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ノーガード、より

作者: 秋葉竹



蛇神さまに逢いたくて

山の果てまで分け入った


なにを訊きたいわけでなく

信仰しているわけでもない



おまえが邪魔になったって

云われたけれども納得できずに


刺したいほどの眉間の硬さは

本気であるって証明なんだよ


殴ってみたっていいんだぜ?

ノーガードのまま立ちつづけるさ


汚れてしまう心をうたう

汚れたまんまの言葉はきたない


その意味問うほど愚かしい

無粋な闇も深すぎる


そんなとろける時代には

意味があったりなかったり


悲しみだって傘で防げた

しとしと降る雨どくいろの雨





神さまは真っ青に汚れ果て

果ての果てには悲しみばかり降りしぐれ


君の黄色い車はまるで

まるで空飛ぶみたいに海岸通りを


走って

走って


愛って

恋って


それさえ汚れていいなら、さ

苦手なまんまで意気地を重ねて


苦手なまんまの

愛だの恋だの


さっと一緒にくるみたい

絶望みたいに彷徨う純心


汚れたゆめの悲しみに

打たれる至純のノーガード、より





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