痛み時々エロ、のちの後悔。
前の日に投稿しようと思ってたら、寝落ちしてました。えっと……………最近忙しいので仕方ないですよね!(短編漁ってたなんて言えない)
残り活動時間……0分00秒。まるで夢から覚めるような感覚で体に戻っていく。今のところ痛みはなく、気分はスッキリしていた。
朝目覚めた瞬間から痛みに襲われなくてよかった。
そんなことを考えながら、俺はクロユリの方へ顔を向ける。そうすると、俺に襲い掛かってくる影の存在に気がつく。
「ふむ……この位か?」
それを見た俺は落ち着いて行動を起こす。
俺は手に少しだけ力を込めて、刀を振り抜いた。すると……
____スパッ!
そんな小気味いい音と共に、影が切られる。
「ッ! ……またさっきと違う」
「そうか? まぁ、そんなことはどうでもいい。少しだけ本気を出すぞ」
部屋の強化を終わらせた俺は、クロユリに向かって全力で走る。それに反応したクロユリは影で牽制を仕掛けてくるが、それを躱してクロユリを殴る。
それによって、クロユリは壁まで吹き飛んだ。
「__ガッ!」
俺が強化した壁にぶつかり苦しそうな声を出すが、すぐにこちらへ顔を向ける。それと同時にあたりに衝撃波が広がり、その直後に爆音が聞こえてくる。
そういえば、衝撃波って音よりも早いんだっけ?
そんなどうでもいいことを考えながら、向かって来る影を切り裂いて行く。
「私の痛みを味わえ! 〈ファントムペイン〉!」
ッ! いっ……たいけど耐えられないほどじゃない。
そう思った俺は強がってみることにした。ニヤニヤのオプション付きで。
「む? 何かしたか?」
「っ! 効いてない? どういう事…………さっきは効いてたのに……」
フッ……どうだ俺の演技は! 相手が動揺してやがるぜ! …………体がめっっちゃ痛い。
そう思いながら次の行動を起こす。
「まぁ、何をしたかなどはどうでもいい。もうそろそろ、準備運動は止めようではないか」
俺は警戒しながらそう声を掛けた。ちなみにさっきの演技は、ただ煽りたかっただけじゃ無い。
俺はクロユリの攻撃手段を全然知らない。だってゲームの時は影だけでやられたし、今だって〈鑑賞阻害〉のレベルが高くって〈鑑賞〉が効かない。だから、自分の攻撃手段の1つを潰されたと思わせて、違う攻撃手段を出させるためだった。
「………………」
「貴様から来ないのなら、こちらから行くぞ!」
もう一度攻撃する為に、俺はクロユリへ向かって走る。それをクロユリが影で牽制をする。ここまでは先ほどと同じだった。
だが唯一違ったことは、クロユリが本気を出したことだった。
「は?」
目の前に突然クロユリが現れた。
まさかクロユリが突撃して来るとは思わなかった俺は、驚きの声を上げてしまう。それと同時に………
____血が舞った。
俺は頬を切られたと認識する前に、咄嗟に後ろへ飛ぶ。
「まさか突撃して来るとは思わなかったぞ」
「…………フフフ」
なんだ? クロユリの様子がおかしい。
そう思っていると、クロユリが手に付いている俺の血を舐める。
「……とても美味しい」
そう言うと、顔を上気させながら血のついた部分を執念に舐める。
その…………なんと言うか…………エッチいです。
そんな感想を抱いていると、空気が変わる。
「もっと飲みたい……もっと頂戴__ねぇ」
「なっ!」
いきなりクロユリが突っ込んできたので、俺は咄嗟にだが全力の蹴りを入れる。しかしクロユリは少しよろけただけで、ダメージが全く入っていなかった。理由は多分だが、体に纏った影と血を飲んだことによる強化だと考えられる。
ヤバイな……最初からあまり差が無かったのに、今回で完璧に追い抜かされた。マジでヤバイ。準備運動を止めようとか言わない方が良かった。
俺はこの状況を打破するための作戦を考えながら、クロユリと打ち合うのだった。
最後まで読んでいただき感謝いたします。ご指摘、ご感想お待ちしております。
ブックマーク200件、5万PV達成しました! 絵は…………その……思い浮かばなかったです。すみませんでした! 時間があったらクロユリかシエラを書いてみます。
そういえば、僕って日常的な話は書けるのに、戦闘系の話があまり書けません。と言う訳で、これから先は戦闘とか減っちゃうかも知れませぬ。まぁ、出来るだけ頑張ります!