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記憶喪失の姉弟魔法使い  作者: https://
プロローグ
2/4

緊張

2エピソード目です

ここまでたどり着いていただいた方ありがとうございます。

コメントで感想やアドバイス等いただければ励みになります

よろしくお願いいたします。



ステイシー家の玄関を壊してから次の日、借金を返すために早速今日から働くことになった。

仕事について事前にいくつか聞いたことがある

・べリナとクロードともう一人フレンという居候が同じ会社で同じ仕事をしていること

・会社名はRUBY総合警備で、客は同じグループ企業のRUBY商事がほとんど。また、今住んでいるこの家も同じグループ企業のRUBY不動産からの賃貸とのこと

・警備会社ということもあり、危険が伴う仕事だということ。ただし、クロードたちは訳ありで金払いはいいとのこと

・仕事内容は魔法を使った要人、要所、現金輸送の警備とのこと

なにせほとんどの記憶を失ってしまっているので、色々聞きたいことはあるが、今は仕事の内容を聞くだけで精いっぱいだった

そして、今はクロードとその会社に向かっている最中だ

ベリナは先に向かっていて、フレンも既にそこにいるらしい


外に出ると、記憶にない様々な乗り物が走っていて、知らない世界にいるようでかなり緊張してしまった


「初めての勤務になるが緊張するか?」

クロードが声をかける。


「記憶がないこんな僕を本当に雇ってくれるとはまだ思えないんだが」


「そこは絶対大丈夫。俺の言葉なら聞いてくれるさ。」


「…」

(僕は何言ってるんだろう。なぜクロードの言うことを信じられなかったのか。仮に雇ってもらえなかったとしてもさっきの発言は機会を作ってくれたクロードに失礼だ。)

レジーは自分の発言を後悔した


「記憶がないうえに危険が伴う初仕事、緊張や不安がないわけがないか。質問自体が野暮だったな。まああれだ、俺やベリナやフレンもついている、心配しなくていい。関係は債務者と債権者だが、俺はお前のことを仲間だと思っている。簡単に切り捨てたりはしない。まずは慣れることに注力しろ」


クロードが駅と言っていた建物に着いた

「こっちにきて」

とクロードに言われ魔法陣の上に乗ると、すぐにさっきとは違う光景が広がった。


「え?!どういうことだ?どうなってるんだ?」


「この感じだとワープ魔法のことも覚えてなさそうだな」


「ワープ魔法?!」

僕はワープしたことそのものにも驚いたが、魔法が存在することにも驚いた。

僕自体が魔法を使うことが出来るはずなのに、なぜか僕と妹しか魔法を使えないと勝手に思い込んでいた。僕に出来ることがどうして他の人たちには出来ないと思い込んでいたのだろう。魔法が自分の唯一のアドバンテージだと思っていた僕は仕事の内容を思い出し恐怖した。魔法はありふれたものだったのだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「いろいろ忘れている人間にとっては新鮮なのかもな。使い方くらいは覚え直しておいたほうがいい」


僕はワープについて聞いた


「ワープを使えばどこでも行けるのか?」


「どこでもは行けないな。まず、ワープ魔方陣が置いてある場所にしか行けない。要するに駅と呼ばれている場所

次に、同じ結界内でしか移動できない。そして、結界の内と外の間にある駅をゲートウェイと呼び、結界を移動する場合はこれを使うことになる。例えば、俺たちが今いる浅井駅から別の結界内にある志木駅に行きたいとする。ならルートは、浅井駅(加西結界)→加西ゲートウェイ→七尾ゲートウェイ→志木駅(七尾結界)となる。結界ってのは町や建物を物理的に守るために囲ってある魔法の壁のようなものと思えばいい。公共結界は小さな町を囲む第一結界といくつかの第一結界を囲む第二結界に分けられている。大体こんな感じだ。」


クロードはワープについて丁寧に教えてくれた。そんな話をしながら歩いていると目的地に着いたようだ

僕は不安なまま、ビルに入っていった



ビル内の魔法陣に乗ると扉があった。社長室と書いてある

クロードが扉を開け、中の人に声をかけた

「フレッド、新人を連れてきた」


「わかった、許可する。」


「了解」


一瞬で僕の顔合わせは終わった


「も、もっと面接とかするんじゃないのか?」


「俺がそれだけ信用されてんの」


そしてすぐに魔方陣に乗った。次は違うフロアに来たようだ

というより、直接部屋に繋がっていた


「そしてここが俺たちのオフィスね」


オフィスというより、マンションの一室というような感じだった

ソファやベッドなんかの家具なんかも置いてあり、随分と快適そうな部屋だ

そこにはベリナともう一人、僕よりも若そうな少女がいた


「君が私の家ぶっ壊したっていうレジー君?」


「は、はい!この度は申し訳ございませんでした。」


「にひひひひひ、面白いじゃん!!私は気にしてないよ!」


「そりゃあんたの家じゃないからね!居候が!」

ベリナが鋭いツッコミをいれた


「えーー?実質私の家みたいなもんじゃん。もう一年も住んでるんだし歴でいえばベリナとそんな変わんないって」

続けてフレンが話す

「そういや、初めまして。私フレン・ベルね。よろしく!」

気さくで明るい子だった。

「よろしく、フレン」


「挨拶も軽く終わったところで、今からお仕事ね。」

クロードが切り出す


「えー?もうちょっとおしゃべりしたかったなー。また後でね!」

フレンは少し不満そうだが、構わずクロードが話を続ける。


「9:30から竜日ゲートウェイにて警備の依頼があった。俺たち1班単体の警備と。俺、ベリナ、レジーの三人で行く。フレンは連日の任務になるからここで休んで待機」


「了解~頑張ってきてね~」


フレンは寝ながら緩く返事をした。


※移動経路

浅井駅(加西結界)→加西ゲートウェイ→虎坂ゲートウェイ(虎坂第二結界)→竜日ゲートウェイ(竜日第二結界)


僕の不安な感情を見抜いたのか、ベリナが声をかけてくれた。

「心配しないでいいよ。最初は見ているだけでもいいから。ただ命の危険があるかもしれないって覚悟だけしておいて!」


その言葉を聞いてレジーは少し深呼吸して、叫びながら大きくジャンプをした。






2エピソード目を読んでいただいてありがとうございます。

普段はアニメや漫画をみるのが好きで、正直あまりラノベを含めて小説等は読みません。

小説というよりは、ただの私の妄想を文字に起こしているだけというような感じです。

そういうこともあり、実は登場人物の名前なんかは私の好きなキャラの名前が元になっていたりします。

もし気付いた方がいれば当ててみてください。

また、感想やアドバイスなんかも募集しています

よろしくお願いします。

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