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優しい魔王の疲れる日々  作者: n
優しい魔王の疲れる日々5
48/94

第44話:魔王とイタリア少年

明乃さんに色んな所をまさぐられた鋳鶴君、

そして風間さんは結さんに啖呵を切った

残された時間はあと2週間!


「はぁ~美味しかった♪」


やけにツヤツヤしている明乃さん

逆に布団で顔を隠している鋳鶴君

二人に何があったのでしょうか


「もう・・・お婿に行けませんよ・・・」


「あら♪

じゃあ私がお婿に貰ってあげましょうか?」


屈託の無い笑みをツヤツヤになった顔で見せる明乃さん

鋳鶴君はそんな明乃さんを見て凍り付いてます

それにしても明乃さんはドSですね・・・

私も虐められた(ry

おっと自重、自重!

しかし何があったのか私にも気になります

とにかく鋳鶴君と明乃さんは真っ裸で同じベットで寝ていた

という事しか知りません


「あの、明乃さん」


「何?」


「僕はいつ此処から出してもらえますか?」


鋳鶴君の質問に明乃さんの目の色が変わった

先ほどまでの優しい笑みと違い

恐ろしく冷たいまるで魔女の様な目をしている

しばらく考え込むと明乃さんの表情が戻った


「分からないわ

でも結の権限っていうのは私も知ってる

貴方をこのまま此処に入れてしまうのも

このまま体育大会に出場させないのも

全部結が決めること

私にとやかく言う権限は無いわ」


「僕を此処から出してください!

僕は体育大会に出なきゃ行けないんです!

このままじゃ結姉がどこかに行ってしまいそうで・・・」


必死に明乃さんに頼み込む鋳鶴君

しかし明乃さんは首を縦に振る訳にはいかなかった


ーーーー結の事を止めたいのなら

貴方は此処に居るべきなのよ・・・

それを分かって・・・望月君ーーーー


「そうね

望月君の態度で結に頼むか決めましょうか♪

でもすぐ解放、とは言えないわ

それにしばらくは此処に居なきゃいけなくなるかも知れないから

今日は1日、望月君には魔王科の見学をしてもらおうと思います

案内の子はもう用意してあるから

大丈夫♪結好きの女の子だったりライアだったりしないから

シャルア君っていう魔王科唯一の男の子に学校案内をしてもらうわ

そこの扉を開けて突き当たりの角を曲がった所に待機させているから

それじゃあまた今夜もよろしくね♪」


そう言うと明乃さんは鋳鶴君の背中を思いっきり押して

廊下に無理矢理出させた

魔王科校舎の説明は要らないと鋳鶴君はしきりに元居た部屋の扉をノックするが返事はまるでない

渋々明乃さんに先ほど言われた突き当たりの角を曲がった所に向かうとそこには


「あっ、君が望月鋳鶴君だね?」


男の子の様な女の子じゃなくて女の子の様な男の子がいました

本来ならば長いだろう髪は綺麗に後ろに束ねられている

金髪のブロンドヘアをしている


「はいっ!

普通科中等部3年、望月鋳鶴です!

魔王科に入る訳ではありませんが案内、お願いします!」


「ははっ♪

はっきり言うね♪

えぇっと僕はイタリア出身の魔王科中等部3年

シャルア・アットレイって言うんだ

お互い男同士よろしくね!」


鋳鶴君は思ってしまった


ーーーー男とは思えないくびれがあるんじゃないか!

と思ってしまいそうな腰つき

長い後ろ髪、男の子なのに良い匂いがするなぁ~・・・

この子本当に男の子か!?

いったいどんな事がおこってんだよぃ!

ここまで美少女がみたいな美男子が居るとは・・・

世界は広いな~・・・下手したら歩よりも凜よりも可愛い・・・

いやいや!男に惚れちゃ駄目だろう!

僕!しっかりしろ僕!

