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2話 天使

「ん、ここは………?」


 目を覚ます。


 そこには見慣れない天井が広がっていた。


 俺はトラックにはねられて死んだんじゃ?


 俺は不思議に感じて周りを見回してみた。


 そこには、きれいな装飾のシャンデリアに真珠のように真っ白な壁、そしていかにもヨーロッパの貴族という風な家具が並んでいる。


 何かがおかしいぞ?


 俺は子供のように小さい手を顎に乗せて考える。


 子供のように小さい手!?


 なんか俺小っちゃくない!?


 部屋の端っこにおいてあるシンプルな鏡の前に行く、するとそこには………


「小さい子供になってる!?」


 何で俺は子供になっているんだ!?


「これは夢?」


 試しに頬を引っ張ってみる。


「痛っ! ってことは夢じゃない!? 現実なのか!?」


 これは一体どういうことだ?


 俺が子供になっていると認識した瞬間、俺の脳の中におびただしいほどの記憶が流れ込んできた。


 これは、この子供の記憶………?


 脳がパンクしそうになっている俺は何とかベッドまでたどり着き、眠りについた。








「なるほど、俺は異世界転生をしたようだ」 


 俺は、記憶の整理? ができて状況の整理をしていた。


 記憶によると、俺はアルメニア王国の南東にあるアーレント辺境伯爵家の長男で名前はクリストフ・アーレントという、俺には父親と姉が一人いて母親は俺を生んだ時に亡くなった、父親は仕事がとても忙しくほとんど帰ってこない、そして姉は黒魔病という難病にかかっているらしい。


 ちなみにこの世界には魔術がある、魔法がある、スキルがある、俺は魔法と剣が主流となっている世界に転生したようだ。


 俺は、元の世界でこういう異世界転生物のアニメやラノベは読んでいた。

 というか、アニメやラノベは好きだった。


 おばあちゃんがなくなった後、家族も親戚もいなくなって、一人で寂しかった時に、ラノベやアニメを見ていたら不思議と寂しさを埋めてくれるような感じがして一時は、アニメを見まくっていた。


 そして異世界転生をしたときに一番最初にすることがある、それは………


『ステータスオープン!』



【名前】 クリストフ・アーレント

【種族】  人族

【年齢】  5

【レベル】 1


【HP】   40/40

【MP】   40/40


【攻撃】  12

【防御】  10

【敏捷】  11

【魔攻】  19

【魔防】  18

【知力】  12


【スキル】

 ・水魔法Lv1・火魔法Lv1・土魔法Lv1・光魔法Lv1

 ・氷魔法Lv1・闇魔法Lv1・雷魔法Lv1・

【エクストラスキル】

 ・天使召喚

【称号】

 ・転生者



 おー! 出てきた、やっぱりこの世界にはステータスはあるんだな。


 えーっとなになに、スキルに魔法が多いな! ってことはいろんな種類の魔法が使えるってことか、で称号には転生者って書いてあるな、ってことは俺はこの世界に転生したてことで間違いないな、あとは………ん? エクストラスキル、天使召喚? なんだこれは?


 俺の前に出ている天使召喚のところをタップしてみる。


【天使召喚】

 ・一度だけ使うことができるスキルで、天使を召喚することが出来る。

 ・天使を召喚したときに、何らかの対価を払わなければならない。

 ・一度天使と契約したら、契約を破棄することはできない。

 ・天使を召喚し、契約をしたら天使が持つ魔法しか使えることができなくなる。


 まじか………なかなかなスキルだな、でもこのスキルを使ったら天使の属性の魔法しか使えなくなるのか………凄いスキルだな、まあとりあえずこのスキルはおいておこう。


 あとは………元の体のクリストフの記憶には姉についての記憶がほとんどないな、どういうことだ? 一緒にいた記憶もほとんどないし、とりあえず姉について聞いてみようかな。


 そうと決まったら、執事長に会いに行くか。


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