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銃を持った猟犬  作者: 谷津 鴻
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プロローグ

蒼く ただ広がる大空。雲雀が空高く舞う。

それに負けじと白い狼煙が高く、真っ直ぐに昇っていく。

岩房のなかはそんな春の陽気を受けつけず、冷んやりとしている。


「無風か。素晴らしい。」


作戦開始の狼煙を受け、ルガルは引き金に指をかける。


外輪山の崖から覗く銃身。


銃口の先には、大小二つの陣が敷かれている。

さらに細かくいうと、

敵陣後方に踏ん反り返っている、

装飾過多な軍服姿の将校の鼻頭。


さすが大金持ちの国だ。

兵力が2倍以上違う。一言で表すなら’無謀’


だが、この国の軍のお偉いさんは言った。

1人で2人倒せばいい。と。

その為に敵の指揮系統を破壊しろ。とも。


ルガルは自分の作った道具が何故こんな役目を負っているのかと思った。でも、思うだけで考えようとはしない。

やらなければ自分が、友人が殺される。


爆音と共に弾丸が空を翔け、

硝煙と紅の花が咲いた。

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