どこの国の人でも好きになるのはいいけど

さすがに男は駄目だろう!落ち着け・・・!落ち着け!ーーーー


おかしくなってしまう一歩前で鋳鶴君は何とか意識を保った

しかし周りが見えていないようです・・・

目がグルグル回っています・・・

皆さんこれが主人公でも許してあげてください

鋳鶴君はまだ中学3年生の思春期まっただ中の男の子なんですから

でも可愛い男の子に反応するなんて・・・ねぇ・・・?


「・・・くん?

望月君!?」


「はっ・・・!

僕は一体!」


シャルア君に声をかけてもらいようやく勝機に戻った鋳鶴君

するとシャルア君は鋳鶴君の手を取って立たせてくれました


「えっ・・・?

あっ・・・ありがとう・・・」


「いいえ♪」


鋳鶴君はシャルア君に手を取られ耳が赤くなっています

この駄目主人公は男の娘もcome on!かもしれません

呆けている鋳鶴君をよそにシャルアさんは手を引いて

鋳鶴君を魔王科施設の案内を始めました


ーーーー魔王科厨房ーーーー


「ここが厨房だよ

魔王科の生徒がかわりばんこで朝、昼、夜作るんだ

僕も料理に自信あるんだよ!望月君も食べてみる?」


シャルア君が腕をまくり胸を張っています

鋳鶴君も料理は作れるのですが彼の押しに負けてしまい

試食する事にしました


「すぐ出来るから少しまっててね!」


シャルア君はエプロンを腰に巻いて包丁を持ち

まな板の上に置かれた食べ物を調理していく

ここで鋳鶴ブレインがとめどなく回転を始める


ーーーーエプロンも似合うなぁ~・・・

シァルアが女の子だったらなぁ~・・・ーーーー


ーーーー望月鋳鶴の危ない妄想ーーーー


とある一件のアパート物件、

そこには幸せな夫婦が暮らしていました


「鋳鶴おかえりっ♪」


なぜかシャルア君ですなぜか呼び捨てですそして裸エプロンです

さらに鋳鶴君なぜかサラリーマンです

さすがにこのままの成績じゃあサラリーマンにもなれないでしょう・・・

それに魔王がサラリーマン・・・無理があるでしょうよ・・・


「ただいまっ!

今日の夕飯は何かなぁ~♪」


サラリーマン鋳鶴君がそう言うと

シャルア君のお顔が真っ赤になってモジモジし始めました

フリフリのエプロンの裾をつかみモジモジしています

これがもし現実でおこる訳が無いのですが

実際に起こったとしたら彼をボコボコにしてやりましょう


「ごっ・・・ご飯がいい・・・?

おっ・・・おおっ・・・お風呂がい~い・・・?

それとも・・・あのっ・・・えっと・・・だから・・・

僕が・・・いい・・・?」


「シャルアで」


まぁ現実がそうなるとも限らずこれは妄想に終わるんですよね

鋳鶴君はふとそう思うと指で床をなぞり始めました

主人公とは思えないあれっぷりです


「望月君?

大丈夫?」


コック帽を被りエプロンをしたシャルア君が鋳鶴君を揺すり起こします

鋳鶴君は我にかえるとシャルア君が作った料理をパクつき始めました


「おっ・・・美味しい!

美味しいよシャルア君!」


「ふふっ♪

気に入って貰えて嬉しいな♪

あっ!シャルアって言いにくいでしょ?

シャルでいいよ♪みんなそう呼んでるから」


「シャル?

それじゃあ男の子っぽく・・・」


「へっ!?

僕は男だけどっ!?」


慌てるシャル君、無理もありません

男と断言しているのに鋳鶴君が男の子っぽくと言うんですから


「そっ!そうだよね!シャルは男だもんねっ!

ごめんごめん!」


鋳鶴君は心の中で思った


怪しいと・・・


ーーーー魔王科体育館ーーーー


「ここは体育館だよ」


シャル君が左手を右に向けるとそこには普通科の体育館よりも大きい体育館が

多分東京ドーム2個分ぐらいですかねって感じの大きさです

大きなドーム状の形をしていて本当に野球をしてるんじゃないかってぐらい大きな体育館です


「ここでは主に運動会とか体育大会

将軍の演説とかファッションショーがあるんだよ

僕は男の子だから観覧席だけどね・・・」


「そんな勿体ないよ!

