表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虚無の地平線  作者: 白雪銀髪
序章-地平線の彼方から-教師編
4/16

4-1 遂に始まる勉強生活は、魔術から

注意:【魔法】に関しての説明パートとなっています

【魔術】


魔力を用い、世界そのものに干渉し、普通じゃ起こり得ない事象を起こすことが出来る異能力

(一般では魔術より魔法と呼ばれる事が多いためここから先は魔法と記す)


魔法には様々な種類が存在し、人は大きく五つに分けている


1 属性的魔術

火 水 風 雷 土 の質の違うそれぞれのマナを、体で精製したマナや空気中に存在する無属性のマナを錬成して作り、様々な濃度や形、マナを練り合わせる割合にて作り上げる魔法


2 状態的魔術

身体能力の強化、弱体化と言った身体的魔法。物質を硬化、軟化または破壊、分解等と言った物、それらをまとめて状態的魔法という。属性は無属性と定義されている


3 再生的魔術

肉体的疲労、外傷、損傷の回復もとい再生、物体の損傷、分解を無かったように破壊される前まで再生させる魔法。属性は無属性と定義されている


4特殊干渉的魔術

結界術、錬金術、時空間操作等がある。まだ研究途中や、どの種類に入れていいか分からない魔法等発展の余地がある魔法も多く含まれている。属性は無属性と定義されている


5虚無的魔術

上記の4つの魔法は随時発動するものだが、これは永続的に続く魔法の事で、千里眼や見識眼と言った魔法体質(一般には、加護や呪いと言われている)等が含まれる。生まれつきや、高濃度魔力地帯に長期間滞在したときなどに発症、発現が見られる。


これが現代に置ける、魔法の種類である。


「ここまでは理解出来たか」


「はい、バッチリです」


「うむ」


本に書いてあることをそのまま読んだだけだが、分かりやすいな


「次に移ろう、質問は話が終わってからだ」


【魔術階級】


魔法には、その発動するための難度、世界に及ぼす事象への干渉力、生物に与える殺傷力を考慮して階級が決めてある。


3等級基本魔法

2等級派生魔法

1等級応用魔法

超級魔法

災害級魔法

天災級魔法

神話級魔法


と7つからなっている。


一般的に、3等級から1等級魔法までは一般人が覚えて置いて損は無い、魔法専門学園では卒業時には必ず覚えている範囲。

今回ルカに教えることの最低範囲だ。


超級魔法は、王族直属の兵隊や少佐以上の地位と戦力の高い兵士、専門の魔法技師が必ず会得している、戦闘向きと技術向きに別れた専門的魔法が多い。


災害級は文字通り自然災害並みの被害を出すほどの力を持った魔法だ、世界の中でもこれほどまでの魔法を扱える魔法師は多くない。俺がしってる中でも十人やそこらだけだ。


天災級に至っては使える術者の存在自体が兵器になる、種類も十種類しか確認、発明されていない。扱えるのは、それぞれの世界のに君臨する【皇】等の、簡単に言えば、世界で最も強いと言われている者達だけだ。


神話級魔法が確認もとい発動した形跡は、歴史上2つしかない。

今を生きる人類にとって無関係な魔法なのでここは語らないでおく


「ここまでが魔法の確認だ」


「質問いいですか?」


「あぁ、どんどん言ってくれ」


「早く魔法が使いたいでーす」


それは質問ではないぞ...


「...そんなに勉強は嫌いか?」


「あ、いえ、嫌いではないんですが、魔法と言うものを早く使いたいと子供の頃からずっと思ってたので、別に魔法の種類とか覚えても魔法使える訳じゃないですし」


もっともな意見をいってくれるな、だがまだ子供の考えだ。ここは丁寧に説明してやろう


「確かに覚えたところで魔法が使えるわけではないが、これは一般常識で誰でも覚えておかなければいけない必修科目だ、貴族なら威厳と言うものを守るためにも学を学ばなければ、恥さらしだ」


「う、確かにそうですが...でもちゃんと覚えましたよ、五つの魔術の種類や魔術階級も」


「本当か?それなら、7日目の魔術の時間に試験をしよう、実技と学、どっちもだ、もしそこで指定したノルマを達成出来なかったら、何かしらのペナルティを与えよう」


「なるほど、分かりました...」


そのあとの小声で呟いた、めんどくさい、という言葉は聞きのがしてやろう


ボーン ボーン


ここぞというタイミングで掛け時計が昼を知らせ鐘を鳴り響かせる

それと同時に廊下から部屋の中へ昼食の時間を知らせる香りが漂ってくる


「頃合いだな、昼にしよう」


「やった!やっと解放される!」


「...午後からの実技は特に厳しく指導してやろう、覚悟をしておけ。午後は庭でやる」


さすがに今のは聞き逃せなかったので相応の対処をする


「えぇ...」


どこか困惑したような表情でこちらを睨んでくるが、空腹感がそれを押し退けて呻き声として鳴り響く


「ほら、腹が減ってるんだろう、俺は後で向かうから先にいってなさい」


「はーい」


元気よく扉から飛び出し、廊下を走り食堂へ向かう足音が響いた

執事が廊下を走ったことについて声を張り上げて注意する声も聞こえてくる


数分経ったところで午後の準備が出来たため、食堂へ向かうことにする

だが廊下へ出ると


「...ん?」


一人の銀髪の髪色の、雪のように肌がしろい女性が

扉の前に立っていた


シルヴァ·ヴァーミリガン 性別:男 年齢:35歳 出身:東の地平線【イースタル】


特徴:東の下民特有の黒髪 右目を隠すように前髪が長くなっている

   内側が赤く、外側が黒いローブを羽織っている 身長179cm 体重63kg 


性格:真面目であるが、硬い印象がある。柔軟的に物事を考えられず、何事も理由を理論付けて考えてしまう。

  根は優しく、子供は好きでも嫌いでもない。

  悪には厳しく、殺すことを躊躇わないのは正義感というよりは嫌悪感が勝っていると言える。


戦闘能力:魔術階級:超級

    得意魔法:雷、火

    マナ生成:無、火

    武術階級:剣術超級

        格闘術免許皆伝 師【力皇アルデバラン】

    総合戦闘能力:超級

    

貢献度:郊外に生息する悪質な魔物の大量討伐

   南の下民反乱軍の沈静化、のちの武力解決

   王都指定災害級魔獣 雷獣【ケフェウス】の撃退

   王都指定災害級魔獣 魔竜【グリモア】の戦闘のち生還

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