表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/14

第6話 カナリア

久しぶり!

……まって、さっきスルーしたけどカナリアの家名俺が教えてもらった時のと違くない!?


そう気付いたのは寝る前だった。

カナリアはもちろん隣にいる。

カナリアの部屋まで運んだのに一瞬で抱きつかれて命の危険を感じたね。

どうにか抜け出して自室に戻ったんだ。

そしたら、すぐ俺の部屋に来たよ。

怖いね……!

これから血を飲ませるのやめた方がいいのかな?

って話がそれた。

カナリアに聞かねぇと……


「カナリア、起きてる?」


「どうしたの?ついにその気になってくれた?無理矢理でもしたいけど嫌われるのイヤだからやらないよ?約束したもんね。それでどうしたの?」


この子やっぱり脳が壊れてる気が……まぁいいや。


「私は何も壊れてないよ?アリシア、ダメだよ。ちゃんと声にして言って?私はアリシアとずっと話してたいの。その声が聞きたいの。もちろん心で会話してもいいけどやっぱりその声が好き。愛してる。結婚して」


「まさか心が読めるなんて……」


「全部は分からないよ?何かもやがかかってて聞こえないの。私のこと信頼してないの?愛してるのに?なんで?酷い。殺す」


「怖いって。落ち着いて?とりあえず、カナリア私に嘘ついてるよね?なんで家名嘘ついたの?」


「嘘じゃない。こないだ離婚した。今は兄が当主やってる。違う。離婚じゃない。母が父を殺した。愛があるから殺した。みんな認めた。おかしくない。愛があれば殺しても平気。でもいなくなるのヤダ。アリシア殺さない。結婚して」


「あ、眠いのね?ごめんね起こして。教えてくれてありがとう。おやすみ」


「おゃしゅみぃ……」



新事実!カナリアは眠くなると上手く喋れない!

そして狂気が二割増になる!

そして!

カナリアの母やばい人だったのね!

だから王子はあんなに怯えてたのか?



気になるのが公爵家の人間が一人殺されてるのに問題になっていない事だ。

カナリアの父方の家、つまりレミラシア家に対してアルドリーナ家が金で揉み消したとかか?


いやでも、公爵位につくくらいなら金は沢山あるはず……


カナリアが言っていた『みんな認めた』というのはどういうことなんだ?

カナリア父の性格が悪かったとかか?

分からねぇ。

てか、殺しても愛さえあれば問題ないよね理論ヤバくない?

普通にダメだよw



はぁ、考えても仕方ねぇ。

眠いし寝るか。



その時、ちゃんと考えなかったことを俺は後悔する。

なんてオチにならないといいけどな。

なんか疲れた!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