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閑話
ヴェルは自分の胸を見下ろした。足の付け根まで見下ろすことができた。
「なんでヴェルが女の子だって分かったの?」
ヴェルはルガルにすっかり懐いて、甘声で話しかけている。
「ヴェル。お前、今誰の服着てると思ってんだ?」
ルガルは呆れたように言った。できれば察してほしいのだろう。
ヴェルも察したようで、ポカポカとルガルの胸を叩いた。
「私だって年頃の娘なのだぞ!」
「え、何歳?」
「17だ。」
ルガルは真面目に驚いた。
「ごめん。てっきり14歳そこらと思ってた。」
ヴェルはあからさまにショックを受けてみせた。
「そういう主人こそ何歳なのだ。」
「19」
「え、」
ヴェルも本気で驚いた。
「いや、もっと歳いってると思ってた。」
「おいっ。」