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箱庭の梟

贖罪の梟

作者: アウル



身代わりとなった山羊たちはどこへ逝くのか


広い空をたゆたふ貴方のように

季節が移り変わるように

あの空の向こう側へ


どんなに足掻いても失われたものは戻らない


後悔

絶望

拒絶

孤独


全てから解き放たれなくとも

願わずにはいられない

自由の代償は我が命


幾度の夜を待ち

深い空に溺れ


雷鳴を遠くに聞き

驟雨(しゅうう)に濡れ

いつか帰る貴方のもとへ


ただひとり祈りの歌を何処までも何処までも続く

彼方へと贈る


今は遠い現世(うつしよ)の貴方を想い

六花(りっか)の褥に頬を寄せ天地(あめつち)に乞う


弱き者が羽を休めるこの庭に

慈悲のあらんことを










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