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(シエラ視点)1

 前話でやっぱりやめた兄設定が混じっていたので、直しました。誤解を与えてしまい、すいませんでした!

 今回はシエラ視点です。

 私達は今、ルイオンと言う街で馬車の護衛依頼を受けています。

 目的地はルイオンから馬車で5日程掛かる、王都エストールです。


「あなた達が護衛をしてくれると言うCランク冒険者ですか?」

「貴方がアドカドさんですか?」

「はい、合ってますよ。Cランク冒険者が5人とは安全な旅に成りそうですな」

「はい! 俺達が貴方を無事に届けてみせます!」

「俺達がいたら安全だぜ!」


 そう答えるのは1週間前から組んでいる2人組みの男性で、実は少しだけ苦手です。


「カインとボッシュ! 依頼主になんて口の聞き方を!」

「お気になさらず。自信を感じる方が安心できますので」

「ほらな! ティア位だぜ? そんなに口の聞き方を気にしてんのはな」


 そう言ってボッシュさんが、馬鹿にしたように笑う。

 ちなみにカインさんは19歳で身長が180センチ程ある盾と槍を扱っている金髪の男性で、ボッシュさんは18歳で身長が172センチ程で、弓を扱っている赤髪の男性です。二人は幼馴染でカインさんが14歳のときに冒険者になったそうです。

 カインさんは食事を頻度に誘ってきます。積極的な人は怖いです。ボッシュさんは良く胸を見てきて怖いです。


「では、そろそろ出発します。荷物はちゃんと持ちましたか?」


 アドカドさんが皆に確認をします。


「俺は大丈夫です」

「俺も大丈夫だぜ」

「私達も大丈夫です」

「では出発しますので、荷台に乗ってください」


 そう言われ私達が乗ります。そして、王都に向けて出発しました。

 出発してからは2人1組で、夜の間は交替して周りを警戒します。

 王都に向かってから3日立ちました。今まではゴブリンやウルフ位しか出ないため、油断してました。


 4日目の昼でした。

 馬の足に矢が刺さり、馬車が倒れます。

 これは盗賊の仕業です! そう思い、皆慌てて外に出ます。


「シエラ! 無事か!」

「ぶっ、無事です………」


 カインさんが私の安否を聞いてきます。私だけじゃなく他の人の安否を心配してください!


「おい、エマ! 相手の数はどれくらいだ!」

「12人位! 囲まれたら少しキツイかも!」

「カイン! 盾で矢を防いで下さい! エマは周りを警戒しつつ、各個撃破してください! シエラは全員に補助を掛けてください! ボッシュは弓使いを制圧して下さい! アドカドさんは馬車の中へ!」

「はい!」

「はい! 分かりました。

私の魔力を贄とし、仲間の腕に戦神の力を宿し給え〈戦神の加護〉!

私の魔力を贄とし、仲間の足に風の力を与え給え〈風の加護〉

私の魔力を贄とし、仲間を護る力を与え給え〈プロテクション〉」


 皆さんがすぐに武器を構え、ティアが指示を出します。

 私はティアの指示で力、速度、防御に補助魔法を掛けます。


「カインはシエラを護ってて!」

「分かった! シエラには指一本触れさせん!」


 カインさんがティアの指示で私を守りながら盗賊と戦います。


「親分! こいつCランク冒険者のカインって奴です!」

「へぇーこいつが……細くて弱そうだな」

「盗賊なんかしているお前よりも俺は強いぞ!」

「カインさん!?」


 そう言って、カインさんが相手へ向かって行きます。

 私を守ってくれる人が離れ、私は無防備になります。

 勿論、盗賊は私を狙って襲って来ます。


「「シエラ!」」


 盗賊に狙われている私に気づいたティアとカインさんが此方に向かって来ますが、それよりも先に私が捕まってしまいました。


「きゃあ!」

「っ! ……シエラを離せぇええ!」

「カイン! 後ろだ!」


 ボッシュさんがそう叫んだ時でした。カインさんが前のめりに倒れました。

 最後まで読んでいただき感謝いたします。ご指摘、ご感想お待ちしております。

 6時にもう一話投稿します。

 ぜひ読んでください!よろしく頼みます!

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