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リア充(百合風味)に、俺はなる!

 1話だけ投稿。ぜひ読んでいただけると幸いです。

「は………?」


 目の前にあったはずの森がゴブリンごと消え去っていた。


「いやいやいや………は……? これがSTR15万超えの力か…………力加減ミスったら大惨事になるな」


 今の俺はきっと、頬を引き攣らせていることだろう。咄嗟にやってこれなら、ちゃんと構えて振ればもっと威力が上がるだろうし、魔力を使ったり、本来の得物を持てばもはや世界を真っ二つに出来るのではないかと、本気で考えていた。


「取り敢えず、口調をどうするか考えるか」


 俺は、目の前の問題から目を逸らし、最初の問題に戻ることにした。


「うーむ。どれがいいんだろ? 僕はなんか違う。私やわたくしもなんか違う。うーん………やっぱり私か我か儂のどれかだな。俺的には我が良いんだけど、周りから見た場合、少しだけ痛い人に見えなくもない。と言うか1人称が我の人って、大体がどこかしらダメな人が多い気がするし。うーん」


 それから30分程考え抜いた結果…………


「やはり我が良さそうだな!1人称やっぱり我にしよう!」


 結局我に決まった。


「うむ、こんな感じか?我に合う言葉使いは? まぁ、これでいいだろう………ところで、今は何時だろうか?」


 起きてから大体、1時間ほどたったことは分かるが、正確な時間が分かるわけではない。そもそも、こちらの時間が向こうの世界より短かったり、長かったりする可能性があるのだ。生活リズムなどを整える為にも正確な時間が分かるものが欲しいところだ。


「ふむ…………何か我の持ち物の中に、良い物は無かっただろうか? ……………時計……時間……時間? ……時空………! そう言えばアレがあったな!」


 俺は、今思い出したものを探し、すぐに取り出す。


「我はほとんど、龍形態で過ごしていたからすっかり忘れていたわ! 【神器クロノラウム】! 時空と言ったらやはりこれだろう!」


 この武器は、【時空の神クロノス】を倒した際にドロップした杖であり、見た目が時計を組み込んだものであるため、今回取り出したのだ。

 そして、その神器を武器庫の肥やしにして、時計代わりに使おうとする者は、相当頭がおかしいと思われても仕方がないのだ。


「……………まぁこれからは人型でいるつもりだから、時計としてだけじゃなく、杖としても使うつもりだし………大丈夫だろう!」


 ……………はっ! 俺は今、凄いことに気付いてしまった!


「我は今〈人化〉のスキルではなく、【形態変化】のユニークスキルで登録した姿でいるわけだ。もし【形態変化】が人型だけしか成れないのなら、【形態変化】では無く〈人化〉で良いはずだ。つまり、【形態変化】は人型以外にも成れる可能性があるはずだ。なら人型の状態で、ある一部分を増やすことも可能であるはずだ!」


 つまり!


「我の………我の息子が帰ってくるではないかぁあああ!! よっしゃー!!!!」


 そう、帰ってくる可能性が高いのだ。もう生えてこないと思っていたものが! これを狂乱するなって方が頭おかしいだろ!! 息子だぜ? 女性とそっちの関係を持つために必要な物が! しかも、大きさも変g(以下略

 と言う訳だ!分かったか!


「フッフッフ! 我は勝組だー! 勝組に成ったからにはリア充撲滅委員は全員潰しておくか………」


 こうして、コトハ・ヒイラギによるリア充撲滅委員抹消を心に決めるのであった。


 このBランク危険地帯《鬼の森》に住んでいたゴブリン、オーク、オーガが消失したことによって、世間ではSランクモンスターが現れたのでは無いかと言う噂が広がって行くのは、また別の話。

 最後まで読んでいただき、感謝いたします。

 ブックマークして下さり、感謝いたします。ブックマークされるのが嬉しすぎて狂乱しようとしましたが、兄に煩いとボコされますた。次回は、3月1日に投稿すると思います。

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