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カエル

理想のオレンジ

作者: KazekaHun

断面が変色しているキャベツがある。茶色の所を切れば余裕で食べられる。

晩ご飯の材料にする。

半分の半分に切った四分の一のタマネギがラップもかけず転がっている。なにも問題は無い。

二週間前からあるキャベツと違い、タマネギが切られたのは二日前だ。

キャベツと一緒に切れ味の鈍った包丁で刻む。

冷凍庫には鶏胸肉と冷凍うどんがあった。

カチコチに凍っているのでこの包丁でも切りやすい。

全て切り終わるとずっと前に火を上げてすすがとれなくなった片手鍋に冷凍うどん以外を放り込む。

水を入れて火をつける。

沸騰して、鶏胸肉にも火が通った事を確認し調味料と冷凍うどんを入れる。

柔らかくなって一分ほどたったら火を止め味噌を溶かす。

もう一度沸騰させる。

完成。

台にどこで手に入れたか分からない広告を敷いて片手鍋を置いた。

早速食べる。

あたしは自分で作った料理に手を合わせる事が無い。それ以外にはスーパーの菓子パンにだって手を合わせてから食べる。意識してやっているわけではなく気がついたらそうだった。命ではなく作ってくれた人にでも感謝を表しているのだろうか。

うどんを口に運ぶが熱くて食べられない。だから鶏胸肉とキャベツから食べていく。

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― 新着の感想 ―
[一言] は!これは俺の日常風景かッッ!w
2015/04/19 23:24 退会済み
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