最終試練
久しぶりすぎてどんな物語だったか忘れかけています。
中庭で向かい合うルガルとローズ。周りには見物人がちらほら。
「さあ、何処からでもかかって来い。」
力量を見るだけと言っていたが、対人戦。相手は四天王の一人。相手は魔法を使えるが、自分は使えない。あるとしたらザン師匠から得た知識と体力。帰る為にも全力で行こう。ポケットから手を出した。
「行かせていただきます。」
まずは自動小銃。フルオートで弾を叩き込む。銃声の音と空薬莢が落ちる音。
想定はしていたが防御魔法により弾は止められ地に落ちた。
だが、構わず撃ち続ける。弾倉が空になり、移動する。走りながら手榴弾を投げ込む。リロードを終え、再び撃つ。爆発には耐えられても煙幕が視界を奪う。撃ってくる方向が分からなければ防御魔法の展開も間に合わない。
ただしそれは相手が動かなかった場合のみ有効。煙幕が晴れた後にはローズがいない。
「なかなか良い動きをするじゃないか。」
耳元で聞こえたその声。
シマッタ。全く気づかなかった。いつの間に。
だが何か違和感を感じたのか直ぐに引き下がった。
「ルガル君。試合終了。」
「はぁ!?」
「残念。君は勝てませんでした。」
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応接室に戻った。ヴェルは席を外している。
「つまり最初から僕には選択権も拒否権も無かったと。」
「そゆこと。」
ローズが不敵な笑みを浮かべているのは気味が悪い。
「と、いうわけで君にはヴェルの番となって治安課で働いてもらう。」
「番。と言うのは?」
「行動する際の最小単位だ。原則、単独行動は認めていないからな。
そんなことよりもだ。先ほどの試合。君は何をしたんだ。君の周りには魔素が殆ど無かった。」
「ああ。コレのことですか。」
ルガルはポケットから懐中時計のようなものを取り出した。コレはキリクの言うアレである。
「元は魔動時計だったんですが、中身をいろいろ弄りまして。ここのレバーを引くと中のシリンダーに繋がる軸が回って魔素を含む空気を送り込みます。魔樹から作ったフィルターで魔素を濾しとり、魔素を含まない空気を排出する。」
つまり
「簡単に言うと、周囲の魔素を圧縮して溜め込む機械ですね。」
勉強したくない




