1章1話 冒険者になるために
これが初めての作品です。
どうかお手柔らかに。
1章 始まりの物語
これは、昔々の物語と思ったら大間違い。100年前の神話を信じた少年の物語。
夜中の3時目が覚める。今日も今日とて頑張ろうと意気込みを入れた少年の姿があった。
もう一度言おう これはある神話を信じた少年の物語である。
この町の名前はアムル。この国で一番栄えている都市である。
このアムルの町では徹底的に行うものがある。
それが冒険者の取り締まりである。これが大変なことに時間が足りなすぎる仕事である。
冒険者が何か問題を起こしたりしてしまうと解決しないといけない。
冒険者が発見した魔物の情報もまとめないといけない。
本当にかわいそうだと思う。まぁそう言う僕も冒険者なのだけれども。
今日も僕はアムルの中心ベクトルという冒険者協会の本拠地に訪れていた。
「今日試験を受けるカイト・ファイスさんですね?」と職員さんが声をかけてくれた。
職員さん曰く僕が最後の受験生だそうです。試験会場に行くと様々な恰好の受験生がいた。
忍者の恰好や剣士、魔法使いもいた。その中でも駆け出しの僕は軽装で来ている。
周りの人に声をかけるも無視されるだけという悲しい始まりだった。
職員さんの声で試験は開始だ。魔法適正や筆記試験、模擬戦闘を終え一息ついた。
合格者発表は10分後だ。緊張して待っていると緊張が隣の人に伝わってしまったのか話しかけてきた。
冒険者同士の初めての会話だ。隣の人の恰好は僕と同じ軽装だった。
「この試験を受けるのははじめてですか?」と声をかけられたのだ。
初めてでは無いのであればもっと熟練ぽい見た目にしていたところだ。
「初めてですが..」と答えるのが普通だったのだろう。なのに
「初めては初めてなのだが」と熟練ぽい答えにしようとしてミスってしまったのだ。
「はぁ そうなんですか?」みたいな回答だった。 ひかれてしまったっぽい。
「それはさておき」と話し始めるのだ。
「この試験の結果発表が終わったらパーティを組まないかい? これも何かの縁なのだから」と。
これが僕たちの始まりだったのだ。 この後に起こることなど予想できないくらいの唐突な始まり。
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