第1話 〜現代に潜む影〜
初めまして。「新世界」というタイトルは、新しい感じ方、考え方のある世界、見えない存在だけど、そこにあるもう一つの世界という意味で新世界というタイトルにしました。
個人的には、のんびりとした感じの小説がすきなのですが、どういう小説になっていくかはまだまだ分かりません。アニメ的な要素が強くなるかもしれません。
気長に付き合っていただければと思います。
「いただきまーす。」
「おっ、うまそうだな。その唐揚げもらい!」
「何、この唐揚げはだな、九州に住んでるおれのじいちゃんがな、…」
「いただきっ」
「おいっ、この」
「そんなすねんなって。わるかったわるかった。」
「ムスッ」
「まったく、ミコトは食い物のことになるとすぐ意地張るよな。」
「おれはいつもばあちゃんに食い物を粗末にしちゃいけねえっていわれてんだよ。」
「何言ってやがる。自分が食べたかっただけじゃねーか。って、いや、わるかった。そうだな。俺がわるい。たしかに。・・・あー、もうすぐ授業始まるぞ。いくか。次なんだっけ?」
「まったく、ちょうしいいな。今度から揚げ返せよ。次は、体育だよな。」
「おっ、体育か、やったな。」
「シンジは体育そんなにとくいじゃないじゃん。」
「いいんだよ。俺は、サトミちゃんと同じグループだから。」
「ああ、そうね。(この前は別の子の名前いってたぞ…)。」
「さて、教室にもどって着替えるか。」
(あれ、何か校内の様子がおかしいか?)ミコトは3階の窓越しに体育館に生徒がたむろしているのを見かけた。
「あれ、なんだろ?」
そのとき、校内放送が校舎に響き渡った。
「『緊急連絡です。生徒のみなさんは、至急、教室にもどりなさい。繰り返します。至急、教室にもどりなさい。』」
「どうしたっていうんだ?」
「なんだろね。まあ、いわれなくても教室にはもどるけどね。」
ミコトとシンジは少し急ぎ足で教室にもどる。(何かあったんだよな。なんだろう。胸がそそわそわする。)他の生徒も教室にもどってきた。サイレンの音がする。
「警察だ。救急車も。」
「なあ、何があったんだ?」
「あれ、まだもどってきてない子がいる・・・、この席は、…サトミ?」
「あっ、本当だ。」
教室のドアが開き、担任の尾崎が入ってきた。(そんなに神妙な顔して、どうしちゃったんだよ?)
「みんな、そろっているか。」
聞いたそばから尾崎は顔をしかめていた。なにやらサトミの空席をみている。
「サトミさんがまだきていません。」
誰かが先生に報告した。
「…知っている。みんな、いずれ、わかることだから、君たちには今から伝えようと思う。さきほど、山上君が…」
尾崎は目に涙を溜めていた。(山上?サトミのことだ。なんだ、この心臓の高鳴りは…。シンジ、どうしてそんなに顔が赤い?)
「…救急車で運ばれた。」
「えっ」ざわつき始める教室内。
「どうしたんですか?」
「放送がはいるまで、教室内に待機。帰りの仕度をしていなさい。」
教室をとびだすように尾崎は出て行った。
「自殺?」携帯を見ていた一人の生徒がいった。他の生徒もそれに群がる。(まじかよ。)シンジは、まったく動かない。
「シンジ…どうした?」
「いや、なんでもない。」
(自殺?うちの学校で?ニュースで最近話題になってるって思うことはあったけど、まさか、同じクラスで?いや、誤報かもしれない。なんでこんなにどきどきする?それに、どうしてシンジはあんなに顔が赤いんだ?何か知ってることがあるのか?)
御一読ありがとうございました。
レスもおまちしております^^
第一章がいきなり過激になった感もあり、反省しております。
文章がつたなくて、本当に申し訳ないですが、おいおい改善できればと思います。
★筆者お勧めコーナー★
ここでは、好きな漫画や小説やいろいろなものを紹介していきます。
第一回目の紹介は難しいですね。
うーん、第一回目にふさわしいか分からないけど、
「天空の城ラピュタ」がいいですかね。
シータやバズーとか、海賊の名前覚えてますか?
第二回は、もっとマニアックなものを紹介したいと思います。
海賊のおばさんの名前も第二回の後書きに^^




