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冒険者としての...2

ギルドの中での。。。。

スキャナーが作動し始めて、10秒程で一枚の用紙が出てきた。

気持ちに余裕のないけんにとっては、この10秒がかなり長く感じていただろう。

印刷された用紙が出てきたとき、ケンの緊張は最大限にまで高まっていた。


マリアがその用紙をスキャナから破り取ると。そのまま目を通しはじめた。

用紙の下の方にマリアの目線が下がっていくにつれて、段々とマリアの顔が険しく、それでいて青ざめ始めた。

手に持った用紙がフルフルと震え始め、マリアが口を開いた。


「申し訳ありませんケンさん、、どうやら、エラーのようなので、、も、もう一度スキャンしていただけますか、、?」

「は、はい、。かまいませんけど、、。」


ケンは、、内心、やっぱりそうだよな。といった感情を抱いていたが。言われたと通りに、スキャナーの上にてを乗せた。

再度スキャナーが動き出し、スキャンを開始した。

約10秒ほどの読み取りを行ったあとに先ほどと同じく、一枚の用紙が出てきた。

マリアは、急いでその用紙を破り取ると、すぐに目を通し始めた。


だが、結果はやはり前のものと同じであった。マリアは何回も、前に出てきた用紙と見比べていた。

かなり慌てている様子だった。

この一連の流れを隣で不思議そうに見ていたエリーは、マリアの顔をのぞきこんで。


「大丈夫ですか・・・?」


そう恐る恐る訪ねた。

マリアは、ハッと我に返ったように、ケンに向かって口を開き始めた。


「ケ、、、ケンさん、、あなたは、、、一体、、」


そう言って恐る恐るケンの顔を見るマリア。


「何者と言われましても、、、一般人なんですが、、無職ですし、、。」

そう答え、続けて

「それで、、、冒険者にはなれるのでしょうか、、?」

そうマリアに聞き返すケンだった。


「なれます!!!!なれない訳がありません!!!!!!!!」

かなり強い口調でマリアはケンに言い返すのであった。

マリアの息はあらく、焦りからか、すこし汗ばんでいるようだった。


「それで、このあとどうすれば、、、。」


ケンは、少し困った様子でマリアに訪ねていた。


「私には判断しかねますので、ギルドマスターを呼んできます!!!!お待ちください!!!」


そう言ったマリアはかなり急ぎ足で奥の部屋えと入っていった。

どうなるのか分からないケンは、かなりふあんを隠せない様子で待っていた。


隣にいたエリーが相変わらずニコニコした顔で。


「どうしちゃったんだろーねーマリアさん」


と隣でつぶやいていた。

そのあとに、となりのケンの方を見たえりーは、ケンが不安そうな顔で待っているのを見て。


「大丈夫だよ!きっと冒険者になれるって!!」


そう言うと、ニコッと笑うと、ケンの手の上に優しく自分の手をかさねた。


ケンは驚きを隠しきれず、恥ずかしさと相まって、顔を真っ赤にしてあたふたしていた。

前世で独身オタクだったケンは、リアルの女性に免疫がなかったのである。

そんな様子のケンを見てクスクスと笑うエリーを見て。

何故か少し緊張のいとがほぐれていったけんであった。


そうこうしていると奥からマリアさんが走ってこちらに向かっているのが見えた。

後ろには、屈強な体つきのいい、いかにも{強そう}といった体格の男を連れていた。

ハアハアと息を切らしながら、ケンの前に来たマリアさんは。


「マスターをお連れしました!!!!」


と言って、いまにも座り込みそうなぐらいの感じだ。


「君がケンか! 私がこの冒険者ギルドのマスターをやっているゲイルと言う!」


ハキハキとそれでいて、低めの声でケンにそう伝えた。


「よろしくお願いします。ケンです。」


そう答えるとゲイルは、上から下までケンを見た後に

少し間をおいて、


「私の部屋で少し話をしたいのだが、いいかね?」


そうけんに告げた。


「わかりました、大丈夫です。」

「よし!じゃあついてきてくれ!」


そう言って歩き出した、その後ろをついていった。が、すぐに違和感を覚え後ろを振り向くと

少し寂しそうな顔をしたエリーがこちらを向いたまま、ついてきていなかった。

エリーなりに空気を読んだのだろう。だが、ここまでたくさんの恩をケンにくれたことに、感謝の気持ちしかいないケンはすぐにゲイルに。


「すみません!ちょっといいですか?エリーも一緒にいいですか?」


そういってゲイルを呼び止めた。

少し考えたげいるであったが。


「いいでしょう一緒に来るといい!」


そういうと、エリーの方ににこっと笑った。

すぐにエリーに笑顔が戻り、ケンの所まで駆け足で並んだ。


「ありがとう!」


そういってニコっと笑うエリーを見て、ケンは恋心がめばえはじめていた。






ギルドの奥の廊下を少し歩いて突き当りの部屋に案内された。

中に入ると前世で言う社長室のような所であった。ゲイルが普段仕事をしているであろう、デスクが奥にあり。部屋の中央にはテーブルを挟んで、長めのソファーがおかれていた。

