第17話:魔王と魔法科生徒会長、虹野瀬縒佳
城屋さんを仲間に加え、普通科の敷地内に戻ろうとする鋳鶴<いづる>君、その帰り道の途中いつもの道には居ないはずの人が・・・
城屋さんをメンバーに加えて、任務を果たした鋳鶴君、
今は5時間目の途中だというのに歩いて教室に帰っている途中です
。いつも通る訳ではない道しかし校内なので彼にはどう普通科の校舎まで行けばいいかは分かっています。
「5時間目か~・・・うわぁ・・・英語かぁ・・・さぼろうかな~・・・
体育大会の用事で遅れましたって言えばいいしな」
鋳鶴君ゲスモードに入ってしまいました。このうえなくゲスです。
中学生でそんな事を思いつくなんて・・・親の顔が見てみたいですねぇ・・・
トボトボ歩く鋳鶴君色んな事を思い出しながら帰ります。過去の事や今日起きたこと
、色んな人との出会いや様々なまぁ・・・
不幸な事を思い出しながら色んな意味で自分が可哀想と思い始める鋳鶴君、
しばらく歩いているとそこには・・・・
綺麗な花園がありました。
美しい・・・それでは足りない、美しいを陵駕した美麗、
こんな美麗な花園は鋳鶴君はみたことありません、すると・・・
園の丁度中心でお茶をしている貴婦人の様な女性を見つけました。
「あら?こんな所に生徒がごきげんよう」
そこにはびっくりするほど綺麗でお人形さんみたいな女性が居ました。
「こっ、こんにちは!」
「どちらの生徒さん?ここは魔法科の敷地内よ?」
「すっすいません・・・ちょっと急いでて・・・」
「あら、それでは伝えておかないと・・・
お友達の皆さんや先生方が心配してらっしゃると思いますし、
お名前と何科かとあと何年何組かを教えてくださる?」
「普通科中等部3年1組の望月鋳鶴です!」
「望月鋳鶴、良い名前ね♪親御さんがよく考えたんでしょうね」
「えぇ・・・まぁ・・・はい・・・」
びびってます!鋳鶴君びびってます!こんな綺麗なお姉さん見たことが無いのでしょう・・・
かなりのびびり様です。
「あっ!私は虹野瀬縒佳<にじのせよりか>魔法科高等部2年で生徒会長をしています
以後お見知りおきを、貴方は体育大会に出るのかしら?」
「教えるわけにはいきませんよ!対決してからのお楽しみですし、それに駄眼・・・
じゃなかった!会長さんに口止めされてますし!」
「そう♪貴方も出るのね。
だって知っているということは出ることじゃない♪」
「あぁー!言っちゃった・・・僕って馬鹿だなぁ・・・」
「自分を責めないで、教える会長が悪いもの」
「そうですよね!そうです!」
駄眼鏡に押しつける鋳鶴君、何気に酷いです。
「僕はそろそろ行きます。また今度!では!」
普通科の敷地内にまで走っていく鋳鶴君それを後ろから見る虹野瀬さん、
妖しい笑みを浮かべニッコリと微笑む、その彼の走りを見ている女性はその少年に向かって囁いた・・・
「彼が・・・魔王なのね・・・
面白そうな子じゃない・・・私の楽しみが増えたわ、
それに・・・私の使いや下僕にも使えそうね・・・
魔王だなんて・・・面白い怪奇じゃない・・・
私そういうのだ~い好き・・・」
彼には一言も聞こえていない
不適な笑みを浮かべる女性・・・
高校生離れした身体、顔、性格、彼女は怪奇現象や奇妙な事が大好き、
それは彼女自体が怪奇だから・・・彼女は・・・
「魔王を手に入れるのは私でしてよ?貴方には勿体ない」
口を挟む女性、それに答える怪奇
「私は何だって手に入れるわ・・・
貴方も私の部下じゃない・・・
貴方の怪奇は私のモノ私の怪奇は私のモノだって私は小さく重い器の女なのよ・・・?
自分に起こりうる怪奇だけじゃ満足出来ないわ・・・
魔法科にももう飽きてしまったし・・・」
「貴方も私も教師クラスですしね・・・
貴方が私より年下なのが腹立たしいですけどでも現時点では貴方が会長な訳だし・・・
貴方に任せるわ・・・でも私は貴方と同意見よ?」
「何が?私と貴方の同意見なのかしら?」
「3つあるわね・・・
1つめはお互いが一番魔法科で偉いという事を自負している事、
2つ、私も貴方もここ「魔法科}にうんざりしている事、」
「3つ目は何かしら?早く言って欲しいのだけれど?」
「どちらも魔王を必要としている事・・・」
「結局取り込もうという事・・・
でも・・・過激な事は出来ませんわ・・・私お嬢様ですし・・・
ランキングにヒビは入れれませんわ♪でわご機嫌よう♪」
「ランキングねぇ・・・私は2位くらいだったかしら・・
ぁ・・・寿よりは上だから満足するとしましょう・・・」
第17話!出来ました・・。学園長・・・そろそろ出したい・・・しかし受験生なもので時間が無い!一応虹野瀬さんは超美人ってことで!詳細に表現できなくてすいません!次回は時間があれば書きます!感想等あればよろしくお願いしまっす!