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(シエラ視点)4

 シエラ視点4です。

 周りでティアやエマ、そしてヒイラギさんの声が聞こえてきます。

 そして、ゆっくりと目を開けます。


「……あ……れ?」

「目を覚ましたのか?」

「………」


 私は言葉を出せませんでした。なぜなら……目の前にヒイラギさんの顔があるからです!


「ん? 我の顔に何か付いているのか?」

「ふえ?………ひゃぁあああ!」

「ぬお!」


 私は自分の体勢を理解して驚いてました。膝枕です! ヒイラギさんの膝が頭の下にあるんです! 良い香りもしました!


「だから言ったじゃないですか。さすがに、膝枕はやめたほうが良いと」

「だがあのままだと体を痛めるだろう?」

「まぁそうですが………」


 そんな会話を聞いて、なぜ膝枕されていたのか理解した。


「あ、あの~……ありがとう……ございます。そっその! ………膝枕気持よかったです!」


 ………てっ、何を言ってるんだ私はぁああ!


「そうか、それは良かった」


 そう言って笑いかけてくれます。もうお腹いっぱいです。

 この後また気絶してしまい、膝枕されました。


♢   ♢   ♢


「カインさんとボッシュさんをありがとうございます!」


 ヒイラギさんから、カインさんとボッシュさんの死体を埋めたことを聞かされた。

 しかもアンデットにしないために死体を清めてくれたらしい。

 感動して少し? だけ泣いてしまった。


「我がしたい様にしただけだ。気にするな」

「いえ、それでも感謝をさせて下さい! ありがとうございます!」

「先程も感謝は受け取った。だからもう気にするな」

「はう~……」


 かっこいい………

 ヒイラギさんを見ると胸がドキドキして、笑いかけられると心が満たされる感覚になってしまう。ヒイラギさんかっこいいな〜

 そう思いながら見ていると


「シエルどうしたの? そんなにヒイラギさん見つめて?」

「いっ、いや! 何でも無いよ!」


 エマが話し掛けてきてびっくりしてしまった。


「皆さん! もうそろそろ出発しませんか? ヒイラギ様のお蔭で馬も万全の状態ですので」

「ヒイラギさんのお蔭?」


 ヒイラギさんは何をしたんだろう? そう疑問に思っているとティアが説明してくれる。


「ああ、シエラは気絶してたから知らないのよね? 実はヒイラギさんが馬に金色の林檎を食べさせたら、馬の怪我がみるみる消えてったのよ!」

「瀕死の状態だったはずですが?」

「あれはかなりの代物でしょうな! 是非商談をと言いたいところですが………」

「余計な詮索はしない方が身のためだぞ?」


 そう言うヒイラギさんは笑っていましたが、とても黒い笑みでした。

 最後まで読んでいただき感謝いたします。ご指摘、ご感想お待ちしております。

 ユニークアクセスが1600人行ってた!まさか僕の文章力でここまで見てくれる人が居るとは思ってなかったです。

 見てくれた皆さん!ありがとうございます!

 シエラ視点はこれで終わりです。次から視点が戻ります。

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