死んじゃった!?
初めて書いてます。
読むに値しないかもしれませんが。読んでもらえたら喜ぶと思います。
「おはようございます!!」
そう。元気だけが取り柄の30歳独身。三上健二は普通の会社員である。
スペックは独身。アニメ大好き。アラサー。とゆー、普通だが、ちょいオタク気味な奴である。
実家を朝8時に出て、17時に仕事が終わり帰宅する極平凡な一日を繰り返していた。
休日にはネットで好きなアニメや漫画を、、と言った平和な人種だ...
今日も挨拶をして仕事につく。
上司からの非情な通告、、長残を言い渡され、与えられた仕事を淡々とこなす。
21時を回ったころに、「そろそろ帰れ、あとやっとくから」そう言われ、会社をでたのが21時半をまわった頃だ、、
(残業とかきっつーーー!!)
そう思いながら会社を後にしつつも今月は残業が多かったので、内心、給与に期待を寄せていたので何を買うか考えていた。
(あのアニメ、円盤そろそろだよな、、?)
そんなことを考えつつ帰宅の道を歩いていた。
丁度横断歩道に差し掛かったとき
「ブォンヴォンブンブン」
(でたよ田舎のヤンキー、、、)
暴走族になりきれてないようなヤンキー5〜6台のバイクが猛スピードで目の前を横切って行く。
(うるさいなー)
そう思いながらもヤンキーどもは信号は守っていた。
通り過ぎたのを確認し、歩道の信号が青になったのでケータイで円盤の発売日を調べながら渡っていると
「...ゥー...ウー!!!」
ハッ!!っと直ぐに左に目をやるとわずか数Mの距離にパトカーが、、
(あれ、、青やったやん?あ、、これ、、詰んだ、、。)
何故か時間がゆっくりと感じ
(あー給与イクラだったんかなー、、結婚できんかったなー、、アニメの最終話どうなったんだ..ろ...)
そこまで考えた頃に身体の力がスゥっと抜けた感じがした、、、。
.....「ようこそ!かな、?それとも、おはよう!って元気良くが良いかな、?、、うーーん、、」
(誰の声?)
そう思いながらも、そっと目をあけてみると、何やら1人でブツブツ言いながら考えている女性が、真っ白な空間に1人居る。
(ココドコ?)
ゆっくりと立ち上がり周りを見渡すが、何もないただ白い空間が広がっていた。
(あれ?たしか、横断歩道を渡って、、パトカーにぶつかりそうになって、、ん?)
そこで記憶がとまっている。
女性がクルッとコッチを振り向いた、、瞬間、!
「キャーーーーー!!??」
(??????)
いきなり悲鳴をあげられ、焦る健二。
「ちょっ!!落ちついて!!落ちついて!!」
なんとか落ちつかせようとなだめ、冷静になっていく女性。
すると落ちつきを取り戻した女性がイキナリ
「ようこそ!三上健二様!!」
(??????)
(何の事だ?さっきの練習して他奴か?そうなのか?ようこそ?)
「あー、、はぃ???」
あっけに取られている健二に女性は続けた。
「記憶はどこまで御座いますか?」
(綺麗な人だなー、、ん?記憶?)
「あのーそれってどう言う、、?」
そう聞くと
「生前の記憶はどこまで御座いますか?」
女性はそう聞き直してきた。
(生前て、、、俺、、、死んだの?)
「生前とはどう言う事でしょうか?ここは何処になるのでしょうか?目を覚ましたらこの状況で、、」
意外にも冷静な健二が質問を女性に返す。
すると女性が。
「一から説明致します三上健二様は、、.....」
と健二がどのように死んだのかを具体的に詳しく説明してくれた。
あまりにも淡々と説明されたため呆気にとられていた健二だったが、、女性の、、
「大丈夫ですか?」
の声に、ハッ、と我に返った
やはりパトカーとの事故により死んでしまっていたのである。
(いやいや、、俺の運の悪さ、、あんまりじゃね?)
