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福岡ファイトれでぃ~ごう  作者: 那田野狐
第弐章 トーナメント
9/26

予選最終戦

「赤コーナーよりチームサンダー入場」

場内にコールが響くと同時に勇ましい曲が流れる。流れているのは数年前放映されたヒーローアニメの主題歌だ。

「邪武ちゃんのときの呼び出し放送といい今回のチームサンダーの入場といい・・・あ、ドライアイスまで」

「多数の客の要望には出来るだけ応じるのが主催者のポリシーですから・・・」

呆れる巴に武は苦笑いする。

「きましたよ。先頭が真田彩光。つぎがクリス・ビーそして・・・」

先頭は新日本プロレスという団体で正統ストロングスタイルのコスチュームである黒いパンツに黒いリングシューズを身にまとった男真田彩光が二番目はロックバンドのボーカルみたいなペイントを施した背の低い真紅のガウンを着た女性クリス・ビーがこれに続く。そして二人がリングに到達した頃に真打の神獣ライトニングパロンがドライアイスの中から出てくる。

「ほう」

巴は目を細めた直後にバロンが通路を走り出す。そして華麗なジャンプとともにコーナーポストの上に立つ。

「もしかして相手コーナーに一本だけそびえているコーナーポストは・・・」

「もしかしなくても、あれだけのために用意されたものです」

武は苦笑いする。

「チームにゃんに提案する。この勝負リングにロープを張りたいのだが許可願えるかな」

テーマ曲としたアニメの主人公が融合合体するバイオロイドを模したマスクをした神獣ライトニングバロンが天井を指差して提案する。

「構わないぞ。ロープがあったほうが技の種類も増えるだろうし、それを理由に言い訳されては困るからな」

巴はカンに触るような口調で挑発する。

「なんだとお?」

呼応するように真田が叫ぶ。

「落ち着け彩光。挑発されてどうする」

サンダーの一喝で真田は急におとなしくなる。

「ロープの件。受諾に感謝する。気が変わらないうちにロープを張りたいんだが」

「構わない。すぐ張ってくれ」

巴の返事を待ってサンダーは指を鳴らす。すると、スモークの中から「下っぱ」の仮面をつけた数十人の男達がコーナーポストとロープを担いで登場し、ものの十分でプロレスのリングを作り上げていく。

