銀湾と阿修羅
掲載日:2025/08/27
藍色が咲いた。
夜はフラペチーノ。
流れる季節を。
昼と瞼の裏側。
光を見ていた。
こぼした夢は一億光年の。
先に続いてた。
君は嘆いた。嗚呼。
夜を見捨てた。嗚呼。
夕焼けに叫んだ「おれは何者だ」。
二十天のアスラを脱いだ。
おれは悪。嗚呼。
深夜泳いだ。嗚呼。
甘納豆を飲み下した。阿修羅を叫ぶ。
惰性の瞬間を見ていた。
切望と寒柝。
早朝クリームソーダ。
知らない人が。
吐いた空気で。
おれは生きている。
見捨てた夢は十億光年の。
先で終わってた。
君は泣いた。
空へ花を掲げながら君は泣いた。
窓際の花瓶を放り投げた。
割れる音が響いた。
罪悪感で時に心を満たして。
ただ一つ咲いたその花は。
君の生きた証。
君の痛みを。嗚呼。
見捨ててしまった。嗚呼。
後悔しかなかった「許せなかった」。
銀湾の空を飛んだ。
おれは悪。嗚呼。
偽と叫んだ。嗚呼。
カステラを食む。阿修羅に叫ぶ。
おれは惰性を続ける。




