表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
優しい魔王の疲れる日々  作者: n
優しい魔王と疲れる日々3
25/94

第24話:魔王と体育大会

体育大会


それは青春の汗がながれ・・・

生徒達がしのぎを削り仲間達との友情を深めていく学校の行事・・・

でも・・・陽明学園の今年の体育大会はというと・・・・


               戦争なのです





先週の会議が終わり始業式から約1ヶ月半・・・各科対抗の

陽明学園最大級のイベント体育大会の日がやってまいりました!


「やっと体育大会の日が来た・・・」


「長かったな~・・・

でもやっぱめんどくせぇわ・・・姉貴来てるし・・・」


何かと挙動不審な城屋さん、その視線の先には車椅子に乗ったとっても綺麗なお姉さんが手を振りながら

普通科チームに笑顔をふりまいてます


「誠~!ガンバってね~!普通科ファイト~!」


ニコッとした笑顔をふりまく城屋さんのお姉さんの瑞希さんメチャクチャべっぴんさんです・・・

普通科の男子勢は城屋さん以外が瑞希さんをみちゃっています


「あの馬鹿・・・トラウマとか気にしねぇのかっ・・・たくよ・・・」


「城やんのお姉さん素敵だよね~・・・

僕が貰ってもいいかな!?いいよね!?いいよね!?」


城屋さんはお姉さんの心配をしていますしかしその横から馬鹿が口を出します

各科の生徒の入場が終わり体育大会の選手宣誓、校長先生のお話・・・

今日は学園長先生の挨拶もあるそうです


「次は学園長先生のお話です」


放送のアナウンスが入り場が静かになります


親御さん達や出場生徒の関係者も静まりかえります。

校舎の奥の祭壇から銀色の服をふわりと揺らしながら学園長は現れました


「あんな若い方が学園長!?」


「あれが!?嘘だろ!?少女じゃないか!」


みなさんが驚くのも無理はありませんなにせ祭壇の↑には背の低い少女が立って今話をしようとしているのですから


「皆さんご機嫌よう♪

本日はお忙しい中よくご持参いただきました

本年の体育大会は各科で行われる戦争です見苦しい所や残酷な所もあるやもしれません・・・

しかし本校には望月名医と高橋名医も居られますので・・・

ご安心してご見物下さい私からの話は以上です」


挨拶が終わり観衆に背を向ける学園長後ろ姿は神々しいですしかし・・・


「アンリエッタ?雅の息子は居たのでしょうか・・・?」


「居ました・・・しかとこの目で・・・」


彼女の隣に居る美少女にも見えかねない美少年執事が視認結果を言う


「魔王紋かなにかはついていましたか?」


「それらしきものは・・・

しかし・・・学生服などで調べられない事もありますので・・・」


ため息を吐く学園長


「そう・・・見れなかったのね・・・服を脱がすか何かしないと・・・

それか彼に自分は魔王だと言わせる手もありますもの・・・

彼が覚醒してさえくれれば・・・分かりますもの・・・」


冷徹に冷たくなっていく声そして彼女は口を開き執事を驚かせた・・・


「彼が覚醒すれば・・・世界の敵となる前に抹殺できますもの・・・♪」




ーーーー普通科本陣ーーーー




「さぁて!めんどくせぇ話は終わったぁ!

後は・・・勝つだけか?」


拳を振り上げやる気満々の城屋さんその自信ありげの答えに風間さんが頷く


「でもねぇ?勝つことが難しいかもしれないよ~?

相手は機械科だし・・・こっちは普通科だからね~・・・

まぁ・・・戦争といっても死ぬことは無いし血とかは多分でないかな~・・・

それなりには出るかもしれないけどね~?

まぁこの9人で勝っていこう!

目標は一回戦突破で良いかな?」


そんな緩くはきはきとした会長の声を聞き安心した様子の8人

たまにはこの人も働くんですねぇ~・・・

会長の問いに対し円陣が組まれ

普通科9人の叫び声があがりました




ーーーー機械科本陣ーーーー




「さぁて!こちらは女子4人と機械一機でありますよぉ!

相手は優しい男の子が多いとかという噂があるであります!

でも油断してはいけないでありますよぉ!」


やったるぞー!

的な雰囲気バリバリの機械科会長の金城さん、


「頑張り・・・ます・・・・」


不安げに話す背の高い髪の長い女性


「あたしに任せなさい!お姉ちゃんも江も!私が守ってあげるからさ!」


自信満々に拳を振り上げる機械科中等部の服を着て両手には芳賀と刺繍の付いているグローブをつけた少女


「私だって・・・守られてばかりじゃないんだから!

茶々お姉ちゃんや初姉にいつまでも甘えて居てられないもん!」


二人の姉を尊敬しながらその背を負うドリル髪を結った少女


「さて!行くでありますか!金城沙耶!行きまーす!」


「芳賀三姉妹いきます!」


こうして体育大会の幕が切って落とされたのであった・・・


すいません!かなり更新が遅くなってしまい申し訳ありません・・・

しかぁし!受験生なのでそこはどうか・・・

感想等お待ちしております~・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