第29話
「うまうま・・・おっこれも美味いな」
【あの~ミルト様?】
「ん?なんだ居たのか。
で、今回は何の用だ?」
【お姫様の声が出なくなっちゃんで、治してくれたらいいな~って】
「はぁ食った食った!
いや~祭りの期間は色々な食べ物があって最高だな!」
【あ、お祭りに来てたんですか・・・】
「おう!毎年、人間に化けて行ってるぞ!」
【って、それはどうでも良いんですが、お姫様の声は?】
「お前な~なんでも神様に頼ろうとするなよ~。
それに神様も万能じゃないんだぞ!」
【え、でも神様なんですよね?】
「神様が万能なら、地球の神は死んだりしないだろ!
神様にだってできない事はあるんだよ~」
【じゃあ、出来ないってことですか?】
「いや出来るよ。でもやらないだけ」
【そこを何とかお願いします】
「ん~なんか前回もこんな感じじゃなかったか?」
【そうでしたっけ?】
「まぁいいか。で姫様の件だっけ・・・
じゃあ、前回と一緒で助言だけしてやるよ」
【はい。ありがとうございます】
「では助言を・・・
ダンジョンの強い方に潜れ!以上だ!」
【・・・は?えっと何でか聞いて良いですか?】
「ダンジョンの強い方は止めを刺した者がアイテムを得られるだろ。
それにどんな毒でも解毒出来る薬があるんだな~
なのでダンジョンの強い方に潜れ!
私の暇つぶしにもなるしな!」
【いやいや無理ですって、この間も死に掛けたんですよ!】
「大丈夫だって、死んだら死んだで姫様とか関係なくなるだろ?」
【そもそも死にたくないんですって!】
「我儘な奴だな~
でも他に治す手段があるとしても、同じくらい大変だと思うぞ」
【ほら、そこをミルト様の力でパパッと】
「メンドクサイからヤダ~」
【・・・】
「メンドクサイからヤダ~」
【はぁ、わかりました。じゃあ、もうちょっとダンジョンの情報をくださいよ】
「おぉ!ダンジョンに入るか!じゃあ情報を上げよう!」
1~5階 : 生命力・筋力・魔力・速力のどれか1割アップの装備、どんな毒でも解毒できる薬
6~10階 : 生命力・筋力・魔力・速力の装備どれかを更に1割アップ、どんな病気でも治す事ができる薬
11~15階 : 生生命力・筋力・魔力・速力の装備どれかを更に1割アップ、どんな怪我でも治す事ができる薬(部位欠損も治る)
16~20階 : 生命力・筋力・魔力・速力の装備どれかを更に1割アップ、回復速度1割アップの装備
21~25階 : 生命力・筋力・魔力・速力の装備どれかを更に1割アップ、回復速度の装備を更に1割アップ
26~30階 : 生命力・筋力・魔力・速力の装備どれかを更に1割アップ、回復速度の装備を更に1割アップ
16~20階 : 生命力・筋力・魔力・速力の装備どれかを更に1割アップ、『マナ操作』スキル・・・既に持ってる者は魔力が50アップ
36~40階 : 生命力・筋力・魔力・速力の装備どれかを更に1割アップ、回復速度の装備を更に1割アップ
16~20階 : 生命力・筋力・魔力・速力の装備どれかを更に1割アップ、回復速度の装備を更に1割アップ
46~50階 : 生命力・筋力・魔力・速力の装備どれかを更に1割アップ、『魔法制御』スキル・・・既に持ってる者は魔力が100アップ
完全制覇ボーナス : 到達したもの全員、神様と要相談(スキル3個程度ならOK)2回目以降は報酬なし。
アイテムは各階、1人1回だけ入手できる。
止めを刺した者が、2回目以降止めを刺してもアイテムは得られない。
設定されているアイテムがランダムで出るが、同じ者に対して同じアイテムが出る事はない。
ステータスアップの装備は、所持している物がパワーアップする。
持っていない場合は、1割アップの装備を入手する。
自分以外の者が装備しても効果は発揮しない。
「うん。こんな感じだ!じゃあ完全制覇を目指して頑張れ!」
【・・・え?これなら最悪でも5階まで十分ですよね?】
【運がよければ1階で完了できそうですし・・・】
「おいおい。折角50階までの情報を出したんだから頑張れよ~」
【無理に頑張って死にたくないんですよ!】
「全く我儘なやつだな~」
【それよりも出てくる魔物の情報はないんですか?】
【あ、5階までで十分ですので】
「えー50階目指さない奴に教えるのもな~」
【えーっと・・・じゃあ、機会があったら挑戦するって事で今は5階までの情報を】
「しょうがないな~。機会があったら、ちゃんと挑戦するんだぞ!」
1階:ドラゴン 各ステータスは平均的
2階:サイクロプス 筋力が非常に高いが、他は低い。
3階:マジックスライム 魔力が非常に高いが、他は低い。
4階:スピードシーサー 速力が非常に高いが、他は低い。
5階:グランドタートル 生命力が非常に高いが、速力は非常に低い。他は普通。
「こんな感じだな!攻撃方法とか弱点に関しては自分で調べるように。
あと今のお前のLvだと、1人では多分死ぬな。
とりあえず弱い方でLvUPでもしてくれ!では以上!
質問は受け付けない!ではでは~」
【あ、ちょ・・・】
◇◇◇◇◇
まぁ聞く事は聞けたからいいか。
とりあえずLvUPするしかないみたいだな。
みんなに迷惑かけられないし、こっそりと1人で迷宮に潜るか。
「で、レオンは私達と迷宮探索が終わった後、なんで1人で潜ってるのかな?」
アッサリばれました!
「あ~えっと、もっとLvを上げたいな~なんて・・・」
「それなら付き合うピコ!
私達も冒険者だから、Lvはどれだけあっても良いピコ!」
「まだ、何か隠してるみたいだけど・・・
まぁ聞かないでおいてやるよ」
俺はみんなとの迷宮探索後に、レオナさんとノンさんと
LvUP目的の探索もすることになりました。
そんな感じの迷宮探索を続けて、4年ちょっと経った。
俺も5年生だ。後もう少しで6年生だな。
その間の建国記念祭や新年祭の王族の挨拶でも、姫様は出て来ない。
やはり、まだ声が治ってなんだろうな・・・
早いとこ薬をゲットしなければ・・・
で、3年も経ったからLvもさぞかし上がったんだろうと思うだろ?
まだ俺はLv49なんだな~
どうもLv30越えると、急激に上がりにくくなるみたい。
頑張れば5階ぐらいまでは、攻略できるのかもしれないけど
強い方の攻略については、レオナさん達にも言ってないからな。
おそらく1人での攻略になるんだろう。
そうするとLv60ぐらいあったほうが良いかな~って思ってて
まだ強い方には入ってない。
決してドラゴンで死に掛けたのがトラウマになってるとかじゃないぞ!
ほらあれだ!しっかりと安全マージンを取ったほうが良いと思ってだな。
・・・・・・
はい。嘘です。
めっちゃ怖いです。
だって、本当に死にかけたからな!
いやスキルが無かったら、死んでたからな!
そりゃ怖くもなるって・・・
とはいえ3年も経っちまったから、そろそろ潜らないとなとは思ってるんだよ。
なのでLv50になったら強い方に潜る!
これは本当に本当だ!
って、あ・・・今の魔物でLvUPしたよ・・・
うん。Lv50になったな・・・
じゃあ、明日から強い方だな。
今日は弱い方から出たら、おしまいだな。
死なない程度に頑張るよ!
というわけで今日はここまでだ。




