第1話
「あなたは死んでしまいました」
【え?突然すぎて良く分からないんですけど…】
【あなたは誰で、ここは何処なんですか?】
「私は転生を管理する神様の使いね。
ここは所謂、死後の世界になります」
【はぁ。で僕はどうすればいいんですか?】
「転生させるので、そこのポットに入ってください」
【転生するとどうなるんですか?】
「記憶など前の人生での経験をリセットして、次の人生用の設定をして数ある世界のどこかに生まれるんですよ」
【えーと、それは地球以外にも色々と世界があるって事ですか?】
「そうですよ。まぁこの会話も覚えてないんで、さくっと転生しましょう」
まぁ特に転生が嫌って訳でも無いので、さっき言われたポットに向う。
ポットのガラス面に自分の姿が・・・あ、人魂みたいになってるよ。
なんかフヨフヨしてて面白いな。
「はい。早く入ってください」
【あ、すいません】
言われてポットの中に入る。
「じゃあ。前のリセットして次の設定するんでおとなしくしてくださいね」
そういって端末のようなものを操作し始めた。
「はーい。そろそろ交代の時間だよ」
別な人?が突然やってきた?
「あ、もうそんな時間か。じゃあ、後はそこの人を転生させるだけだからお願いね」
「了解了解」
そう言って最初にいた方はいなくなった。
「えーと…後は転生だけって言ってたから、じゃあ転生スイッチスタート。ポチッとな」
グオングオン…
なんか機械が動き始めたよ。
次の人生はどんなのになるのかな。
ちょっと楽しみだなどど考えていたら…
「あ、言い忘れたけどリセットと設定からやってね」
「え・・・」
【え・・・】
さっきの人が戻ってきたけど・・・
もう機械が動いてるよ。
俺どうなるの?
あ・・・段々意識が・・・遠く・・・なっ・・・・