3話 初めてのクエスト
今回は初めてのクエストを受けるということで長くなってしまいました。
楽しんでいただけたら光栄です。
なるべく簡単な方が良いよな そう考えながらクエスト掲示板の前に何分居ることだろうか。
既に2時間は立っているのではないか。僕がこうまでするには理由がある。
そう、初めてのクエストなのだ。しかも女の子と2人で!だから張り切っているのだ。
格好悪い姿を見せたらがっかりさせてしまう。それだけはいけない。
要するに僕は彼女が可愛いと思っており気になっているのだ。
それも初挑戦、いい姿を見せれば期待できるかもしれない。そういう期待を持っているのだ。
でも現実はそう上手くいかない。なぜなら彼女が5分後に来てしまうのだ。
彼女が来てから悩むようじゃいけないと思っていても決まらない。
5分後
彼女が来てしまった。それでも今来たって感じを出していい感じになった。
クエスト選びに行ってみると2時間前よりさらに増えていたのだ、人もクエストも。
「ダッシュボアなんていいんじゃない」 「もうちょっと強いのでもいいよ」
などの会話をしてもう一つ上のオックシュの討伐にした。
依頼主のところにまで行く途中まさに光っていると言えるような格好の人の横を
「稼いでいるなぁ」となんて彼女と話していた。
依頼主の家に行くと状況は最悪だった。家はボロボロ、庭は荒れ果てていて羊などは遠くで倒れていた。「これはひどいなぁ、なんでこうなったんだ?」
[いやぁ、知らんのよぉ。家に帰ってきたらこんなことになっていて」
「何で知らねぇんだよ」と思わず突っ込んでしまった。シーラも顔に手を当ててあきれていた。
「まぁとにかくどうにかしてくれ」と押し付けられた僕は仕方ないと思うしかない。
オックシュはどこに?と聞くと知らんと言われ一発ぶん殴ってしまった。
あらら、やってしまったと思ったときにはもう遅い。そそくさと森に行くのであった。
オックシュの進んだ道がどこかわからないのでとりあえず歩く。
どこ行っても見つからないと叫ぶシーラを横にストレスたまってんなぁと思っていた。
すると突然一斉に鳥が飛び立つのが見えたのだ。こっちだと思った僕は走った。
案の定2.3Mの巨体が目の前に見えたのだ。そう、オックシュである。
棍棒を振り回しながらこちらに向かってくる。シーラはすでにテンパっているのだ。
「落ち着け、僕らのレベルならば余裕だから」と何度言っても届いていない。
オックシュがテンパっているシーラをロックオンすると棍棒を振りかぶって向かっていく。
「シーラ危ない!」と叫ぶとようやく我に返った彼女は間一髪でよけられた。
さぁ,ここから反撃開始だ!
どうでしたでしょうか?
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