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5話 新たな仲間が欲しい

[新たな仲間が欲しい]今猛烈に新しい仲間が欲しい。彼女にこれを伝えたのは翌日のことだった

シーラはかなり悩んでいる。彼女曰く何のために新しい仲間が欲しいのか教えてほしいと言っている。彼女は仮に仲間を増やしてどんなメリットがあるのかと聞いているのだ。

「戦闘がはかどる」

「駆け出しのパーティーに上級職が入ってくれるとは思わない。下級職だと私たちについてこられない」

「日々の生活が楽しくなる」

「クエストを受けるために仲間を増やすと聞きましたが」

「人数制限クエストを受けられるようになる」カイト渾身の理由だったのだが3秒後に打ち砕かれる

「私たちには人数制限クエストは早すぎるのでは。もっと経験を積んでから仲間を増やしたほうが確実ですよ」と。確かに言っていることは間違っていない。

でも、とあきらめが悪そうなカイトにシーラは

「私が必要と考えるのであれば必要なんだと思います。その時にしましょう」と言われ

丸め込まれたような感じになり話は終わったのだ。

それでもカイトは新たな仲間をパーティーに入れることをあきらめてはいなかった。

「今日受けるクエストどうしようか?」

「前回より難易度高いのを選んでも良いかもね」

などと話していると冒険者協会の職員さんが

「ちょっとクエスト依頼してもいいかしら?」

「そのクエストって何ですか?難しいんですか?」

「はい、少し難易度は上がっていますがあなたたちなら大丈夫なレベルだと思いますよ」

「そうなのか、少しレベルが上がったから大丈夫かなぁ?シーラはどう思う?」

「私は…。上級魔法は使えるけれど、実用的な中級魔法などは覚えてないから心配なのだけど」

「そこを何とかお願いします」と職員はは頭を下げてくる。

「シーラ、受けよう。レベルも上がったし僕も戦える。心配しなくても大丈夫だよ」

「そうかなぁ 何か嫌な予感がするのだけれど」

職員さんも頭を下げて頼んでいるので仕方なく引き受けたのだった。

でも「これでさらにレベルアップだな」と笑っているカイトを見て満足そうな顔をしていた。

そして今回のクエストは「ボーンウルフ」の討伐だ。


ボーンウルフ レベル★4

弱点 打撃系

詳しい情報 骨で形成されたモンスター。骨だけのため中心の核を破壊することで倒すことができる。しかし核を守ろうと骨がガードをするため、連続攻撃をする必要がある。


僕らはこの情報を得てどうしようかと頭を悩ませた。カイトは魔法の力で剣を作る魔法剣士、

シーラは魔法で攻撃するフルウィザード。分が悪すぎるのだ。

その情報を理由にもう一度相談することにした。

「やっぱり新しい仲間を募集したほうがいいんじゃないかな」

「それもそうね、じゃあ仲間を募集するにあたってどんな職業を募集しましょうか?」

「とりあえず打撃系は決定だな。う~ん武闘家とかが良いよな」

「それにフレンドリーな人がいいわね、硬すぎてもこれからやっていけるか心配だし」

「それならこんな感じの募集でどうだ?」


パーティーメンバー募集

打撃系職業の方 打撃技使用しない方お断り

レベル 問わず

仲間とすぐに打ち解けられる人 フレンドリーな人

クエストを受けられる人  興味のある方は連絡ください


「いいわね、でも私たちのステータスも書いときましょう」

「そうだな」


カイト・ファイス  職業 魔法剣士  レベル 15  

力 320

HP 1000

速さ 300

守備 80

魔力 430


シーラ・シャルラタリア  職業 フルウィザード  レベル18

力 50

HP 1270

速さ 230

守備 120

魔力 670


「よしっと、さっそく申請に行こう」

「これですぐに来てくれればいいな」

ベクトルに向かう僕たちの前に金ぴかの鎧を付けた男がまたいた。

よく会うな、いずれ接点でもできるのかなと思いながら歩いていた。

その男は「俺は強いんだ。お前らが俺に絡んでいいわけがないだろ!」

などと痛いセリフを言っていたのでかかわりたくはないなと思いつつスルーした。

やっとベクトルに着いた。その中が騒がしいことに気づいた僕たちは急いで中に入った。

「俺たちが先に頼んだのになんであっちに先に食いもんが届くんだよ」

いかにも荒くれものみたいな感じのモヒカン野郎だった。

「あちらの方が頼んだ物のほうが手間がかからないので先に作らせていただきました」

と説明する職員さん。だがお約束通りモヒカン野郎は

「あぁぁぁん!そんなの関係ねぇんだよ、先に頼んだほうを優先すんのが道理だろ」

その光景を見た僕らは不愉快なものを見てしまったと小声で話していると聞こえてしまったようでモヒカン野郎はこちらに向かってきた。そして目の前で止まると自己紹介をしてきた。

「俺様はワルヴィア、レベル36で強いんだ。それを分かったうえで不愉快なものを見たと

言うのなら決闘を申し込む」と言われた僕らはあきれていた。

「決闘を受けてもいいが条件がある1つ目は僕とシーラの2人と戦うこと。こちらはあなたより

レベルが低いので2対1でも問題ないということ。

2つ目は殺してはいけないということ。こちらはうっかり消滅させてしまうことがあるからな。

だから、どちらかが戦闘不能か降参で勝負は終わりだ」

「良いだろう、その勝負乗った。まぁ俺様は強いから2人でも負けねぇけどな」

職員さん立ち合いの下勝負は開始だ。でも勝負はあっけなかった。

「シーラ!いまだ」

「わかってるわ、相手を止めればいいのね【タイムストップ】私の家に伝わる秘伝の魔法、

抜けることはできない」

「ナイスだシーラ!あとはこの爆炎雷神剣で切るだけ」

敵の衣服を切り刻んだ僕は呑気にティータイムを始めたシーラとともに。

あとは【タイムストップ】を解除するだけ。解除したらモヒカン野郎は恥ずかしそうに大事な所を隠しながら降参しあき〇100%のようにお盆で隠しながら帰っていった。

僕らは訪れた理由を思い出しカウンターへ行った。職員さんに募集の張り紙を渡しアナウンスしてもらった。そして掲示板に貼ってもらった。これで目標達成だ。

「アイルビー〇ック」とよくわからないことを言い去っていった。職員さんが。

僕とシーラは新たな仲間を楽しみに待っている。 荒れているやつが来ないことを祈りながら。

家に帰る途中金ぴかの鎧の男がまた横を通った。あいつはヤダと心の中でつぶやき

家路を急いだ。 明日を楽しみに今日も眠る。

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