間話
『ミコト…お主は何のためにこの世界に生を受けたのじゃ?』
「誰だ?」
『誰でもよいことじゃ。なぜお主はこの世界に生を受けたのじゃ?』
「そ…そりゃ親父とお袋が出会って…」
『違う違う、最初に言ったろうが、『なんのために』じゃ、『何をするために生まれてきたのじゃ』と聞いちょるのじゃ。』
「聞いちょるって、じいちゃんか?」
『ええいっ、質問に答えいっ!』
「分かったよ。…なんでだろ?そんなこと言われても分かんないよ。あっ、そうそう。当分は虚無羅退治ってのがあるかな。この前も危なくやられるところだったし。…」
『そうか。では、神の望みは何じゃと思う?』
「神?人間を作ったというあれか?神様のことだよな?」
『そうじゃ。神様じゃ。』
「神様か。ポンポンがいるから、神様もいるんだよな。ってか、ポンポンも神様なのか?」
『まあ、人の言うところの守り神じゃな。守護霊とか、精霊とか言われちょる。』
「そうか。神様の望むこと?なんだろ?世界平和か?」
『なぜじゃ?』
「いや、適当に言ったんだけど。」
『頭の弱い男じゃ。もうちょっと修行せい!』
「な…なんだよいきなりっ。」
『そんなことでは、これからの勤めが危ぶまれるのう。』
「これからの勤め?やることがあるなら言ってくれよ。」
『もう少し自分で考えることじゃな。ふぉっふぉっふぉっ。』
(・・・はっ、夢か。なんだったんだ?まあ、夢だからいいか。)
ミコトも忘れる夢の中の話というのが設定です。
人がどうして生きるかとか、なぜ生まれてきたのかって、難しいですよね。それを考えていると眠くなるという特技が筆者にはあるようです。最近気がつきました。もしよかったら、読者様方の考え方を下さい。
執筆の参考にしたいと思います。
ではでは^^




