとも思ったが母のいない時に一人きりで会う勇気はない。

かといって部屋に戻る気にもなれず夕食まで時間をつぶす事にした。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