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エンドル戦役 ⑵

 キンレイ帝国が進軍を開始して二日後。


 エランドルクの国境の町、グラブスにキンレイ軍の進軍開始の知らせが伝わった。


 エランドルクの国王、アレクゼスは、雪解けによって街道が開通した後も、都には戻らず、グラブスに留まっていた。状況をいち早く知る為である。この為、国王と外務大臣が冬の間だけ過ごすと思って借りていた部屋は、現在は臨時政務所となり、複数の官吏、大臣が出入りする状況となっていた。


 更に、その一日後、キンレイ皇帝からの宣戦布告書が届く。宣戦布告書には、軍事同盟を破棄する、との明言があった。ついに、というか、予想通りの展開となった。


 この状況にあっても尚、アレクゼスは、最後まで、直接対決を避けられないかと考えていたが、皇帝が強硬姿勢を変えない以上、その選択は困難だった。


 キンレイ軍進軍開始より四日目の朝、エンドル砦の見張り台に立っていた若い兵士は、遠方に軍勢の姿を視認する。

 

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