運命
運命には逆らえない。
運命とは人生のあらゆる決断が積み重ったことによって偶然生まれた産物だ。
人生の決断は一つではない。
ある問題に対し君はAを選んだ。
そのAの道を進むと今度は別の問題が立ちはだかる。
君はBを選んだ。
その次にはまたAを…
それを繰り返すうちに君の運命は決まる。
二番目の問題で君はFを選べば、君の運命は大きく変わる。
つまり君の運命は言うなれば君自身が決めたものだ。
それなのにいざ運命の瞬間が訪れると君はその運命から逃げようとする。
人生の決断は君自身で決めたことだ、君が責任を取らなければならない。
他の誰でもない。
それなのに、君はその運命に逆らおうと必死にもがく。
自分の運命に目を向けず、他人の運命にまで入り込もうとする。
自分の運命を他人のせいにしてまで生きようとする。
なんと醜く、なんと自分勝手な生き物だろう。
そんな君には私が直々に手を下そう。
来週から始まると予告していたのですが、今回投稿したのは前書きと思って、あらすじと合わせてお楽しみください。真骨頂の中二病(?)を全開にして仕上げております。
それでは来週から本編です。よろしくお願いします。