ケンとエリーはゲイルに指示され、ソファーに腰掛けた。


「さて、、、さっそくなんだが。ケン、君は、どこからきた?いままでなにをしていた?」


そう言ってケンをジッとみつめた。


ケンは、正直に話しても信じてもらえないだろうと思いエリーに行った事と同じことを、少し話を足して伝えた。


「私は、遥か西の小さな村から来ました。冒険者になることが夢だったので、くる道中で修業をしながらここまで来ました。」


そう言うと、ゲイルからめをそらさなかった。


「そうか、、、、、。」


そういって、深いため息をゲイルがついたと同時にソファーに深く腰を下ろした。

しばらく考えていたゲイルであったが、そののち口を開いた。


「実はな、、君をどう扱うかに困っている、、。」

「え、、?それってどういう、、?


ケンが聞き返すとゲイルはそのまま続けた。


「おそらくだが、、ケンは、この世界の誰よりも強いだろう、、それも、、圧倒的に、、な。」


そういうとエリーがすぐに反応した。


「え、、、?本当に、、?でも今まで無職って、、、、。」

そう言って驚きを隠せないエリーだった。


「ケンのステータスをみせてもらったが、こんなものは見たことがない!私が今まで聞いたことがある数値で一番高い王国の戦士長でも、数値の平均は3000~4000だ。ケンはそれをはるかに凌駕している。一番上の冒険者ランク、プラチナの者の更にトップの者でも平均2000位だろう。そう考えると、、ケンの数値は常識ではありえないことなんだ。」


この話を聞いて、エリーは、ポカンとしていた。

冒険者をしているエリーにとって、ステータス3000や4000といった数値がどれだけ凄いか分からないはずがないからだ。

エリーは、少し震えるような声で、ゲイルに訪ねた。


「あの、、ケンのステータスの平均って、、、」


そう言うとゲイルは少し呆れたような顔で言葉を吐き出した。


「平均、、、999999だ、、。」


部屋がシーンと静まり返り。少しの間誰も言葉を発せなかった。

沈黙を破り先に口を開いたのはエリーだった。


「す、、、すごい、、」

エリーは、目をキラつかせてケンを見ていった。


「いやあ、、、、ははは。」


内心困り果ててしまったケンは、気力ない感じでエリーに返答したのであった。

だが、ケンは実際まだ戦闘というものをしたことがない。

なので、現段階で自分の強さというものを実感していないため、どうすればいいのか、わからないでいた。


「どうするか、、、、。」


このゲイルの一言で、少し浮ついた部屋の空気が、落ち着きをとりもどした。


「正直、こんな数値はみたことがない。人がたどり着けるものなのかも疑わしい。これが世間に広がると。様々な国が君を囲い込もうと躍起になるだろう。もし君がこの世界を終わらせようと思ったらそれも可能なレベルなのかもしれない。」


「そ、、、、それわこまります!!!!僕は、自由な冒険者に憧れてここまで来たんです!!!」


そう、強くゲイルに返答すると、熱いまなざしでゲイルを見つめ続けた。

しばらくの見つめあいの後にゲイルが深いため息を1つ吐き出し、返答を出した。


「わかった。まあそれぞれ人は自由だ!この事をを知っているのはここにいる4人だけだしな。この事について他言無用とする!いいな?エリー!マリア!」


「「わかりました」」


そういった後に、こちらに向かってニコっとゲイルが笑うと、


「あとは、冒険者としてのスタートランクなんだ、、、が、、正直決めかねている。なので、少し目に見える範囲での強さといったものを見せてくれないか??ギルドには鍛錬上があるからそこでの実力を参考にして、ランクを決めたいと思う。」


そう言われ、まだ戦闘をしたことがないけんは、

(大丈夫だろうか?、、)

と思いつつも、ゲイルが言っていることは正論だと思い


「はい、わかりました。」


そう返事するしかなかった。

「私も見たい!!」

そう嘆願したエリーに、ゲイルは、、「ダメだ」と言い放ったが。そこは、ケンがなだめてエリーも見学することになった。

マリアもデータをとるために見学する事になり。

そのまま4人で実力テストを行う事となった。


「では行こうか!」


そう言ったゲイルについていくと広めな闘技場らしき広間に着いた


「始めようか!」

そういって、ケンの実力を測るためのテストが始まるのであった。

次は。大事そうなシーンっぽいので頑張ります。

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