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優しい魔王の疲れる日々  作者: n
優しい魔王の疲れる日々2
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第18話:魔王と城屋さんの過去と2年前に起きた抗争

魔法科の超美人で生徒会長の虹野瀬<にじのせ>さんに魔法科の秘密の花園で出会った鋳鶴君、気分は有頂天しかし?

今日は5時間授業だったので今日の授業は終わってしまい清掃時間しかし・・・



チャイムがなり清掃時間、鋳鶴<いづる>君は早速先生に授業をサボった事がばれ

白鳥先生にめちゃめちゃに怒られています。


「もう!先生心配したんですからね!?もう・・・

体育大会の為とか言って、先生の授業さぼろうとしたんじゃないの~?」


ちなみに白鳥先生は英語と理科の先生をしています。

先生としても普通科の皆さんにとっても憧れの的であり仲裁役であったりいいお姉さんでもあるんです。

しかし・・・白鳥先生の場合同姓はいいのですが・・・

彼女のまぁ・・・巷でいうモデルさん並のルックスと抜群のスタイルなので男子は基本イチコロです。

特にお説教の時、先生は相手に寄ってお説教をするのではち切れんばかり上半身のモノ二つが生徒の前にいくのです・・・普通の男の子で緊張すれば鋳鶴君はさらに緊張しますし、

土村君なんて全身から血を吹き出し死ぬでしょう。


「いやっ・・・その・・・さぼりたかったというか・・・

忙しかったというか・・・」


顔が真っ赤な鋳鶴君、そりゃそうですよ・・・鋳鶴君だって男の子なんですから!


「もう!先生は怒っているんですからね!

私は宿題や忘れ物してもあまり怒らないけど、サボるのだけは許さないんだから!

ど・う・し・て・サボったの!?」


「体育・・・体育大会の打ち合わせというか僕は僕なりの体育大会任務というか・・・

押しつけられたというか・・・義務というか・・・だからその・・・」


「何か理由があるんだったら先生聞くけど・・・?」


「体育大会の最後のメンバー収集に行ってて・・・

城や・・・城屋誠さんに会ってきて・・・勧誘を・・・てか近い・・・胸が・・・」


先生の胸と顔が鋳鶴君の前にあります。先生はその名を聞いて顔を青ざめました・・・


「城屋誠君に会ったの!?超問題児なのよ!?

よく無事で・・・でも彼は戦力になるわ!

私の防御魔法陣を異能で破ったのよ・・・

普通科に異能力者が居るなんて思わなかったし・・・

私も歳かなぁ・・・それとも恋とかしてないからかな~・・・」


「そっそうでしょうか・・・

でも城やんと僕は一応親友ですし・・・」


「親友なの!?喧嘩しないほうがいいわ・・・

親友だとしても怒らせたら大変よ?

彼は普通科最強でもあるけど他科でも彼に喧嘩勝そうなのは会長クラスだけだし・・・

先生は基本生徒に攻撃は厳禁だし・・・あと、城屋君の能力を教えてあげるわ・・・」


ゴクリとのどを鳴らす鋳鶴君、緊張がはしります・・・

彼も城屋さんに異能があったことは知りません、

それに彼は普通科、異能があるのなら他科へ行っています。

そして、先生が眼鏡を中指で上げ直し・・・その重い口を開きました。


「「鬼」よ・・・」


「鬼・・・?」


皆さんは鬼をご存じだろうか・・・

はいあのツノの生えた赤と青とか虎のパンツとかはくひとです。

語尾にだっちゃなどつける鬼も居るとか居ないとか・・・

しかし普通の鬼なら金棒に鬼のパンツそれに角や赤い肌など・・・

しかし城屋さんにそのものは何一つついちゃいません。


「そうでも本物の鬼じゃないわよ?

鬼みたいに見えるけれど、筋肉が膨張したり鬼の様な魔術みたいなのを使えるのよ」


「でも魔法科じゃないのはなぜなんですか!?」


「それは・・・彼が魔法科で暴れすぎて魔法科から普通科に追い出されちゃったからよ・・・」


「どうして?魔法科には異能を持った人が沢山居て、

その人達を管理してるんじゃないんですか!?」


「けれど・・・彼はそれでも抱えきれない問題を起こしたのよ・・・

色んな意味でね・・・勿論授業態度も悪かったし・・・喧嘩もしたわ・・・

でもね・・・一番の事件は貴方達も聞いたこともあると思うけれど・・・

あなた達今の何処の科でも中学1年生の頃に入る頃に起きた色んな意味で学園抗争・・・

第一次魔法科学園内抗争・・・」


「僕らが一年の時・・・」


一年の時・・・鋳鶴君は思い出す・・・城屋さんを止めれなかった自分が居て・・・

魔王と自ら名乗っていたあの頃、大切な物を失って自分も抗争を起こしかけたあの頃、


「彼にはお姉さんが居るの・・・でも事件は起きてしまった・・・

体育大会があるでしょう・・・?あれでね・・・

城屋君のお姉さんが不慮の事故で足を失ったの魔法科生徒がね・・・

勝つためにお姉さんもろとも校舎と相手を今では禁止されている禁忌魔法の一種で吹き飛ばしたの・・・

それからね・・・戦争が起きたのは・・・それで城屋君は激昂し・・・

その魔法科生徒とその場に居た魔法科の大会参加者、止めに入った先生、

勿論私は止めたけど軽傷で済んだ・・・私だけは・・・」


「先生だけ・・・?その場に居た他の人は・・・?」


「全員骨折やら・・・それ以上の怪我やら・・・禁忌魔法を使った生徒は・・・

半殺しよ・・・終わった頃には身元もつかないぐらい・・・

顔が腫れていて・・・首から上の骨と骨髄以外は粉砕骨折、または複雑骨折・・・

酷かったわ・・・戦争よ・・・彼が今でも鬼神と呼ばれているのはのはそれね・・・

あれは人じゃない・・・自我の無い怪物・・・

彼の従兄弟が居なかったら・・・私も此処にいなかったかも・・・資料室にビデオがあるわ・・・」


「え~、普通科の体育大会代表生徒9名は生徒会室に来るように~以上会長からでした~」


駄眼鏡の臨時放送が入る、相変わらず空気よめませんね~・・・


「資料室に行って・・・望月君には見る義務がある・・・

見てあげて・・・風間君には伝えておくから・・・行っておいで」


「はい・・・」


先生は教室からの電話で生徒会室に連絡をする・・・

鋳鶴君には資料を見てもらわなくてはならない・・・暴走した異能者というものを・・・


僕は見なくてはいけないのか・・・?見なければならないのか・・・?

自分の親友の見られたくない所と思われる所を・・・

罪悪感しか彼の周りを廻らない、ただただ罪悪感、

隠しきれない嫌悪親友の秘密・・・

彼は言いたくないであろう秘密・・・




そして望月鋳鶴は・・・立ち止まった・・・


第18話如何だったでしょうか・・・相変わらず自分は未熟と思うばかりです・・・やっぱり楽しんでいただけるような物をもっといっぱい書いていきたいです!次回はすぐ更新したいと思います!でわでわ~・・・

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