「いや、いいものを見せてもらった」

巴はパチパチと拍手すると、邪武もまねをしてパチパチ手をたたく。

「さて。始めようか?」

巴は三段あるロープの最上段を掴むと、フワリと飛び上がりリングインする。

「悪いなサンダー」

真田はセカンドロープからリングの中に入る。

「無様な負け方だけはするなよ」

「俺は勝つつもりだから心配いらないぜ」

コーナーポストから飛び降りたサンダーに真田は親指を立てて答える。

「三分以内にジャーマンで決める」

真田は高々と右手の人差し指を立てて吠えると会場内のボルテージが一気に上がる。

「両者前に」

レフリーが試合開始前のセレモニーを始める。

「バトル。レディー。ゴー」

ふたりの間にいたレフリーがバックステップと同時に腕を交差すると同時に、プロレスのゴングが鳴らされる。

「うっしゃ」

真田は腰を落して右手を心持ち高めにしてジリジリと間合いを詰める。

「か弱い女性相手に組み合うつもりかね」

巴は一歩踏み込み、しなるような右中段蹴りを放つ。

「おう」

真田はすばやく腕を降ろして、この蹴りをブロックする。

「なんて蹴りだ。ぞくぞくするね」

若干赤くなった腕をさすりながら真田はペロリと舌なめずりする。

「今度はこちらから行くぜ」

真田はロープに向かって走りだし、反動をつけてから肩から突っ込む。いわゆるショルダータックルだ。

「うわっ」

両手をクロスして巴はこれをブロックするが、そんなもので完全にブロックできるはずもなく派手にロープ際まで吹っ飛ばされる。

「うっしゃあ」

真田は追い討ちをかけるように右腕を水平に上げて巴の首に襲いかかる。

「きゃ」

真田のラリアートをまともに食らって巴の体か空中で一回転する。

「うわ~巴さ~ん」

邪武が半泣き状態でトップロープをブンブン振りながら叫ぶ。

「約束だからな」

真田はうつ伏せに倒れた巴を背後に回って引き起こすと巴の腰にがっちりと手を回す。

「ぶっこ抜いた」

という絶叫が聞こえてきそうなきれいなブリッジを描きながら真田は反りをうつ。しかしブリッジが完成するよりも巴の両足が地面につくほうが早かった。

「きれいに投げすぎだ。もっと叩きつけるように。かな?解説は」

強烈な打撃を食らったにもかかわらず、平然とした表情で巴は立ち上がる。

「きれいに投げすぎだわ。もっと叩きつけるように投げなきゃ」

「違うな。自ら跳んで勢いを殺したんだ」

「わかってるわよ。いってみただけ。でも洒落になんないわ。あんな化け物を相手にするの?」

意外に冷静なコメントをするクリスとサンダーのふたり。

「彩光!ジャーマンにこだわるな。確実に仕留めることだけを考えろ」

「うるさい!意地でもジャーマンで決める」

真田はショルダータックルからのコンビネーションを狙う。

「ひとつ覚えでは先がないよ」

猛然と突っ込んでくる彩光をあっさり躱すと巴は逆に彩光の背後を取る。

「ハッ」

巴は震脚と呼ばれる技法で踏み込みながら肩から背中。八極拳でいうところの靠を真田の背中に叩き込む。

「おう。てつやまなんとか」

「てつやまなんとかじゃない。鉄山靠だ」

「鉄山靠か」

「鉄山靠。たしか八極拳の技よね?」

巴の鉄山靠に四者四様のリアクションを見せる。

「たしかジャーマンはへそで投げると」

鉄山靠をまともに背中に食らって四つん這いになっていた真田の背後に立った巴は、真田の腰に手を回すとそのまま電光石火の勢いでブリッジを描く。

「見事な高速ジャーマン」

サンダーは唸る。

「ワン・ツー・スリーと」

真田の両肩を地面に縫い付けスリーカウント数えた巴はゆっくりと立ち上がる。

「レフリー。本人は試合の意志はある?」

「はあ、はい」

レフリーが慌てて真田を覗き込む。

「勝者楠木巴」

レフリーが巴の右手を取って高々と持ち上げる。

「楠木選手インターバルは必要か?」

「いらないね」

レフリーの問いに巴はそっけなく答える。

「では第二試合。チームサンダーセカンド前に」

レフリーの声とともにクリス・ビーがガウンを脱いでリングの中に入ってくる。

「わたしは予告しないわ。外れたら恥ずかしいから」

ガウンで判らなかったが、クリスは意外に巨乳でプロポーションが良かった。

「両者前に」

レフリーに言われて巴とクリスは握手出来る距離まで近づく。

「立派で揉みごたえのある乳だな」

巴は実にオヤジな台詞をいう。

「お姉さんのオッパイも立派よ」

クリスも負けてなかった。

「では・・・」

レフリーが試合開始前のセレモニーを始める。

「バトル。レディー。ゴー」

ふたりの間にいたレフリーがバックステップと同時に腕を交差すると同時に、プロレスのゴングが鳴らされる。

「はい」

いきなりクリスが助走無しのドロップキックを放つ。

そして間髪入れず倒れた巴を引き起こして肩口にチョップの嵐を見舞う。

「攻めを単調にするな」

「判ってるわ」

サンダーの忠告を受けたクリスは、肩口へのチョップから引き寄せての腹部への膝蹴りとマシンガンのような攻撃を叩き込む。

「これで」

クリスは一度さがって右のミドルキックを放つ。

「不用意な」

サンダーが叫ぶよりクリスの右足がキャッチされる方が早かった。

「さすがに効いたよ。これはおつりだ取っときな」

巴はキャッチした右足を掴んだままスクリューのように体をひねる。

「ドラゴンスクリューとくれば」

巴はそのままクリスの足の間に左足を入れると、もっていたクリスの右足をクリスの左足の上にのせてその場に座る。そのときクリスの右足が容易に外れないようにその上に自分の右足をのせる。いわゆる足四の字固めの完成である。

「あ~」

クリスは悶えながらも体をひっくり返す。これは足4の字固めの返し技のひとつで、仕掛けた相手に痛みを与えることができる。しかし、五分かけてクリスがおこなった作業もあっというまにひっくり返されて水泡となる。

「ギブアップ?」

「ノー」

クリスは床を叩きながらレフリーの勧告を拒否する。

「さすがレスラー」

そういって巴は足4の字固めを解く。

「情けか?」

「いや。四の字で仕留めるつもりが無いだけだ」

巴は右手を真っ直ぐ伸ばして人差し指をクイクイと動かして挑発する。

「後悔させる」

クリスはそう叫ぶと、ロープに向かって走りロープの反動で勢いをつけると、右腕を水平に伸ばしてから小ジャンプして飛び込むフライングラリアットをくりだす。しかしこれは容易にブロックされる。

「残念ながら受けて魅せるのは性に合わないんだ」

巴は一歩踏み込んで体をひねると裏拳を繰り出す。が、クリスはこれを待っていたかのように寸前でかわすと真っ直ぐ伸びた巴の右腕に飛びつき、逆さにぶら下がるように肘関節を極めにかかる。

