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優しい魔王の疲れる日々  作者: n
優しい魔王の疲れる日々7
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第72話:魔王とダブルベット

みなさんお久ぶりです!

帰ってまいりました!

「んぅ・・・・・・はっここは!明乃さっ!」


鋳鶴君がベットから飛び起きようと右手をベットのシーツに手を置いた

なにやら柔らかい物が置いてあるのだろうか

だがしかしシーツとは思えない柔らかい感触

たとえるならばムニュムニュといった擬音の感触だろう

何よりも柔らかくシーツの柔らかさでは無いと鋳鶴君は察し

自分の右手を置いた近くの柔らかい感触を恐る恐るを確認すると

そこには上も下も下着すら身につけていない明乃さんがいた

明乃さんが隣で寝ていることに驚き今度は明乃さんがいない左隣、

自分の左手を置こうとしたその時、鋳鶴君は自分の手が重たい事に気づいた

何かが乗っているぐらいの重さ恐る恐る左手を掛け布団から取り出すと


「ん・・・すぅー・・・すぅー・・・」


鋳鶴君の左手を見事に自分の両手を巻き付けながら寝ている結さんを発見しました

がっちりとしっかりと話さない様にピンク色のリボンで鋳鶴君と自分の両手を結んでいる結さん

ふとここで鋳鶴君は嫌な感じに気づきました

今自分の上半身が掛け布団の上から出ている下半身は掛け布団の下に

しかし下半身に何かを着ている気配がありません

鋳鶴君は不安になって掛け布団の下を覗こうと掛け布団に手をかけました

少しだけ捲って見るとそこには恐ろしい物が鋳鶴君はいったい何を見たのか

それは皆さんのご想像次第です


「んっ・・・望月君・・・」


明乃さんもなぜか艶が出ている身体を翻し鋳鶴君の右手を寝言を言いながら掴んだ

鋳鶴君は両手を掴まれてとっても素晴らしい状態に

とわいえ鋳鶴君は二人に両手を塞がれて起きようにも起きられない状況に

この部屋に扉は一つしかなくさらに窓も一つ三人が寝ているベットの上から

日光を降り注がせベットを暖めてくれています

扉は頑丈にできていそうで鋳鶴君も全力の力を出しても壊せそうにありません

他にもこの部屋にはベットから10m先ぐらいに小さな滝と泉があります

数m先には真っ白な机と椅子のセットがあり

その机の上や椅子の上に三人の服や下着が乱雑に置かれていました

一体幾らかけてこの部屋は作られて誰の為の部屋なのか

鋳鶴君は気になってしかたありません

二人の手を何とか振り払って数m離れた机に行こうと手を動かしたりしますが

ほどける様子も見られず

鋳鶴君は誰かが来てくれるのを待ちました

しかしまてどもまてども一方に人は部屋に入りません

いつもはどうしているのだろうか魔王科は秘密など魔王科自体の活動もほとんど機密

授業はもう始まっているのかもしれないしまだ始まっていないのかも知れない

そんな事を考えていると大きな扉をノックする音が聞こえました

ですが二人は寝ているし(真っ裸)でさらに魔王科にはいない男(体育体会前までは一応いた)

が部屋の中から声を出したら間違いなく牢屋行きだろうと鋳鶴君は悟った

そこで逆に扉は開いてはいけない開けられてはいけない

と鋳鶴君は心の中で考えついた


「はっ!開けちゃ駄目だ!絶対に・・・開けちゃ駄目だ!」


鋳鶴君は扉をノックした人間に入るなと念じる

しかし念じたことも虚しくその扉は音を立てて開いた

それ同時に扉を開いたと思われる女の子は扉にもたれて倒れた

鋳鶴君はそれを敵襲か何かと感じたのかベットから即座に立ち上がった

だが何か柔らかい物に挟まれ物凄い力でベットに引き戻された


「駄目よ?望月君暴れたら私達起きちゃうじゃない」


物凄い力の正体は明乃さんだった窓からの光を明乃さんの髪が反射し

鋳鶴君の目に入るまるで明け乃さんが女神のように鋳鶴君には見えた

先ほどの柔らかい感触とは明乃さんのおっぱ・・・ではなく豊満なバストで

鋳鶴君の右腕を挟んでいた感触

明乃さんを見た途端鋳鶴君の顔は真っ赤になってしまいました

基本彼はヘタレなので裸の女性には弱いのです

ただ本気状態の時は裸とかも気にしないいい男なんですがね


「あっ!明乃さん!服!服着てください!