シャルはこんなに可愛いのに!

男の子でも可愛いんだから出てもいいんじゃない?

それに僕も昔、ファッションショーというか・・・出された事あるんだ・・・

まぁ・・・シャルならばれないんじゃないかな?

男なのにお肌ツヤツヤだし良い匂いするし

可愛いしスタイルいいし・・・」


鋳鶴君・・・どんどん女の子を褒める言葉を使ってますよ・・・

それとは反対にシャル君は顔が赤くなっています

さすがに可愛い男の子は可愛いと言われると照れるのでしょうか

それにしても女の子みたいですこの子が男なんて勿体ない気もします


「望月君・・・

ぼっ僕は男の子だからっ!

はっ早く次行くよ!」


シャル君が動揺すると

鋳鶴君はシャル君を急いで追い掛けた


「まぁ・・・気にする事でもなさそうだな」


そう言うと鋳鶴君は走るのをやめてシャル君が向かった方向へ歩いて向かった



ーーーー望月病院ーーーー


とある某所にあるクリニック

普通の病院と規模は変わらないぐらいいやそれ以上の敷地面積のあるクリニックがありました

そこには1人の鬼のようなお医者さんと3匹の真面目で若いお医者さんがいました

1人は金髪で顔の右側を隠してあきらかにてめぇ医者じゃねぇだろって感じの人

もう1人は鬼のようなお医者さんが大好きで旦那さんと別れてと言うとんでもない人

そして最後の1人は後ろ髪が地面に着きそうなぐらい伸びていて

さらに顔も中々拝めない超弩級恥ずかしがりの可愛い人

そして鬼みたいなというか鬼のお医者さんは今日も3人に押しつけ寝ていました


「押しつけてねぇ・・・」


「は?」


「院長?」


驚く金髪の男性と普通に見えるナース服の上から白衣を着た女性

皆さん覚えていますか?犬塚<いぬづか>さんと里中<さとなか>さんです

蓮さんのお顔が見れていませんが今は二人で仕事をしているそうで

ちなみに今のは雅さんの寝言です決して私にツッコミを入れた訳ではありませんよ?


「しっかし鋳鶴が体育大会それに普通科で決勝だと

院長は知らないと思うが」


カタカタとパソコンを打ちながら里中さんに話しかける犬塚さん

彼は成長しています犬みたいな男子がクールな男性に生まれ変わっています

その事を犬塚さんの口から耳にすると里中さんはため息をついた


「それはそれでいいんだけどねぇ~・・・

今度の鋳鶴君の決勝戦の相手の科は魔王科らしいんだよね~・・・

確か院長の娘さんにいたよよね?6女の結ちゃんだっけ?

実のお姉さんと戦うんでしょ?鋳鶴君きついだろうね~・・・」


里中さんが再びため息をつくと犬塚さんはタバコを付けた

一度煙を吸い口から息を白い煙が院長室の天井にあがった


「仕方ねぇよ

男にはそういう時があんだよ

まぁ鋳鶴は良い奴だ去年も会ったが蓮が投与した血の後遺症もないみたいだし

ああ見えてやる時はやる奴っぽいし気を配る必要もないだろ

それに家族の問題にまで首は突っ込むなよ俺が怒られんだからな

それにうだうだ話してる時間はねぇぞまだ資料の片付け

クリニックの患者の投与薬の再確認、院長への注意書きメモを書くこと」


犬塚さんはタバコを吹かしながら仕事の内容を里中さんに重々説明した

里中さんは聞きたくないのか耳を塞いでいる

犬塚さんが資料を収めているファイルを右手に持つとファイルを

里中さんの頭上に落とそうとした時、隣の資料室の部屋から大量の紙と一緒に

蓮さんがなだれ込んできた


「蓮っ!?大丈夫!?」


あまりの急な出来事に戸惑う里中さん

蓮さんの手を犬塚さんが取ると蓮さんはやっと立ち上がる事が出来ました


「亮・・・ありがとう・・・」


「もう!蓮!

