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第8話

「レオ、起きなさい」

「ふわ~。父さん、こんな早くかな何?」

まだ外は少し暗いくらいで、かなり早い時間みたいだ。


「昨日言っただろう。今日から見回りだ」

「え?見回りってこんな早いの?」

「そうだぞ。でないと畑仕事が出来ないだろう」

「そっかー。今準備する」

俺は答えながら、身支度を始めた。



「おはよう。レオ」

「あ、おはよう、ライ兄」

「よし。じゃあ、まずは村の入口で他の人達と合流するぞ」

「あれ?ルブ兄は?」

外にいたライ兄に挨拶するが、ルブ兄の姿は見えない。


「見回りに参加するのは、本来12歳からだからね。

 ルブランは、まだ留守番だよ」

「レオが魔法を使えることは、もう村中に広まっているからな。

 とりあえず最初は私と一緒に参加して、問題なければ

 今後も参加するようになるだろう」

なるほど。俺は特殊って訳か。


さて見回りでは、魔物退治があるかもしれないから

ステータスを確認しておくか。


レオン:Lv2

生命力:20/20

筋力:15

魔力:16

速力:15


あれ?レベル上がってる。

あぁ、一昨日の魔物を倒したからか。

でも、ライ兄に怪我させちゃったりしたから、微妙な感じだ。


父さん達はどんな感じだろう?

チェスター:Lv7

生命力:48/48

筋力:24

魔力:11

速力:17

スキル┐

  農作業:農作業の効率が上昇する。(ただし収穫量に変化はない)

  察知:周囲を警戒している場合、物音などに気づきやすくなる。


エリオット:Lv4

生命力:32/32

筋力:18

魔力:7

速力:9

スキル┐

  農作業:農作業の効率が上昇する。(ただし収穫量に変化はない)


あれ?

父さんもライ兄もレベルの割りにステータスが低くないか?

なんでだろう?

俺のスキルの関係なのかな?


あ、ちなみに俺のスキルは多すぎるので、鑑定で表示しないようにしている。

鑑定では表示する情報を細かく設定できるのだ。

その気になれば、年齢なんかも表示できるし

なんとBWHの情報なんかも表示できる。


父さん達のステータスと俺のステータスの違いについて考えていたら

すぐに村の出入り口に着いてしまった。

まぁそんな大きい村じゃないしな。


父さんとライ兄、それから村の大人4人、俺

この7人で見回りをするらしい。


「やあ、おはよう」

「おはようございます」

とりあえず集まった皆で挨拶している。


村の人が俺を見て

「早速、見回りと行きたい所ですが・・・

 念のため、レオ君、本当に魔法が使えるか見せてもらっていいかな?」


昨日と同じく光を掌に灯す。

「おぉ!確かに」

「魔物を吹っ飛ばしたとも聞いたし、これなら大丈夫かな?」

「じゃあ、レオ君。我々の言うことを聞いて、一緒に見回りをしようか」


「あ、レオ。お前はこれを持っていなさい

 危ない事が起きないように、注意はするが念のためにな」

そういって父さんは小振りの剣を渡してきた。

確かに良く見れば父さんもライ兄も村の人達も剣なり斧なり持っている。



俺達は村の周辺を見回りを始めた。

俺が小さい事もあって、中心に俺、その周りを大人たちといった感じになっている。


「しっ。みんな止まれ!」

先頭を歩いていた村人が指示を出す。


「ほら、あそこ。少し離れているが魔物がいる」

「確かに・・・どうする?」

「あれくらいなら放っておいても離れていくそうだが・・・」

確かに猪のような魔物が1匹見える。


「あーすまない。みんな。

 レオのために出来れば魔物を倒したいんだが・・・」

え?俺は父さんの方を見る。


「僕からもお願いします」

ライ兄も横で頭を下げる。


「いや、でも危ないなら無理はしなくても・・・

 まだ1年半もあるし、俺は焦ってないから」

俺はそう言うが


「まぁあれくらいなら、気をつければ大丈夫だろ」

「そうだな。じゃあ、いっちょやるか」


村の人たちが了承したことで、退治することになった。


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