上はともかく下も着けてないなんて駄目ですよ!?」


「あぁ・・・服?ふふっ

望月君、貴方が私と結の服を脱がしたのよ?

昨夜は凄かったのよ?望月君が私の全身をね・・・ふふふ」


「なっ!?そんなことをっ!?

でも僕が二人を汚したのであらば・・・

まぁ・・・責任ぐらいはとらないと・・・駄目ですよね・・・」


「そうねぇじゃあ私達二人をトロットロにしてくれたら許してあげようかしら

望月君にできるかしらねぇ・・・」


「とっ!!トロットロ!?トロットロって何ですか!?

明乃さんっ!トロットロって!?」


明乃さんが鋳鶴君から離れ着替えを取りに行こうと白い机に向かう

机に向かう明乃さんを引き留めようと鋳鶴君はベットから出ようとする

ベットから出ようとすると今度は自分の左手を何かが掴みました


「おい私を起こさないとはどういう用件なんだ鋳鶴」


そこには堂々とキリッとした態度の結さんが鋳鶴君の右手をがっしりと掴んでいました

振り払おうとも物凄い腕力で振り解こうにも振り解けません


「おっおはよう・・・結姉・・・よく寝れた・・・?」


そう尋ねる鋳鶴君に結さんは怒りを覚えた

その怒りをぶつけるかのように鋳鶴君に一気に迫った


「おはようじゃないっ!朝のキスはどうした!

ずっと待っていたというのに!私達の身体をなめ回す様に見るだけか!

少しは乳を揉みし抱いたりしてみせろ!

お前はもう中学3年生だろうが!」


「もうじゃないよ!まだだよ!

それに二人とも何で裸で寝てるの!?

僕の服まで脱がさなくたっていいじゃん!」


「おまえの服が汚くてな

運ぶ時に明乃と私の服はとても汚れてしまった

だから大切にとって・・・洗っているぞ」


「とって!?とってなに!?なんでとってあるの!?洗濯してよ!」


「弟の汗の染みついたほど魅力的なものは無いぞっ!」


結さんが発狂しかけながらそう叫んでいます

右手を掲げながら話していますがその右手にはいつのまにか鋳鶴君のシャツが

それを見て鋳鶴君は結さんの右手からシャツを取ろうとした時

結さんが枕元に倒れて結さんの上に被さる様に鋳鶴君は結さんの上にダイブした


「あら!朝から姉弟で激しいことするじゃないの」


「ちょっ!不可抗力ですよ!」


「あぁ・・・私をもっと目茶苦茶にしてくれ・・・」


結さんは頬を染めながら余韻に浸っていた

鋳鶴君はさっさと離れてしまいたいんだが結さんが足を胴に絡めて鋳鶴君を離そうとしない


「あのねぇ!?仮にも姉弟なんだから!それに明乃さんもいるんだから!」


取り乱し様が尋常では無い鋳鶴君

これが普通なのです全裸の姉とイチャイチャする弟なんてそうそういません


「鋳鶴君って意外と大胆なのね

今の言い方だと私がいない時はそっから先もしちゃうみたいな」


「まさか!このケダモノめっ!だがお姉ちゃんは嬉しいぞ!」


「えぇい・・・ここの人は思春期真っ盛りばっかか!

ケダモノはどっちだよ全く・・・」


鋳鶴君が呆れている時、門の様な扉を押して誰かが入ってきた


「将軍、今日の会議の予定なんだ・・・が・・・」


眼帯を外したままのいつも通りの軍服を着た

ライアさんがプリントを見ながら話し結さんの方を向いた途端に凍り付いていました

目の前には自分が将軍と崇めている人を押し倒す鋳鶴君が見えている

それも鋳鶴君も結さんも真っ裸です

勿論二人の隣にいる明乃さんもそれによく見ると鋳鶴君の胴を結さんが足を回している


「なっ何をしておるかこのバカ者がっ!

将軍!この様な事を自室でなさるのは駄目・・・というか禁則事項です!

