第5話 とてつもなくヤバいカナリア
妄想全開の気持ち悪い内容になりました。気をつけてみてください。
「最後にお前にあったのは確か、お前がまだ2歳の頃だったな。改めて自己紹介をしよう。次期王となるこの国の第一王子アルバリアス・レモナージュ・カナカ・リエストロだ。気軽にアルと呼んでくれ。さて、突然君の前に現れた理由を話そう……」
「私のアリシアが穢れるんで早く帰ってください」
ちょ、カナリアさぁん……そんなん言ったら不敬罪なりますってぇ……
「君誰かわかんないけど容赦ないね!俺一応王子だよ?不敬罪になっちゃうよ?」
「アリシアのためなら死ねる。そしてアリシアのためなら誰でも殺す」
……え、あれ本当なの?前言った時は冗談かと思った
ってか俺置いてけぼり……
「……えっと、うん。君怖いから大人しくしててね?『神・バインド』!うんうん。これでいいね。えーと、クールな感じで行こうと思ってたんだけど無理だね……改めて、アリシアさん。
君は俺の婚約者なんだ。
何故かって?
この国では君の家、ロンレミア家と我が王家リエストロ家で婚約する決まりがあるんだ」
あー、確かそうだったね。でも、王子が婚約破棄しなかったか?
「そんなの私が認めない!アリシアは私のモノ!誰に渡さない!」
「これヤンデレ通り越してるよね。所有欲とかなんかいっぱいありそう。この子ほんと誰なの?もしかしてだけどアルドリーナ家の子?」
「……そうですけど?だからどうしたんですか?アリシアは渡しませんよ?アリシアは私と結婚するんです。それがアリシアにとって一番の幸福なんです。だから渡しません。早く死んでください。消えろ!死ね!カス!」
「カナリア、さすがに黙ろうか?カナリアのこと嫌いになるよ?」
「……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「こっわ。この子何?やっぱりイカれてるの?」
「いえ、正常ですよ?可愛いでしょう?」
「え、正気?」
こう言わないとカナリアの心が本当に壊れるから仕方ないんや……
どうしてこうなったんだろね……
「……まぁ、はい。正気ですよ。それで婚約の話ですよね?わざわざ言うために来たんですか?」
「うん。どうやら親共はこのことをずっと秘密にしてたみたいでさ。真実を伝えに来ただけなんだ。このことを後で知ったら『破壊者』という別名がある君はこの国を壊しそうだと思ってさ。見た感じ、カナリア?さんがやばそうだけどね」
俺ってそんなに二つ名あるのかwww
ダサいしやめて欲しい。中二病すぎる。
「私の名前を呼ぶなぁ!呼んでいいのはアリシアだけだぁ!」
「あー、もしかしてカナリアの好きなアレが切れかけてるのかしら?ほら、カナリア?お口開けて」
カナリアの大好物と言えば俺だ。
なら、なにか与えれば大人しくなるだろうと思って血液をあげてみたんだ。
効果は抜群。カナリアは大人しくなってくれた。
血液なら無限にあると言っても過言でないからな。
いくらでも飲ませちゃうぜ☆
「あー」
「……え、何飲ませてるの?血液にしか見えないんだが?」
「そうですよ。私のを飲ませると大人しくなります」
「うんうん。なるほどね。婚約破棄したくなってきた」
「それはダメです。うちの家名に傷がつきます」
できるなら俺も破棄してぇよ……
男そんな好きじゃないし
「アリシアしゅきぃ……だいしゅきぃ……」
カナリアが抱きついてきた!……あれ?バインドは?
「俺のバインド無理矢理解除してる!?こっわ……とりあえず、婚約破棄はこっちも出来ないからしないよ。頑張ってね!それじゃバイバイ」
あ、こいつ逃げやがった!クソう!
「ふぅ、カナリア?ここで欲情しないで?部屋まで送るからそれまで我慢してね?私は何もしないけど」
「うぅ……」
あー、つらい。
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きっと、この回で吐く人とかいるかもなぁ……