第12話 設定崩壊!?タイトル詐欺!?
なんかもうわかんなくなってきた
いや、全身火傷に加えて骨折も入ってた……
もちろん治癒魔法はかけてもらったさ。
そのおかげでほぼ全治したんだけど、この世界の一般的な治癒魔法は、なんとヒロ○カのリカバ○ーガールの能力みたいな体力を消耗して治癒するものらしいんだ……
今回使った体力は4kmを20分で走るくらい。
俺の感覚だけど、かなり疲れた……
まぁ、そんな訳で俺の自室は崩壊して寝る場所が無くなったから今はカナリアの家のカナリアのベッドで寝てます。
カナリアにすごい力で腕を組まれてるので逃げれません。
助けてニーナさん……
「ねぇ、アリシア?キスしない?」
うーん、カナリアさんのキスってかなり疲れるんだよね〜?嫌だな〜
よし、無視しよ……
「何も言わないってことはしていいって事だよね?」
「いやダメだけど?」
「ん?」
「いや、ダメ……んぎ!?」
こ、こいつ!?なんで腹パンしやがった!?
「いいよね?」
「やめ……て……お゛ぇ゛……」
これあれだ。DVってやつだ。俺今女性からDV受けてる。警察に通報……ってここ異世界だった……
「……」
「いいって言うまでやめないよ?」
「……」
「そこまでだ!カナリア!」
「……だれ?」
「私の名前はミヤモト エレナ!助けに来たぞアリシア!」
主人公きちゃー!!!!!!
ってなるかい!
設定どうした設定!
ついに壊れたかこの世界!
「アリシアは誰にも渡さないっ!!」
「残念、アリシアの所有権は既に俺にある」
「こ、この声はアルバリアス・レモナージュ・カナカ・リエストロっていう名前が変な人!?」
時期王子の登場だ!わーいわいー!
「アリシア?さすがにそれは俺でも泣くよ?」
「あれ?アリシア喋れるの?」
「あんなに殴ったのに……なんで?私の愛が足りなかったの……?」
「んー、まぁ、カナリアの愛が強すぎて逆に治った的な?人からの愛を力に変える的な?だからほら、こんな感じでカナリアを拘束することも……んひっ!?」
「耳舐めできるほどぬるいよ……私にアリシアの攻撃は効かない……」
「なんでやねん……」
ほんとどうしたこの世界……
「俺ここにいていいのかな?いやまぁ、壁になって見てたい感はあるけど、ねぇ?」
王子百合好きかよぉ……
「アリシア助けるまではダメだよ。ほら、いくよ?」
「はぁ……仕方ねぇ。『斬・魔神』」
「ッ!?」
おーっと、ここで繰り出されたのは時期王子からのオリジナル技!
見事な剣技を見せてくれます!
それを捌くのはカナリア!
なんと、剣の側面を手で跳ね返し一切攻撃を喰らいません!
「いやー、カナリアが本当に人間をやめています!この短期間でどうしてこうなったのでしょうか!?」
「これが、神の力です!ははははははは!!!!!!!!!!」
「ッ!?」
「カナリア……?」
( ˇωˇ )