そう思いながらも。女性に聞く事しか出来ない今の状況である。
「だいたい。わかりました。そしてこの後はどうなるのでしょうか、ここは何処で貴女はどちら様でしょうか?」
冷静に質問をするのは会社勤めで養ったスキルである。
「ここは天界にございます。そして私は地球の人々から言う神に当たる存在です。」
だいぶ予想していた答えが返ってきたのである。
(アニメ好きのスキルがここで役に立つとは、、)
そう思いながら
「それで私は、、どうなるのでしょう?」
どうなるのかを不安に思いながら恐る恐る聞いた。
「地球の人生を終え、不幸にも死に至ってしまったの私のせいなんです!申し訳ありません!」
聞けば天界には複数の神がおり、暇つぶしにそれぞれが人間を選び困難に立ち向かわせるといったゲームをしていたそうで、、三上健二の困難が暴走族との後に走ってくるパトカーを避けるか否かで賭けていたそうだ、、
(おいおい、、まじか、、ま、、まぁ神だから、、何でも有り、、か?)
そう説明をされても、神だからと、妙に納得してしまい。怒りなどの感情が出てこなく。自分でも不思議に感じていた。
「あの〜お詫びと言ってはなんなんですが、、」
考えていると神が口を開き
「もう一度下界でやり直してみませんか??善人なので可能ですよ? ただし、、元の世界は無理なんですけど、、、」
そう言われ、考え込んでいた健二は。
(え、、これって、、転生系?まさかの?ファンタジー?)
「でも、生き返る世界の事が分からないのは不安なんですが、、」
それとなーく聞いてみる健二
「基本的には環境は地球と変わらない世界ですよ?
街があり人々が住んでいます。ただし。人種が地球と異なり。肌の色だけでなく。獣に近い獣人や寿命の長い種族や力強い種族など多種多様にはなります。」
(きたー!!!!!!異世界ファンタジー!?)
内心かなり喜んでいた健二だったが、冷静さを装いさらに質問を重ねる。
「仕事などはどうなるのでしょう?人々が暮らしているとなると経済はあるのでしょうから。」
神は笑顔で返した。
「冒険者や騎士や商人などがあり、農業や漁業などの生産職などがございます。」
(いよいよ本格的な異世界だ!!)
そう言われ健二はかなり胸をおどらせていた。
(冒険者とかキタな!やっほー!魔法ファンタジーきたー!)
そう思いながら神の方をみると
「転生されるということでよろしいでしょうか?」
と続けてきた。
アニメ好きの健二が断る訳もなく
「はい!お願いします!」
と言うと、神が続けて
「かしこまりました。では、私のお詫びと言ってはなんなんですが、何か欲しい能力は御座いますか?」
と聞いてきた。
(チートきたー!!!)
絵に描いたようなアニメの展開に健二は胸を踊らせ。チート能力について考えた。、、
だが、なかなか悩み
(いざとなったらわからないものだな)
そうおもっていると。神が
「私が思う能力をつけて差し上げましょうか?転生した後にスキルとして確認する事ができますので。」
(まぁ、何か勿体無い気もするけどいいか?)
早く異世界をみてみたい、魔法に期待を寄せている健二は。まぁいいか、と言った感じで冷静に
「ではそれでお願いします。」
「かしこまりました。こちらで付与しておきますね!では以上になりますので転生の処理に移ります。少し歩いたところに街が見えると思いますので転生後はそちらに行ってみてはいかがでしょう?」
「かしこまりました、ありがとうございます」
「ではお達者で」
そう言ってニコっと神がわらうと目の前が真っ暗になり意識が遠のいていった、、
「ん...んーー?」
目を覚ますと見知らぬ林の中のようだった。
次回はいよいよ本格始動って感じの話を書きたいです。
良かったら。また読んで下さると喜びます。