それと鋳鶴!お前は魔王科の体験学習だろうに何をしているんだっ!」


「なんだライア、お前も混ざりたいのか?」


「なっ・・・!将軍!冗談は後にしたください!私は・・・」


ライアさんが叫んだ時だった鋳鶴君は自分の胴が軽くなった様な気がして枕元にいる筈の結さんを見た

しかし結さんは既にそこには居なかった


「私は正直な娘の方が好きだぞ?ん?」


ライアさんの背後に回って上半身を両手で覆っていた


「今晩は可愛がってあげるから我慢しなさい・・・勿論、二人っきりでな・・・?」


耳元で囁く結さんの声を聞いてライアさんの顔は真っ赤に染まっている

結さんの手が徐々にライアさんの胸元に伸びていくそれに気付いたライアさんはその手を振り解いた


「とっ!とりあえず鋳鶴!お前は支度をしてだな・・・特別教室に向かえ!ここの真上の階にあるからな


ちなみに個人授業だぞ?お前に女子を極力近づけてはいけないと将軍が申されていたからな」


そういう事だ早く来るのだぞと言い残しライアさんは結さんを着替えさせて連れて行きました






ーーーー特別教室ーーーー





「う~ん、ここまで来たのはいいけど一体何をするのか・・・」


何が起こるのか今から何をするのか魔王科の誰からも聞いていない鋳鶴君

取り敢えずライアさんに言われた通り特別教室に向かって教室の中央にポツンと置いてある一つだけ用意された椅子に腰掛けていました

鋳鶴君の手には魔王科のパンフレットにも関わらず魔王科でしか配布されていないパンフレットを握っていました

そこには「魔王科は徹底された完璧人間、エリートの育成をしています」と書かれていました

内心鋳鶴君はそんな事してないだろ・・・と言いたくなりましたが堪えてパンフレットを閉じました

その時、1人の女子生徒が扉を勢いよく音を立てて開き何者かが飛び込んできた

ぼけっとしていた鋳鶴君が何か入ってきたか確認するとそれはミンチェさんがいました

たまたま鋳鶴君が見たときはたまたま着地したところなので良かったんですが

先ほどまで素晴らしいほどにスカートがめくれ上がっていました

色ですか?秘密です


「鋳鶴久しぶり!元気だた?」


相変わらずの片言日本語でミンチェさんが鋳鶴君に気さくに話しかけます

鋳鶴君の現状を理解しているのかミンチェさんはなぜここに居るのかを気にしていませんでした


「元気っちゃあ・・・元気ですけど・・・」


「そかそか!それならよかた♪」


鋳鶴君の目の前の教卓の机に座ってミンチェさんは足をぶらぶらさせています

鋳鶴君は何しに来たんだろうと思いながらミンチェさんを見つめていました

しかし幾度と見つめどミンチェさんは足をぶらぶらさせたままその場から動こうとしません


「ねぇ鋳鶴?ここに何しにきたの?」


「いや・・・一応用があるからいいんですけど・・・」


「ここは男子禁制よ!?ばれたらどうするの!?」


声を荒げながらミンチェさんは鋳鶴君に近寄った


「鋳鶴だからいきなり捕まえたりしないけど私がほかの生徒だたらどうなてたことか!」


「いや・・・結姉に言われてここにきて僕は体験入学しようとしてるんだけど・・・」


「ワッツ!?」


ミンチェさんは震えながら自分の頬を抓っている

嬉しいのだろうか自分の指を折りながら何かを数えています


「鋳鶴て女の子だたの!?それは大変!急いで女の子の服着せないと!」


ミンチェさんが鋳鶴君に飛びかかり服を脱がせようと馬乗りしながら今、着用している制服を脱がせようとしています

鋳鶴君も負けじと抵抗しますがミンチェさんはムエタイを習っているので鋳鶴君の力でも引きはがせません


「違う!ミンチェさん!そういう事じゃない!」


「いいや!そういう事でしょ!?私わかるよ!」


鋳鶴君の服を剥ごうとするのをやめないミンチェさん

はたから見たら鋳鶴君が女子高生に襲われているようにしか見えません


「意外と肌白いのね!やっぱり女の子だったんだ!」


「違う!違うー!!!!!」


鋳鶴君のズボンがミンチェさんにより半分脱がされたところで教室の扉が開いた

ミンチェさんで誰かは確認できないが鋳鶴君はただならぬオーラを読み取ったのか抵抗をやめた

ミンチェさんは鋳鶴君のズボンを脱がすことをやめてそのまま固まっている

すると固まったミンチェさんの肩をしなやかな腕が掴んだ


「なぁ・・・?ミンチェ、私の愛弟に何をしているんだ・・・?」


そこにはヤンデレモード全開な結さんがいました

その奥には目を両手で塞いで若干指と指の隙間から覗いてるライアさんが伝える


「ししししし・・・将軍!?いや!これはあ!違うよ!?」


結さんはニッコリとほほ笑んでミンチェさんの首を思いっきり手刀で叩いた

するととんでもない悲鳴を上げてミンチェさんはその場に倒れこんだ

鋳鶴君は心の中でミンチェさんに謝っていた

久しぶりに書いたので若干ブレが生まれているかもしれません・・・

これからもよろしくお願いします!

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