どこ行ってサボってたの!?

まったく!亮みたいになってもしらないよ!?」


「ほぅ・・・

日々お前という使えない同僚を持って苦労している俺をサボリと・・・

なんて奴だ俺はもの凄くやる気を無くしてしまったこれは酷い熱だ

それに胸も苦しい吐き気も酷いこれはあと3日は寝ないと分からない病気だ

よって俺は寝る」


近くにあった毛布つかみソファの上で寝ようとする犬塚さん

それを意地でも止める里中さん

明らかに里中さんが悪いとは思いますが・・・


「そうそう・・・

さっき資料室にいたのはね・・・

この本を読んでいたから・・・」


暴れる二人を見て

蓮さんが小さな手よりも大きな本を手にとって二人に見せました

そこには「桃太郎」と書かれていました

犬塚さんと里中さんはキョトンとしています


「は?桃太郎?」


「どうしたの蓮?

今まで童話なんて読んだ事ないでしょ?

それに昔話も読まないって」


「この前・・・

院内の子供達に読んでって言われたの・・・

だけど私・・・不器用だし・・・それに・・・

童話も日本昔話も一切知らないから・・・

だから資料室で探していたの・・・

読んだら面白くって・・・

いつの間にか一日経ってた・・・

二人が仕事している間に・・・

お話も作ってたの・・・ごめんね・・・

サボリかもしれない・・・亮・・・ぶつなら私をぶって・・・」


「は?ぶつ訳ないだろ

院内の子供達の為に童話を必死に読んで

新しい童話を作ったんだろう?

だったらお前は悪くねぇよ

まぁこいつをぶつ事に変わりはねぇがな」


そう言うと犬塚さんはファイルを再び手に取り

里中さんの頭の上で構えた


「わかった!仕事すればいいんでしょ!

最近院長も冷たいし~・・・

やけくそになってやってあげるわよっ!」


里中さんは犬塚さんの持ったファイルが頭の上に落ちる前に仕事を始めたが

時既に遅し、頭上からファイルがチョップの様に落ちてきました


「んなっ!

痛いでしょ!どうして亮は分からないかな!


「でも・・・

まだ出来てない・・・

まだ書いてていい・・・?

ちゃんとお仕事するから・・・

ね・・・?お願い・・・」


蓮さんの顔は見えず表情は伺えないが

二人は顔を見合わせうんと頷いた


「分かったよ

お前の分も仕事しとくから

子供のためにも描いてやれ」


「むぅ~・・・

私もそっちがいいけど仕方ないから

普通に仕事をする~!

絵へたくそだしね~・・・

それでどんなお話なの?」


「桃から産まれた・・・」


「「桃から産まれた?」」


「鶴太郎・・・」


二人は一瞬凍り付くとまるで何事も無かった様に再び仕事を始めた

なぜなら蓮さんは口数は少ないが決断力は強く

一度言った事は実行するし自分の意志は曲げないタイプだから

しかし二人は分かっていた絶対に彼が主人公だと言う事を

蓮さんが資料室の戸を閉め再び作業を始めると二人は顔を見合わせた


「あれって・・・鋳鶴の事か」


「それ以外無いでしょ・・・

でもさ・・・そう決まったとしたら

鬼は院長・・・?」


「だろうな」


二人は不安を抱えながら再び仕事を黙々と始めた


ーーーー魔王科施設ーーーー


「此処は温泉なんだ

一応男湯もあるけど入るのは僕だけなんだ」


「ちょっと待って・・・

非常に外から見えない・・・?」


確かに鋳鶴君の眼前には大きな温泉施設があった

それに天井が無い、こ温泉施設の近くには崖がある

それ故に丸見えお風呂に入っているのは女の子ばかり

鋳鶴君的な意味で言うとそこは楽園

汚れを知らない女の子達がそこでキャッキャッと仲よしこよしにお風呂に入っている

そんな光景を見た鋳鶴君は気が気じゃ無かった

そして鋳鶴君は思いっきり目を見開いた

この景色を普通科に帰った時、あの男に全てを伝えるため

鋳鶴君は思う存分その絶景を目に焼き付けた


「あっそうだ!

