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神になっても出来ないこと!

 やっぱりやめた設定が混じっていたので、直しました。

 誤解を与えてすいません!

 シエラが倒れた後、馬車の中で休ませてもらっている。

 ちなみに馬は生きていたので、黄金の林檎と言うHPを7割回復させるアイテムを食べさせた。

 黄金の林檎を見たカシュアさんがすごい凝視してたけど無視した。


「すいません………シエラは恥ずかしがり屋でして、こう言う事があるとすぐショートしちゃうんです……」

「でもこう言うことこがカワイイよね!」

「うむ、我もそう思うぞ! …………それより、もう少し早く来てやれば、お前たちの仲間を助けられたのに……すまない」

「ヒイラギさんは悪くありませんよ! ………私達がもっと強ければ盗賊なんかに負けることは無かったんです……」

「暗い話はダメだぞー! 死んでしまったら仕方がないんだ!」


 何だか意外とあっさりとしてるのが気になる。


「ふむ……こう言うのはどうかと思うが、意外とあっさり割り切るんだな」

「うーん……僕らとあの人たちは1週間前から組み始めただけだしな~」


 意外とあっさりしてたのは組んで間もなかったためだったかららしい。

 しかし死んでしまっては仕方がない、か。

 【誕生の息吹】はHPやMPに補正があるスキルで、植物や生物を生まれやすくする能力があるが、生命を与えてやる能力は無い。

 そのため生命が尽きた、つまり死んだ者を生き返らせることは出来ない。


「ふむ……最後に祝福位は手向けるとするか」

「何をするんですか?」

「盗賊はどうでもよいが、仲間の死体をそのまま放置というのは可哀想だろう」

「そうですね……何か手伝います」

「そうか。なら、花でも摘んで来てくれるか?」

「花ですか? 分かりました。取って来ます」

「僕も行くよ!」


 そう言って二人は森へ入っていく。俺はそれを見送り、冒険者の埋める場所を考える。


「この道に埋めるのは流石にダメだろう。なら、森を少しだけ削るか」


 そう決めた俺は、道と森の境に来る。そして、力を抜いた状態で、木の棒を横へ振る。

 すると、20メートル先まで木が切り倒される。切り倒した木はすかさず、素材保管庫へぶち込む。


「範囲は良い感じだな! 後は切株を取って、穴を掘るだけだな」


 そして作業を終わらせた後、冒険者の死体を持って来る。


「冒険者の死体は二体、盾使いと弓使いか。この二人が倒されたら確かに不利になるが、冒険者3人と商人を捕まえていたところを見ると、盗賊の頭はなかなか腕利きだったのかもしれないな」


 考察をしながらも死体を綺麗にしていく。


「傷も治したし、だいぶ綺麗になったな………」


 目の前にある死体は傷一つ無く、寝ていると言っても通じそうな見た目をしていた。だが、死んでるんだぜ。


 ……流石にふざける場面では無かったな。


「後は棺桶でもあったら良いだろうか?」


 どうするのが正しいのか分からないため、死から連想するものを適当に用意しよう。

 そう思い〈素材保管庫〉から鉄を出し、棺桶を2つ〈錬金術〉で錬成する。次に、出来た棺桶に【祝福の息吹】を掛け、死体を入れた後は、花を待つだけだ。

 

「ヒイラギさん、10束ほど摘んできました!」

「良いタイミングだな。では摘んできた花を5束づつ入れてくれ」

「この棺の中にですか?」

「ああ」


 そして花を入れた後、蓋を閉めて掘った穴に埋め墓を立てた。

 名前はちゃんと聞いて入れた。カインとボッシュらしい。


「こんなものか」

「仲間のためにここまでして頂いき、ありがとうございました」

「気にするな。我がしたい様にしただけだ」

「それでも、ありがとうございます」

「ありがとー!」


 そう言って頭を下げるティアとエマに頭を上げるよう言い、馬車に戻って行く。


 その後起きたシエラにも泣きながら感謝され、その場を収めるのが大変でした。

 最後まで読んでくれてありがとうございます!ご指摘、ご感想お待ちしております。

 ブックマーク50件ありがとうございます!

 何だかんだで、毎日投稿出来てることに驚きです。投稿ペース3週間に1回とは何だったのか…………

 そして、明日はシエラ視点を2話投稿するよ!

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