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4話 依頼達成

オックシュはいきなり避け出したシーラを見て怒りが溜まったようだ。それはもう猛攻だった。

棍棒を投げ出したかと思うと懐から見かけによらずレイピアを取り出した。「シャキーン」

レイピアを片手に突進してきた。レイピアが意味ないんじゃないかと思うくらいの勢いだった。

シーラは魔法「ファイヤポン」を使う。いわずと知れた初級魔法である。

実はシーラ、職業はフルウィザードというものをやってはいるがとりあえず初級魔法を覚え、

今は中級魔法を覚えようと頑張っているのだ。こんな話はさておき今はオックシュを倒さなくては。

僕は炎属性と雷属性を得意とする魔法剣士である。もちろん戦いに使うのは魔法で作る剣だ。

得意の炎属性で剣の形を作り雷をまとわせて作る「爆炎雷神剣」という名の剣だ。

オックシュはその剣の凄まじい気迫に少し恐怖の表情を見せた。そして覚悟を決めたような顔をした。

その直後オックシュはものすごい速さで突っ込んできたのだ。捨て身的なww

「その覚悟を受け止められずに何が冒険者だ」とそんなよくわからないことを言いながら立った。

シーラは少し飽きてしまったようで紅茶を飲んでゆっくりティータイムにしていたのだ。

すごく呑気に。自分たちの戦いをつまみのように。それはもう優雅だった。

その様子に見とれてしまいそうになるがそんな呑気なことを言ってられないのもわかっている。

今僕がいるのは森でも何でもない戦場だ!殺るか殺られるかだということも。

僕は爆炎雷神剣を初心者っぽさが抜けないような構えをとった。シーラもやっと始まるのかと楽しみにしている。そんなシーラに内心「ゆっくり休んでやがるよあのお嬢様が」なんて思いながら戦いに臨んでいた。オックシュと僕の一騎討的な雰囲気が出て絶対に負けないと意気込んだ。

だが、その意気込みは意味がなかった。なぜなら紅茶を飲んでいたはずのシーラが魔法の詠唱を

して構えていたのだ。シーラの得意上級魔法「ディサペアレンス」と一言彼女は呟いた。

その時、彼女の周りだけ大気が震えていた。そして放たれたのだ。一瞬にしてオックシュが

いなくなってしまったのだ。全然よくわからなかった。黒い球体の中に入ったかと思ったら

消えてしまったのだ。

依頼達成ということで報酬をもらいシーラと分けて初クエスト成功だ。

まぁ正直彼女のティータイムと上級魔法には驚かされたけれど無事クエストを終えられてよかったと思えている。そろそろ新しい仲間が欲しいなと思いながら家に帰った。

明日彼女に相談しようと決めて今日も深い眠りについたのであった。

初クエスト達成おめでとう!

これからもがんばれ!

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