「飛燕十字か。だが」

巴は腕にクリスをぶら下げたままコーナーポストに走る。そして力任せにクリスをコーナーポストに叩き付ける。

「がはっ」

たまらずクリスは十字固めを解く。

「極める」

巴はクリスの右腕をとると、体と垂直になるように真っ直ぐ右腕を伸ばして肘関節を極める。腕十字固めだ。

「ギ、ギブアップ」

クリスは床を三回ゆっくり叩く。

「勝者楠木巴」

レフリーが高らかに宣言したのを聞いて巴は関節技を解く。

「楠木選手インターバルは必要か?」

自分のコーナーに戻ったものの座ったまま動こうとしない巴にレフリーは尋ねる。

「五分。もらえるかな?」

「問題ありません。五分インターバル」

レフリーが宣言する。

「巴さん。ドリンクです」

「サンキュー」

武から市販の天然水のペットボトルを受け取ると一口だけ飲み残りは頭から無造作にかける。

「キリマンジャロの天然水はヘアトニックより効く」

「巴さん。ヘアトニックなんか使ってんのかにゃ?」

邪武はうみゅといった感じで首を傾げる。

「つかわないよ。比喩だよ」

巴は邪武の頭をくしゃくしゃする。

「巴選手時間です。リング中央へ」

「了解」

レフリーに促されて巴はリング中央に歩み寄る。

「第三試合。両者前に」

レフリーに言われて巴とサンダーは握手出来る距離まで近づく。

「では・・・」

レフリーが試合開始前のセレモニーを始める。

「バトル。レディー。ゴー」

ふたりの間にいたレフリーがバックステップと同時に腕を交差すると同時に、プロレスのゴングが鳴らされる。

「はい」

ゴングと同時にサンダーはサイドと同じ至近距離からの助走なしのドロップキックに見えた。しかしヒットの瞬間にサンダーは両足を広げ、両足で巴の首をはさんだ。

「おおっと、フランケンシュタイナー。いや、ウラカンラナか」

武が技解説するのと同時に、サンダーは体の状態を勢いよく反らせる。たちまち二人の体は一回転しサンダーが巴を馬乗りに押え込むようにな姿勢になる。

「ギブアップしてもらえないですか?できればレディの顔は殴りたくないのです」

「マウントポジションからのパンチか。いいだろう。殴ってみろ」

「じゃ遠慮なく」

サンダーは巴の顔面に拳を振り下ろす。しかし巴は器用にこれを払うように受け流す。

「なるほど一筋縄じゃいかないな」

サンダーは大きな動作で右拳を巴の顔面に叩き込む。しかし巴は寸前でサンダーの右拳を右の掌で受け止めると、左の掌でサンダーの右肘をかちあげる。

「マウントポジションを、あんな強引な方法で外すかな普通?」

「あれが外しかたかなのかにゃ」

「あんな外しかたは、巴さんにしかできないよ。しかもすごく無茶な方法だね」

邪武の問いに武は苦笑いしながら答える。

「いや~こんな方法でマウントポジションが外されるとは思いませんでしたよ」

サンダーは立ち上がって右腕を軽く振りながら笑う。

「思考で本気になっても、本能では魅せようとするからな。つけいる隙ができる」

巴も首を左右に振りながら立ち上がる。

「どうやら打撃ては仕留められないようだ」

サンダーは一気に間合いを詰めると巴の肩と腰を掴む。

「せいあ~」

かけ声とともに巴の体が空高くサンダーによって持ち上げられる。

「はっ」

そしてそのまま垂直に巴を脳天から落す。いわゆる垂直落下式のブレーンバスターである。

「巴選手失神!ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ。ギブアップ。勝者サンダー」

レフリーがサンダーの右手を高々と上げる。

「ありゃりゃ」

武は急いでリングに入ると、速やかに巴を担いでリングの外に出る。

「巴さん大丈夫かにゃ」

「ま、大丈夫だろう。体も半端じゃなく丈夫だから。ほれ」

「うにゅ?」

武の差し出したハンカチを邪武は不思議そうな顔をして受け取る。

「濡らして顔の上に乗せとけば十秒で気がつくからやっといて」

「へえ?なんで私が」

「だって俺は」

武はリングを指差す。

「では第四試合。チームにゃんのセカンド前に」

「そういうことで」

レフリーの声とともに武は革ジャンを脱いでリングの中に入ってくる。

「両者前に」

レフリーに言われて武とサンダーは握手出来る距離まで近づく。

「では・・・」

レフリーが試合開始前のセレモニーを始める。

「バトル。レディー。ゴー」

