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銃を持った猟犬  作者: 谷津 鴻
10/10

最終試練

久しぶりすぎてどんな物語だったか忘れかけています。

中庭で向かい合うルガルとローズ。周りには見物人がちらほら。


「さあ、何処からでもかかって来い。」


力量を見るだけと言っていたが、対人戦。相手は四天王の一人。相手は魔法を使えるが、自分は使えない。あるとしたらザン師匠から得た知識と体力。帰る為にも全力で行こう。ポケットから手を出した。


「行かせていただきます。」


まずは自動小銃。フルオートで弾を叩き込む。銃声の音と空薬莢が落ちる音。

想定はしていたが防御魔法により弾は止められ地に落ちた。

だが、構わず撃ち続ける。弾倉が空になり、移動する。走りながら手榴弾を投げ込む。リロードを終え、再び撃つ。爆発には耐えられても煙幕が視界を奪う。撃ってくる方向が分からなければ防御魔法の展開も間に合わない。

ただしそれは相手が動かなかった場合のみ有効。煙幕が晴れた後にはローズがいない。


「なかなか良い動きをするじゃないか。」


耳元で聞こえたその声。

シマッタ。全く気づかなかった。いつの間に。


だが何か違和感を感じたのか直ぐに引き下がった。


「ルガル君。試合終了。」


「はぁ!?」


「残念。君は勝てませんでした。」


<><><>


応接室に戻った。ヴェルは席を外している。


「つまり最初から僕には選択権も拒否権も無かったと。」


「そゆこと。」


ローズが不敵な笑みを浮かべているのは気味が悪い。


「と、いうわけで君にはヴェルの(つがい)となって治安課で働いてもらう。」


(つがい)。と言うのは?」


「行動する際の最小単位だ。原則、単独行動は認めていないからな。

そんなことよりもだ。先ほどの試合。君は何をしたんだ。君の周りには魔素が殆ど無かった。」


「ああ。コレのことですか。」


ルガルはポケットから懐中時計のようなものを取り出した。コレはキリクの言うアレである。


「元は魔動時計だったんですが、中身をいろいろ弄りまして。ここのレバーを引くと中のシリンダーに繋がる軸が回って魔素を含む空気を送り込みます。魔樹から作ったフィルターで魔素を濾しとり、魔素を含まない空気を排出する。」


つまり


「簡単に言うと、周囲の魔素を圧縮して溜め込む機械ですね。」



勉強したくない

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