第3話 成長 前編
チート主人公にしたいがために頑張ったけど、つらたん
さて、俺がほぼ不死身になったところで特訓が始まった。
っとその前に、これも言っとくか。
不死身になったあの後、再生スキルについてもうひとつ教えて貰ったんだ。
どうやら、16歳頃になるとその身体のまま成長が止まるらしい。
再生スキルさんが、勝手に成長する限界を決めてしまうようだ。
ふざけんなよ……
まぁ、あれだ。
つまり、再生スキルさんはJKが好みってことだ。
変態だな。
話が逸れたな。
特訓の話だ。
「再生スキルを持っているなら、やはり痛みに慣れた方がいいかと。殺し合いをする時、一々痛みで叫んでは隙だらけです。というわけで、腕切りますね」
「ちょまああああああああ!?!?!?」
「ああ、言い忘れてましたが血液もちゃんと戻るので安心してください」
「いだいああああああああああああああああああああああああああああああぁああああああああああああああああぁぁぁあああぁああああああああああああああああぁぁぁ!?!?!?!?!?」
「このまま両足も行きましょうか?」
このメイド長、サイコパスだった
地獄の特訓を初めて二週間が経った。
常に痛みと生きてた俺は、ついに痛みを感じなくなった……訳ないよね。
普通に痛いわ。
それでも、前のように叫ぶほどでは無くなった……かな?
特訓内容としては、心臓以外は全て切られたり刺されたりした。
時には、抉られたりナイフを内蔵の中で回転させたり……
これを平然とやるメイド長はやはり何かが壊れてる。
頭おかしい。
「心臓以外は制覇しましたし、痛みになれる特訓はこれで終わりです。ご苦労さまでした。次は、戦闘術を学んで行きましょうか。まずは、肉体トレーニングです。筋トレのしすぎで身長が伸びないとか、成長が遅くなるとか言われてますけど再生があれば関係ないので頑張りましょうね」
「嫌だあぁあああああぁああああああああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
叫んでも無駄だった。
いきなり飛んでそっから半年、ありとあらゆる術を叩き込み、ついに俺は
「我が魔導にひれ伏すがいい!暗黒滅亡斬龍剣!!!」
魔導具が作れるようになってた
「主を守りし五つの龍盾」
親衛隊の方々も。
あー、彼女らはさ、俺を超えるために様々なことをしてきたんだ。
彼女らは、遂に再生スキルを習得し、さらにもう1つスキルを覚えたんだ。
その名も『下位魔導具作成』
名の通り、魔導具を作るだけのもの、と思えるがその内容は明らかにチートだ。
形を指定すれば、少ない魔力で下位魔導具に相当する力を持った魔導具を作ることが出来るんだ。
魔導具を買う金がかからないし、形を指定できるということは、指輪型にすれば沢山持てる。
と、言うことはたくさんバフが使えるってことさ……
ん?ああ、下位魔導具というのは、極魔法をひとつ埋め込んだモノだ。
形は色んなのがあるし、魔導具は壊さなければ無限に使えるんだぜ?
やばいよね。
ということで、俺も習得してみた。
『壊滅級魔導具作成』というものをな!
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