ふたりの間にいたレフリーがバックステップと同時に腕を交差すると同時に、プロレスのゴングが鳴らされる。

「オーソドックスにいきますか」

武は目線より若干高い位置まで腕を上げて間合いを詰める。

「おもしろい」

サンダーと武はリングの中央で両手をガッチリと組むプロレス流の力比べだ。

「へへっ先輩の、おっと巴さんの肘へのダメージは抜けてないようだな」

武はジリジリと押し倒しサンダーにブリッジを強いる。

「せい」

ブリッジが完成したところで、武は両手を握ったままサンダーの腹筋に両膝を落す。

「それそれ」

武は容赦無く両膝をサンダーの腹筋の上に落すが、サンダーはびくともしない。おそるべき腹筋と首の力である。

「はっ」

武が間合いを取ったのを見て、サンダーはブリッジの状態から一気に跳ね起きる。

「お~コメツキムシみたいだにゃ」

「へぇ~邪武ちゃんコメツキムシなんて知ってんだ」

「あう。巴さん気がついたにゃ」

「ええ。素敵な起こしかたね」

気の弱い人間が見たら引き付けを起こしそうな顔で巴はハンカチを振る。

「あうあう。武がやれっていったにゃ~」

両手で頬を左右に引っ張る折かんを受けながら邪武は答える。

「そうか。ならこれくらいで勘弁してあげよう」

巴は凍りつくような微笑みを浮かべて邪武を折かんから開放する。

「武。三分五秒以内で。オーケー?」

「オーケー。イエスコマンダー」

武は試合中であるにも関わらず直立不動のの姿勢で敬礼する。

「前から気になっていたけど、二人は軍人かにゃ?」

「軍人はわたしだけだ。武のは稽古のときの条件反射だな」

「軍隊式の命令で鍛えられる古武術って一体なんなんにゃ・・・」

「気にしないことだ。なにしろ繊月の現当主からして現役バリバリのダブルOの英国情報部員なんだから」

「うみゅ?」

「真実は小説より奇なり。というか、考えた時点で敗北だ」

「うみゅ~」

さらに頭を抱える邪武である。

「なにやってんだか」

さすがに試合中なので武は振り返るということはしなかったが、歓声の中で聞こえてきた会話だけで二人のやりとりが十分に予測できた。

「ということで、付き合うのはここまでだ」

武は腰を落して息吹く。そして正拳を叩き込もうとした瞬間ピタリと腕を止める。

「ふ、フェイント?」

「ま、そういうこと」

愕然とするサンダーの右手を取ると、武は右足を振り上げサンダーの左肩に踵を振り下ろす。そして一気にサンダーの腕を全体重かけて胸元に引き寄せる。

「よいしょ」

武は掛け声とともに右足と左足を交差させ三角絞めを完成させる。

「アルいくわよ」

試合を観戦していたエルは静かに席を立つ。

「へぇ?ひまったの」

てっぺんに赤い点のついた中華マンを口いっぱいに頬張っていたアルはポロポロとこぼしながらエルを見る。

「ロープブレイクがない以上、痛めた腕を極められたのは致命傷よ」

「ふ~ん」

リング上を見ながらエルはペロペロと指を舐める。

「どうやらこの会場の代表は決まったようでしゅ」

アルたちとはリングをはさんで反対側の柱の影から試合の様子を見ていた男がつぶやく。ちょうど影に隠れているので、どういう顔なのか判別できない。

「改。あいつらの顔データを記憶するでしゅよ」

「御意。マスター」

男の近くにいた長身の女性がもの静かに答える。黒い服に紫の瞳。切れ長の目に長い黒髪という文句無しの美女だが、その美しさは研ぎ澄まされた刀のようである。

「ギブアップ」

サンダーは大きく床を三回叩く。

「勝者武。チームにゃん勝利」

レフリーは武の肩を叩いて技を解くように促すと大声で宣言する。

「うお~」

館内が揺れて紙吹雪が舞う。紙吹雪の正体は、チームサンダーの勝利を信じて買ったチーム券(競馬でいうところの馬券)である。

「今日の試合はこれで終わりだろ武。あとでタップリと奉仕してもらうからね」

巴の言葉を聞いて武の顔がみるまに青くなる。

「みゅう~なんかとっても怪しい会話をしているにゃ」

「なんなら参加する?邪武ちゃん」

巴は怪しい目つきで邪武をみる。

「遠慮するにゃ」

冷や汗をダラダラと流しながら邪武は左右に顔を振った。

「そう。なら無理には誘わないが」

巴は意味ありげに笑った。

ありがとうございます

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