回想
十年前、春。
「ねぇ、夕夏ちゃん。何で泣いてるの?」
僕は突然泣きながら訪問してきた幼馴染みの女の子に驚き、どうすることもできないまま、ただただ何故泣いてるのか尋ねる事しかできませんでした。
「もう…会えないの…お別れしなきゃいけないから…最後に会いたくて…」
ぽつり、ぽつりと声を出して、彼女はまた涙を流す彼女。
「会えないって、何で会えなくなるの?」
必死に彼女に問いかけました。
「私…刃君と違う小学校に通わないといけなくなったの…」
彼女の涙は止まりません。
「そんな!遠くの学校?僕もそこに通うから!夕夏ちゃん泣かないで!」
「…ありがと…でも…無理なの…ありがとね…刃君。」
短くも長い沈黙。
「サヨナラ」
走り出す彼女。
「待って!」
追い掛ける僕。
「待ってよ!待ってったら!夕夏ちゃん!夕夏ちゃん…ゴファ!」
いきなり立ち止まり、彼女が放った後ろ回転回し蹴りにより、ミゾオチを強打してしまい地面に膝をつきながら遠く、小さくなる背中に叫びました。
「十年後…必ず迎えに行くから!夕夏ちゃん!」
彼女は少しだけ立ち止まり
「絶対だからね!刃君!」
そう言って、彼女は遠くの町に引っ越していきました…
他の書きかけの小説を放置し、今ここに全力を注いで発表しますわよ奥さまホホホ。
俺はラブコメが書きたかった!
ただそれだけ!
そして、こんな私に感想を下さい。
ついでに愛を下さい。
そして、見て触ってカンじて下さい!
いやぁ、小説って、ホントに良いもんですね!
ではでは。さよなら、さよなら、サヨナラ…