第7話 決闘
どーも。
主人公がチート過ぎて草よ。
季節は夏となり、今年も夏休みがやってくる。
「王子との婚約を破棄しなさい!」
と、終業式でいきなり言ってきたこの女は誰なんだろう?
本編にいなかったはずなんだが……
てか、破棄できるもんならしてぇよ!
「ふむ、ではあなたが国王様に言ってくれますか?これは国が決めた婚約なので、私じゃ破棄できないんですよ。もちろん私のお父様も無理です。お願いできますか?」
「……無理です。本当にごめんなさい」
「ガルルゥ……」
ん?この声は……ええ!?なんでそんな目赤くなってんの!?怖っ!とりあえず落ち着かせねぇと!
「ステイ!ステイだよカナリア!落ち着いて!」
「私、こいつ、殺す!」
すぐ死ぬ中ボス見てぇなセリフ言いやがったァ!?
仕方ねぇ!こいつを使うしかっ!!
「カナリア、やめなさい」
なんだこいつァ!?また新キャラかよ!?
男のようだが……?
どこか女のような気もする。
ふむ、男の娘だな!
「そこのお前、失礼なこと考えてるだろ?僕はカナリアの兄だ。カナリアが迷惑かけてないか?君、カナリアのお気に入りだからね。そろそろ死んでてもおかしくないんだけど、君は不死身なのかな?早く死んで欲しい。僕のカナリアを取ったんだから!」
あ、こいつもかなりあの同類だぁ!
しかも兄妹なのに!最低!死ね!カス!
「僕はそんな君が気に入らない。だから、決闘を申し込もう!」
あ、ちなみにこれまだ終業式の途中です。
みんな驚いてますよ!
女子からは男が女性に決闘を申し込むなんてサイテー!って言われてる。
かわいそwww
さて、カナリアの好感度爆アゲ間違いなしのことをやろう。
いや、あの子なら自殺しそうだけど……
監視する目的で作った魔導具身につけてるし、自殺しそうになったら止めるか。
「いいですよ?カナリアのこと、本当は好きじゃないですし」
「……え?」
「ええ、本当に迷惑してましたよ。私の血を飲みたがるし、毎晩襲ってくるし、本当に怖かったんです。是非とも承けましょう。場所と日時、決闘の形式などは手紙で教えてください」
「アリシア、嘘つかないで?」
「やっべ、心読まれてるんだった!?」
無理だったわぁ。
カナリアのこと嫌いじゃないの一瞬でバレたわぁ……
「くっ!イチャイチャしやがって!決闘は終業式が終わったあとすぐに!魔導場でやる!」
「あ、分かりました!」
そして、決闘が始まる!
観戦客がいっぱいだ!
賭け事とかになったら金貰えるから嬉しいんだけど……
あ、王子もいる。
「みんな暇人なのか?」
「この学園で最強の俺と決闘だからな。そりゃ人も集まる。さて、どちらかが戦闘不能になったら終わりだ。魔法とスキル以外の使用は認めない。いいな?」
声にでてた!?
って自分で自分のこと最強って言ったよな今!?自意識過剰かよ
「はい」
「審判、頼む」
「了解しました。それでは、これより
アリシア・ロンレミア対クロムフィル・アルドリーナの決闘を行います!両者ともに礼!」
「「お願いします」」
「それでは!初め!」
「こんな魔導具はいかがでしょうか?神の恩恵を受けし人形 私のオリジナルです」
「ぐあっ!?」
「能力は、相手をギリギリ殺さない程度に痛めつけてから回復させさらに殺さない程度に……の繰り返しをするヤバい子です。どうですか?」
「効かねぇなぁ!?無限の防壁っ!」
「数を増やしてみましょうか?」
「何度やっても無駄だよ。俺のスキルは破壊不能だからなァっ!」
「ふむ、それではこんなのは?」
「……なんだそれは?」
テイザーガン作ってみた!
本当なら、電気が必要なんだが、魔力を電力に変換する機構を何となく作ってみた。
魔力を使った身体強化の術があるんだが、それを使うと1トンのものは軽く持ち上げられるんだ。
その力を応用して一定の魔力を使用者から吸い上げ、中のモーターを魔力で回転させるんだ。
回転の数によって、電磁力が発生し、それが電気に変わる。
詳しいことは分からんけどなんか出来たからいいよね☆
「こちら、10個用意致しました。それでは、発射!」
「あばばばば!?」
「いかがですか?」
「……ぷぎぃ」
「……しょ、勝者!アリシア・ロンレミア!」
余裕です☆
そして、マジで何事もなく高等部に進学。
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前回これコピペするの忘れてた……