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優しい魔王の疲れる日々  作者: n
優しい魔王の疲れる日々2
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第11話:魔王と居残りと陽明学園密会・・・?

授業も終わり帰るぞ~ムードだった我らが主人公、望月鋳鶴<もちづきいづる>君しかし、クラスの担任の白鳥<しらとり>先生に教室に残されてしまいます。

その頃、陽明学園某所では、各科の会長達の密会が行われようとしていました。

チャイムが鳴り今日の学校の授業が全て終わりました。もう帰るぞ~ムードの皆さん、

赤神<あかがみ>君が鋳鶴君と土村<つちむら>君を一緒に帰ろうと誘おうと声をかけます。


「鋳鶴~影太~帰るぞ~?」


「・・・今日は荒神<あらがみ>に誘われてしまった・・・死ぬかもしれない・・・」


「ごめん桧人<かいと>!先生に教室に残れって言われちゃってさ~・・・ごめん!」


「二人とも無理か、一人で帰るとするか」


二人の用事などを聞きその場を立ち去ろうとする赤神君、その時!6組から猛スピード走ってくる何かを目にしました。するとその何かは赤神君の前に止まりました。


「桧人~♪一緒に帰ろ♪」


そこに居たのは6組の赤神君の彼女さんの鈴村<すずむら>さんが居ました。


「何でお前と帰らなきゃいけねぇんだよ!お前等!?違う!これはだな!?」


焦る赤神君一部始終を皆さんに見られてしまいました。


「赤神ぃ~・・・てめぇ~・・・リア充しやがってぇ~・・・」


1組の非リア充男軍団+鋳鶴君と土村君が赤神君を殺気で満ちた目だ見ています。

すると詠歌さんはそんな皆さんの前で・・・


「桧人・・・ぎゅうってして・・・」


爆弾を投下しました。確実に核弾頭の域を超えた爆弾が落下しました。

それを見て刃物やらカッターやらほうきなどを構える非リア充諸君、


「詠歌<えいか>!俺から離れろ!頼む!離れてくれ!離れてくださいっ!」


「桧人お願い・・・あの日の続き・・・して・・・」


まるで子犬の様な甘えた声を出す鈴村さん、

この現場を見て黙ってる1組の男は誰もいません。


「赤神を殺せぇぇぇぇぇぇっ!骨、いや!細胞も残すな!とにかく殺す事だけを考えろ!」


「ちぃぃぃぃぃっ!どいつもこいつも!俺は無実だ!何もしてない!」


猛反論する赤神君、そこに鈴村さん横槍が飛んできました。


「桧人が・・・したいって言ったから・・・」


猛ダッシュ!1人のリア充が今猛ダッシュしました。


「お前等ぁっ!あの野郎を許すなぁぁぁぁ!全軍突撃ぃ!」


「桧人はやっぱ面白いや♪望月君、居残りガンバってね~♪」


ニコッと笑う鈴村さん、嘘だったみたいです。

鈴村さんが桧人君を追い走り去っていきました。そうして今、教室には鋳鶴君と土村君しか居なくなってしまいました。


「影太~?帰るぞ~?望月は居残りか?

ご苦労なこった・・・まぁがんばれ!行くぞ影太!」


スケバン少女の荒神さん、掃除のおさぼりから帰って来ました。影太くんは鞄を持って、


「・・・鋳鶴・・・頑張れ・・・!」


と、友達らしい事を言ってくれました。

なにかと心配してくれている二人のそんな優しさに鋳鶴君もこれからどんな居残りが待っていようとも乗り越えていけそう!という雰囲気です。

すると、担任の白鳥先生が入ってきました。

相変わらずの白衣です!ナースっぽいです!一応理科の先生ですからね!


「望月君・・・先生はほんとの事を言ってほしいんだけれど・・・

言いたくなかったら答えなくていいからね・・・?」


重苦しく会話をはじめる白鳥先生、鋳鶴君の心の中に緊張が生まれます。


「何ですか・・・?基本的に答えられる事は答えますけど・・・」


「あのね・・・先生は望月君の事を大好きよ?もっ!勿論先生としてね!?球技大会も真面目にやってくれたし、掃除やゴミ捨てとかもキチンとしてるし・・・でもね・・・魔王科の子と喧嘩とかしてない・・・・?」


おずおずと聞く先生、しかし鋳鶴君はキッパリと・・・


「あっ・・・えぇっと・・・あれは喧嘩ですかね・・・?はは・・・」


言えませんでした。


「でも喧嘩なんかしていません!これは本当です!」


キッパリと言う鋳鶴君、その答に先生は涙ぐみながら・・・


「よかったぁ・・・先生心配してたの・・・

そういう噂をきいたから・・・よかったぁ・・・」


ーーーーブハァ!先生!上着はだけてる!言わなきゃ!言わなきゃ!ーーーー


思春期ですね~・・・先生はまだ22歳なのでピチピチなボディーが目の前にあります。

鋳鶴君は色んな意味でKO寸前です。


「先生まだお仕事あるからじゃあまた明日、さようなら♪」


「はぁ~やっと帰れる~・・・」


ため息をつく鋳鶴君!彼の一日はまだ長いのです!



ーーーーーーーー陽明学園某所ーーーーーーーー


「さて・・・そろそろはじめる?」


「風間<かざま>が来てないようだが?」


風間さんは前にでた普通科の駄眼鏡会長です。


「では私が変わりにやろう・・・出席をとるぞ・・・機械科、金城沙耶<かねしろさや>」


「はいであります!」


「魔法科、虹野瀬縒佳<にじのせよりか>」


「ここに居るじゃない・・・」


「銃器科、月野蛍<つきのほたる>」


「なんだい?」


「科学科、朝倉藍子<あさくらあいこ>」


「はぁ~い♪」


「やっときたか・・・普通科、風間一平<かざまかずひら>」


「いや~♪遅れてすいません~♪」


「そして私、魔王科、望月結だ。それでは会議を始める」


ついに始まる会議しかしこの駄眼鏡・・・

完璧に場違いです。こうして長いようで短い会議が始まったのです。





今回は会長集合会にしました次回は、会長達の会議の内容になると思います。。多分・・・・

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