これで俺も冒険者!
2万PV行ってました!
という訳で投稿!
俺は今、冒険者ギルドに来ていた。目的はティア達の依頼達成報告と、俺の身分証代わりの冒険者カードを作るためだ。
そして俺は中に入って思ったことを口にする。
「思っていたよりも綺麗にされているな」
俺のイメージでは、異世界の冒険者ギルドは荒くれ者が多くて荒れているかと思っていたが、想像以上に綺麗に掃除されていた。
「貴族や商人が依頼に来るのに汚かったらダメだからね!」
「そうですよ。綺麗にしてないと依頼が全く入ってこなくなっちゃいますから」
そう聞いた俺は少し想像をしてみる。
酒の瓶がそこら中に転がり、汗や泥や血の臭いがそこら中に漂い、こちらを睨みつける冒険者達。
………誰も入って来ないわ! そんな地獄に!
「うむ……入って来なくなるな」
「それより早く冒険者カードを作っちゃいましょう!」
「……そうだな」
シエラの話によってここに来た理由を思い出し、冒険者カードを作るため受付嬢に話しかける。
受付嬢の見た目は茶色の髪を腰辺りまで伸ばして、目は茶色で釣り目なきれい系お姉さんだった。年齢は22歳位かな?
「少し良いか?」
「はい、大丈夫です。本日はどの様なご要件でしょうか?」
「ふむ………身分証代わりに冒険者カードを作ろうと思ってな」
「冒険者カードの作成ですね。作成費用は銀貨1枚です」
銀貨1枚を渡し作成をお願いする。
「少々お待ち下さい」
そう言って、受付嬢が机の中を漁る。それから5分位して目的の物を見つけたようだ。
……………綺麗にされているのは見える所だけじゃないと俺は信じている!
「お待たせして申し訳ありません。では、こちらに血を垂らしてください」
「分かった」
そう言って渡されたのはF(翻訳された)と言う文字と剣と杖が書いてある金属のカードだった。血を垂らすのは、魔力を登録するとかそういった感じだろうか?
とりあえず、ステータスが表示される可能性があるので〈偽装〉を発動した状態で血を垂らす。
「これで良いか?」
「はい。これでギルドカードに魔力が登録されました」
見た感じは変化が無いが、このカードには確かに俺の魔力が宿っていた。
「何故魔力を登録するのだ?」
「魔力は人によって違います。同じ魔力が存在しないので、個人を判別する際に使用されます」
「ふむ。教えてくれて感謝する」
そう言って笑いかける。この1日で前の体の何年分を笑ったことだろうか………
「ッ! ……い…いえ、他にも分からないことがあったら聞いてください」
「うむ……では、ギルドのルールなどがあれば教えてもらいたい」
「分かりました。では_____」
「ふざけないで!!」
受付嬢が話そうとした時、先ほどまで一緒に居た人物………ティアの怒鳴り声が響いた。
最後まで読んでいただき感謝いたします。ご指摘、ご感想お待ちしております。
ブックマーク120件ありがとうございます!
体調はまだ良くなってないので、投稿ペースは下がると思います。




