第5話:魔王と4人の作戦会議
ついに主要メンバーがそろった?球技大会までもう少し、三年生初めての学年競技しかしそれは、始業式から10日後・・・そこで赤神<あかがみ>君からの作戦が・・・?
「さぁて・・・あと十日で球技大会か・・・はえぇな、今年は確か・・・」
「野球・・・」
話始めた赤神君に土村君が割り込みます。
「そうか~、野球か・・・最低9人は必要だな・・・俺達が狙うのは優勝だ!その為に作戦
をたてた!」
「桧人!まさルール違グボァ!!!!」
赤神君に殴り跳ばされる鋳鶴<いづる>君、4,5Mは飛びましたね~、さすが不良!
「これはルール違反じゃない!正当な作戦だ!ほら、ルールブックを見てみろ。」
自信満々とルールブックをみんなに見せる赤神君、どんな事が書いてあるのでしょうか?
~第三学年普通科球技大会について~
・競技は野球です。
・大会は5日間行われます。一日一試合、計五回戦となります。
・各クラス9人を男女問わず選出して下さい。
・機材への細工、改造等は決して行わないでください。
・バット、ボール、クラブ、ユニフォームは学校側が当日用意させていただきます。
・金属物検査などを試合前に行わせていただきます。
・乱闘等は両チーム出場停止となりますのでご了承下さい。
注意:バッティンググローブは希望者のみ貸し出しします。
「だ、そうだ。」
「んで?だからどうしたんだ?」
荒神<あらがみ>さんが聞き返します。
「お前等、気づかないのか?このルールブックの抜け穴に。」
「抜け穴?そんなものあるのか?」
三河さん<みかわ>さんは頭に?を浮かべています。
「む・・・!飲み物・・・!」
土村君がハッ!とした顔をします。
「そうだ、飲み物だ!さすがエロフェッショナル!」
「エロは余計・・・」
ポカ~ンとしている三人、思いついてウキウキしている一人、ブツブツ言ってるエロフェッショナル。
「お前等、まだ分からないのか?飲み物に細工するのさ!」
「えっ?でも細工はダメじゃ・・・」
あたふたしている鋳鶴君、それを見てため息をつく赤神君、仕方ねぇな~と言わんばかりのため息です。
「飲み物は機材じゃねぇ!
個人またはクラスで用意する物だ!
それに細工しようと改造しようと!
俺達の自由だろ!!!!!
スポーツドリンク入れようが炭酸飲料入れようが自己責任!
つまりこっちの自由ってこった!!」
卑怯です!下劣です!最低です!彼女持ちとは思えない悪業っぷりです。
土村君もコクコクとうなずきます。
「さぁお前等耳を貸せ!
これから10日間俺含めお前等4人には任務がある!
それを今から伝える、各自耳を貸せ。」
なにやら色々な作戦を思いついた赤神君、さた10日後の球技大会にむけてなにをするのか・・・
「さぁ!後はクラスの連中にも作戦を言い渡す!
実行は今日からか明日からでも良い物もある。それじゃあ各自解散!」
それぞれ五人が任務を言い渡され帰宅していきます。
土村君は荒神さんと帰るらしいです。土村君はとてつもなく嫌がっていますけど、
「ほら!影太<えいた>!行くぞ!」
力強く土村君を連れて行く荒神さん、
そして、我らが主人公、鋳鶴君は三河さんと帰るそうです♪青春ですね~♪
「十日後の前ににもきちんと授業はあるからな!・・・その・・・一緒に帰らないか・・・?」
「一緒に?別にいいけど?たまには二人で帰るのもいいしね。」
別にって!色んな意味で乙女心を理解してほしいと思う、三河さんでした♪
ウチの主人公は鈍感だな~と思う空の声でした~
第5話いかがだったでしょうか?感想いただけたら感激で泣きますww
それではまた次回の六話で~