此処は魔王科へ入る許可証が無いと入れないんだ

それに上空には屈折がかかるレーザーで此処は更地に見えるしね

この前侵入者がいたとかで一度入浴禁止になっちゃったんだ

ホントに迷惑だよね!女の子達の気も知らないで」


シャル君はほっぺを膨らませて怒りをあらわにしている

可愛い光景だが鋳鶴君は恐ろしい事とある事に気づく


ーーーーレーザー!?

屈折で見えない事は分かった・・・

でもこの前、影太が言ってたな


「魔王科は信じられない・・・

俺が・・・盗さ・・・じゃなく調査に失敗するなど・・・

これはゆゆしき事態だ・・・もっと修行せねば・・・!」


影太でも覗けないという事はただの光彩レーザーでは無いね・・・

これは覗きは大変だカメラが無いのを死ぬほど悔やみたい・・・ーーーー


「そういえば男湯は望月君が入りたい時間帯に開けておくね♪

将軍も望月君が入るなら許してくれそうだし

それじゃあまた後でね♪

二人で頑張ろう!一緒にね♪」


「えっ?

あっ!そうだ!シャル!今日一緒にお風呂入ろうよ!

僕たちいい友達になれそうだしね」


「えっ!?

だっ大丈夫だよ!

それに僕は部活があるから遅くなりそうだし

せっかくのお誘い断っちゃってごめんね!

今度っ!今度入ろうね!」


鋳鶴君がそう言うと

シャル君は何かを嫌うかの様に鋳鶴君と入浴するのを断った

二人はその後、シャル君はシャル君の寮へ鋳鶴君は会長室の隣の部み帰路を辿った


ーーーー魔王科会長室隣室ーーーー


「あらお帰りなさい」


そこでは明乃さんが眼鏡をかけて椅子に座って本を読んでいた

途中で入って鋳鶴君は申し訳ない気持ちになったのだが

明乃さんが気にするなと言うので折れてしまった


「シャルア君の案内はどうだったかしら?

此処については分かった?」


大きなデカメロンを引っさげ鋳鶴君に寄る明乃さん

そしりゃあもう信じられないぐらいの大きさのデカメロンを

目の前でゆっさゆっさ揺らして鋳鶴君は何度も見ているのに

目が充血してしまっています


「はっはいっ!

とても伝統がある所だとおっ!思いましたっ!」


「その様子だと女湯でも見たのかしら♪」


「えっ!それはそのっ!」


「まぁ別に見て減る物じゃないわ♪

望月君なら許してあげるわ♪」


「ほっ!本当ですかっ!?」


「ライアに殺されてもいいのならね♪」


「そっそれは嫌です・・・」


鋳鶴君はライアさんの名前を聞くと鋳鶴君が凍り付いた

明乃さんは凍り付いた鋳鶴君を見て笑みを零している


「あっ!そうそう!

もうすぐ男湯は沸く時間だから

行ってきなさいな♪魔王科の温泉は一回入ったらはまっちゃうから

あと持って行く物は特にないわ

シャンプー、タオル、桶は完全配備だから

安心して・・・入ってきてね♪」


「はっはい・・・」


明乃さんは妖しい笑みを浮かべると

鋳鶴君を急いで部屋から出しあろ準備を始めた


「さて・・・

私も男湯行ってみましょうか♪

結も来るわよね?

でも遅れて入ってきた方がいいかも

ちょっとイチャイチャさせてね」


明乃さんがそう言うと隣の部屋の隠し扉が開き

結さんが顔をだした

それもタオル一枚で


「たまには裸の付き合いも必要だろう

それに私も入りたいしな!

鋳鶴とは話さねばいけない事が沢山ある」


明乃さんが先ほどまで着ていた服を一枚一枚脱ぐと

結さんは魔法陣を発動した

二人は魔法陣の上に乗ると脱ぎ捨てた服だけを残し

大浴場に向かった



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