野生? のシスターが現れた!
2日前に卒業式を終わらせてきました。これで、中学のことは終わった………………けど、高校の新入生説明会などが残っているので、もう少しの間、忙しそうです。
投稿頻度ですが、4月になったら、安定すると思います。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「すごくしぶとい」
あれから何時間打ち合ったのだろう? とりあえず言えることは、部屋と俺がボロボロでかなりやばいと言うことだ。
だが、俺は何もやられていただけではない。ボコされている間にも勝つために情報収集をしていたのだ! そして分かったことは、たくさんあった。まずは俺のスキルから行こう。
まず1つ目だが、俺が進化してから増えていた種族スキル、【古代魔法】の使い方を調べてみた。使い方は簡単で、魔力だけではなく、願いや想像を糧にして現象を起こすみたいだ。ちなみに威力は、願いや想像の大きさによって変わるため、集中をしづらい今の状況だとなかなか使えない。
次に2つ目、【未来視】を使った戦い方。これに関しては、単純に俺の技術不足で使えなかった。だってさ、1秒間に何百も攻撃をされている未来を見て、それを脳で瞬時に処理をして体を動かすとか、数十時間前まで人間だった俺に出来る訳がないだろ!
……まぁ、俺についてはこれ位だ。次はクロユリの情報か。
まず1つ目だが、今のクロユリの状態はINT、MENを他のステータスに振り分けているみたいだ。そして魔法が使えない代わりに、自分の血を最低でも100メートルの範囲なら自由に操れることを確認した。
そして2つ目、クロユリが使っている武器は自分の血で作った物で、俺の武器と打ち合えば10回で破壊できる。
そして3つ目は、力、速さでは負けているが、防御はこちらに分があった。
最後に、クロユリは興奮状態なのか、動き方や攻撃の仕方に粗が出ていた。
この4つが分かっただけで少しだけ余裕が出来た。
そう思った俺は、クロユリを見てみる。
「早く死んで私に血を頂戴!!」
そう言いながら攻撃してくるクロユリ…………さっきのは気のせいだったかもしれない。
「すまないが、まだ死ぬわけには行かないのだ!
我が願いを糧とし、原初の奇跡を生み出せ! 【古代魔法・神の滴】!」
俺は時間稼ぎのため、【古代魔法】を発動する。そうすると、天井付近の空間が割れ、神々しい雰囲気と共に、水が降ってくる。
その水に危機感を抱いたのか、クロユリは自分の周りに、血のドームを作り出す。
俺はその隙に、今使える中で1番強い光魔法を発動する。
「光を作るは、希望なり。悪を作るは、正義なり。
正義のいらぬ世界を作るため、悪のいない世界を作るため、
我望むは、希望の光。我願うは、闇を討つ力。
今を生く希望を導き、陰に潜む絶望を討ち倒せ! 〈神光の槍〉」
その瞬間、天が裁きを下すように、一筋の光がクロユリを貫く。
「がふッ!」
その光を浴びたクロユリは苦しそうに膝をついた。
よく見ると先程まで光っていたクロユリの目が、今は光っていなかった。これはダメージによってさっきの状態が解除されたのだろうか?
「はぁ……ふぅ……今のは痛かった」
「うむ。我が撃てる最大の魔法が、痛くも痒くも無かったら、流石に泣いてしまうぞ? …………はっきり言うと、まだ十発は撃てるぞ?」
攻撃が効くと分かったので、相手を脅して、降参を促してみる。
「…………流石に、あと7発も食らったら死ぬかも? …………でも、私の勝ちは変わらない」
そう言って笑うクロユリを見て、俺がこの部屋に入る前にあった嫌な予感が駆け巡る。
それを感じた瞬間、クロユリへと向かう。そんな時だった。
____ゴーン。ゴーン。
日の終わりを告げる鐘がなる。それと同時に…………
____ドッシャーン!
限界まで強化した天井が崩れてきた。そしてその瞬間、悪寒の理由を理解した。
俺の前に…………
3人のシスターが現れるのだった。
最後まで読んでいただき感謝いたします。ご指摘、ご感想お待ちしております。
気づいたら、総合ポイント600超えてました! 読んでくれている皆さん。本当にありがとうございます!これからも頑張るので、是非読んでください!
そういえば、卒業式をしてきたんです。それが終わった後の話しなんですけどね?
僕と同じ卒業生のほとんどが泣いていたんです。中学校生活が終わったって、友達と離れ離れになったって…………それを聞いた僕も泣いてしまいました。
………………楽しい中学校生活が送れなかった! と…………友達が一人も出来なかった!! と…………
………………ただのコミュ症ですね、はい。