第10話:魔王と陽明学園普通科生徒会長
ついに!主人公兼魔王の望月鋳鶴<もちづきいづる>君の通う陽明学園普通科のボス!いえ生徒会長が鋳鶴君に会いに来ました・・・はてさてなにが起こる事やら・・・
ーーーー普通科生徒会室ーーーー
「嫌だ!嫌だったら!僕は会いに行かないよ!?
絶対行かないしめんどくさい!会長命令で他の生徒に接触させてよ!」
椅子に居座ったまま離れない人が居ます。あの駄々こねながら暴れているのは我らが、陽明学園普通科
生徒会長 風間一平<かざまかずひら>君です。女ったらし眼鏡!オタク兼生徒会長と駄目駄目で残念な人です。
「あなたは会長でしょうが!少しは側近である私の身にもなって下さいよ!
誰が学園長にあなたの駄目っぷりを教えてあげてるんです!?
学園長もガッカリされていましたよ!昔は良い子だったって!」
「雛罌粟<ひなげし>!僕はね!?駄目を演出してるんだよ~♪普通に駄目な人間おぼふぉぉぉぉぉぉ!!!」
跳んでいく駄目会長それを蹴り飛ばし椅子から降ろしたこの方は、雛罌粟涼子<ひなげしりょうこ>さん、眼鏡っ娘で普段はクールで売っています。駄眼鏡の側近で毎日苦労しているそうです。
「行ってくださいね・・・普通の事ですよ・・・?普通の!!!!」
「分かった!行く!行くよ!行けば良いんでしょ!・・・・・・
そんなに怒るから小じわとか出来かけてるんだよぉい!」
「何ですか♪誰のせいでそういう事気にしているか分かってますか♪」
もう一辺言ってみろやオーラの出てる雛罌粟さん恐ろしく怖いです。
そして昼放課、普通科の皆さんの大移動が始まりました。
「会長、望月君が1人になった所をかっさらってください。」
「はいはい・・・えぇ~っと・・・へぇ~あれが魔王か~・・・・っ!?彼女と飯か!?リア充爆発しろ!」
なんという負け犬台詞でしょうか色んな意味で哀れです。鋳鶴君は三河<みかわ>さんと相変わらずリア充しています♪うらやましったらありゃしない・・・
「いっ!鋳鶴!きっ!今日はべっ!弁当を作ってきてやったぞ!?感謝するがいい!」
照れ隠しが旨くいってない三河さん、完璧に浮いちゃってます。
「ありがとね歩♪今日はお弁当自分のだけ作るの忘れちゃってさ~・・・助かるよ~・・・」
やった~!という感じの鋳鶴君幸せそうな顔をしています。
よっぽどお腹が空いていたのでしょう、もう食べ始めちゃってます。
「いっ!鋳鶴!口をあっ!開けろ!あっ~あーん・・・あれ・・・?」
一瞬で自分の視界から鋳鶴君とお箸で持っていた卵焼きが消えてしまった事に動揺を隠せない三河さん、1人寂しくお弁当を口にします。
そんな消えた卵焼きと鋳鶴君の行方は・・・・・・・・駄眼鏡の隣に居ました。
「君が鋳鶴君?中等部の生徒にしては大きいね~177cmぐらいかな?」
まじまじと鋳鶴君の観察をする風間さんちょっとキモイです。あ、言っちゃった。
「あなたは・・・?バッチで見たら普通科の方ですけど・・・」
おどおどする鋳鶴君、さすがの鋳鶴君も動揺を隠せない様子。
「よくぞ聞いてくれた!僕はこの陽明学園普通科高等部生徒会長!風間一平であーる!」
決まった・・・という感じの駄眼鏡さん、鋳鶴君の口がポカーンと開いています。
「えぇっと・・・まず僕が質問するから答えてね?嫌なのがあったら答えなくてもいいから」
「えっ?あっはい」
「1、君は魔王ですか?」
「魔王じゃないですし魔王になる気なんかさらさらありません」
「2、体育大会には出たい?」
「出たいです!是非とも!普通科に貢献したいです!」
「最後!3!あの女の子は彼女!?」
「あれはただの幼なじみです!なんでですか!?」
あたふたする鋳鶴君若干顔が赤くなってます。
「うん♪それだけこの3つが聞きたかった。今日はこれでおいとまするよ♪まったね~」
帰っていく駄眼鏡さん、ポカーンとする鋳鶴君、
なぜですかって?普通科の人間、会長といっても空に浮くのですから、そして
ー生徒会室ー
「ですからそういう事と・・・まだ魔王でないという事は、覚醒無し一般人という事ですね?
はい分かりました了解です。」
駄眼鏡からの通信と切る雛罌粟さんまだやる事は残っています。今日も大変です。
「まだ、まだ魔王でないという事はあっている・・・
体育大会で何か起こるかもしれませんね・・・」
繭をしかめる雛罌粟さん、そんなに睨むと小じわが小じわがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
そんな事はさておき、怒った三河さんをなんとか授業中にでも上機嫌にさせようとする鋳鶴君・・・
見苦しいですね~・・・
そして放課後、陽明学園のどこかで会議が開かれました。
第10話いかがだったでしょうか!次回は各科の会長さんが出る!かもしれません!ではまた次回で~感想など頂けたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
発狂します!