混んでる店内も、いいかもね?
モーニングを食べようと入ったカフェで本を読む。
コーヒーを貰う。
本を読む。
コーヒーを飲む。
ほんのり酸っぱくて少し苦い。
熱くて火傷してしまいそうだ。
本を読む。
本を読む。
隙間風が、腰に当たって寒くなる。
コーヒーを飲む。
少し、温まる。
本を読む。
本を読む。
頼んだトーストはまだ来ない。
本を読む。
本を読む。
コーヒーを飲む。
ぬるい。
本を読む。
外を見る。
寒そうな通行人と、店前を掃除する人達。
中を見る。
食事と、談笑をする人々と、忙しない店員達。
目の前の、席を囲む、姉。
本に目を落とす。
静かでいて、それでいて賑やかな風景。
読む。
読む。
読む。
コーヒーに口をつける。
冷たい。
そして口に広がる、ちょっと苦くてちょっと酸っぱい味。
本を読む。
読む。
同じタイミングで席についた他卓の団体に、フレンチトーストが運ばれる。
にこにこで受け取って、いただきます。
そろそろ、運ばれるのかもしれない。
本を読む。
数行読む。
頼んだトーストが運ばれる。
思ったよりも多くて、食べ切れるかと心配になってしまう。
一緒に運ばれたスープは見るからに味噌汁で、おや?と思う。
メニューの写真を確認する。
見づらいけれど、確かに味噌汁。
洋食のスープは味噌汁ではない、という固定観念で、驚いたのだろうか。
わかめの入った、味噌汁。
湯気が出ている。
サラダと、スクランブルエッグ、そしてチーズトースト。
それでは、いただきます。
お正月に、旅行に行ったときのメモがありましたので。
お腹がはち切れそうでした。